器・工芸

トルコ至宝展/うつわベーシック 碗と椀/Bunkamura Gallery Selection/米田知子「アルべール・カミュとの対話」/国立新美術館のデザイナーズチェア

トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美
http://www.nact.jp/exhibition_special/2019/turkey2019/
国立新美術館
3/20-5/20
 
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トルコ イスタンブールにあるトプカプ宮殿のお宝が来ています、と言う展覧会。その実は、なんとチューリップ展でした!いや、もちろんトルコ石やダイヤモンドなどの宝石が眩い装飾具なども沢山あります。
 
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オスマン帝国の皇帝の住処であるトプカプ宮殿。宮殿内にあったハーレムは有名です。奴隷として連れて来られたトプカプ宮殿内にあった女性を集めたエリアです。その女性たちも運よく皇帝の寵愛を受け皇子を産めば待遇が良くなるのですね。
  
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その宮殿にはあちこちにチューリップをモチーフにした装飾があります。この花はトルコ語で表現される4文字の綴りがアッラーの並び替えになることより、とても崇められていたそうです。最後にあった日本との交流ゾーンも面白いです。
 
 
 
うつわベーシック 碗と椀
http://www.nact.jp/information/museumshop/gallery/utsuwabasic/
SFT GALLERY
3/13-5/13
 
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16名の作家さんのつくる茶碗(椀)の展示。購買も可能です。小野哲平さんの茶碗があり、現在、私も使っているのもあってかこの風合い好きだなぁと改めて思いました。
 
 
 
Bunkamura Gallery Selection
https://www.bunkamura.co.jp/gallery/exhibition/190417selection.html
Bunkamura Gallery
4/17-4/24
 
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出展アーティスト:大矢加奈子 奥澤華 経塚真代 ZUCK 長友由紀 西浦裕太 伏黒歩 丸山純子 水田典寿 渡邉知樹。
 
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以前BankARTでも見た丸山純子さんのレジ袋の花がありました。ただ、この作品、見る場所でだいぶイメージ変わりますね。
 
 
 
米田知子「アルべール・カミュとの対話」
http://shugoarts.com/news/8947/
シュウゴアーツ
4/13-5/25
 
小説家 アルベール・カミュに関わる土地に実際に行って撮影された映像と写真の展示。フランスのパリ日本文化会館や上海ビエンナーレで展示されたものを再構成したものだそうです。
 
 
 
そう言えば、国立新美術館の館内にある休憩用の椅子等はデザイナーズチェアなのは前から知っていましたが、作家と作品名のキャプションがあるのは気づいていませんでした。埼玉近美にも同じようにデザイナーズチェアが置いてありますし、埼玉の方が種類は多いですが、物の具合はこちらの方がいい感じですね。
 
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アルネ・ヤコブセン「スワンチェア/エッグチェア」
 
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ハンス J. ウェグナー「CH07 シェルチェア」
 
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ハンス J. ウェグナー「CH25 ラウンジチェア」
 
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紺野弘通「RINチェア」
 
全部で何種類あるのか探してみたいです。 
 

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初田徹個展「Growing」

竹工芸家 初田徹 個展「Growing」
https://min-gallery.jp/exhibition/343/
MIN jewelry & crafts(学芸大学駅)
4/11-14・4/18-21
 
竹工家、初田徹さんの個展に行ってきました。私は初田さんの作った竹の菓子切や箸などを使っています。初日の夜に行ったら作家さんも在廊中。他にも在廊する日もあるようですので作家さんのブログでご確認下さい。気軽に話しかければいろいろと竹について話を聞かせてくれます。
 
初田徹 Official Web 個展の案内
https://www.toruhatsuta.com/2019-0330-growing/
 
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今回の展示の中心は一輪挿しの花籠。過去の作品よりも作家性を押さえる事が今回の特徴(それが今回の、今の初田さんの考える作家性)となっています。つまり、買う側、使う側に対して、余白のある、想像の入り込む空間のある作品たち。
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定番の菓子切や箸などももちろんあって、これら日常使い出来るものたちは手軽に買う事が出来る。気に入った物を普段に使うことの出来るのは本当に贅沢な事だと思います。
 
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使うと言う意味では花入れや籠なども同じで、それを自分達が想像していくのが余白なのかも。花入れと花の入った花入れの違い。ただ、完成された作品と闘っていくと言うのも面白いんだけど。
 
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そして、初田さんがここ数年ずっと言っているのが「竹の美しさ」。竹の美しさと言っても、曲がり具合や組み具合、編んだ時の様相、素材の肌のなめらかさ、経年変化や加工の感じなどそのポイントは様々。物によっては人の人生を越える年月を経て燻られ創られた竹の肌の色もあります。削る、曲げる、編む。作品となる前の段階が非常に大事で綿密で時間がかかるもの。もちろんそれは工芸の世界では竹に限ったことではないことだと思いますが。
 
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そう言った道具や作品を生活の中で使う側の幸せさ。一つ一つのこちらの所作、気持ちなども併せて大事に出来たらいいな、と思います。

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両陛下と文化交流―日本美を伝える―

特別展 御即位30年記念「両陛下と文化交流―日本美を伝える―」
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1943
東京国立博物館本館
3/5-4/29
 
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桜も散りはじめの週末でしたが、先週が寒かったので花見をしている人が多かったです。
 
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平成時代の現陛下の即位の儀に使った屏風や宮内庁が持っている作品などの展示です。東山魁夷筆の「悠紀地方風俗歌屛風」は前期だけの展示だったの観ること出来ませんでしたが、後期展示の高山辰雄筆「主基地方風俗歌屛風」はじっくりと観ること出来ました。来月の令和の即位の儀用には誰が描いているのでしょうか?他にもボンボニエールの展示がおもしろかったですね。しかし、お菓子があんな少しの量で足りるのでしょうか?
 
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後期展示の目玉は酒井抱一「花鳥十二ヶ月図」これはレベルが高い作品です。これを分割でなく全部いっぺんに見ることが出来る幸せ。今までも三の丸尚蔵館や皇室の名宝展、千葉市美の抱一展に出ていて観ています。これ、抱一作の同モチーフの絵が幾つも残っていますが、畠山記念館のは畠山で何度か観てるし、ファインバーグコレクションのはファインバーグ展や大琳派展で観てます。出光美術の屏風形式のも出光で「琳派芸術/琳派芸術2」「江戸の琳派」と良く出てきます。さて、残るは香雪美術館のとプライスコレクションのを観てるかどうかがわからず。どこかで出ていたかなぁ。香雪のは千葉市美の抱一展で出てたのですが展示期間の前期期間に行けなかったのが悔しい。
 
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常設展も軽く見ました。今村紫紅の風神雷神は良いですね。
 
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あと、表慶館でカルティエの招待制のなにかをやっていたようだったのですが、数日前に発表会があったのですね。カルティエは以前ここで展示もやっていたし、好きですね、表慶館。
 

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VOCA展2019/内海聖史展/三井家のおひなさま/奇想の系譜展(後期)

VOCA展2019 現代美術の展望─新しい平面の作家たち
http://www.ueno-mori.org/exhibitions/main/voca/2019/
上野の森美術館
3/14-3/30
 
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若手芸術家の登竜門として毎年開催されているVOCA展。平面作品という条件のもと(※奥行きが決まっているのでその範囲内なら立体でも可)、美術関係者からの推薦制で選ばれた作家の作品展示です。平面のみと言うことでいままではそれ程しっかり見ていなかったのですが、確か去年くらいから審査員も大きく変わって少し傾向は変わってきているみたいで、今年は面白かったです。1階の展示は正直私の好みではない感じでした。何点か好きなものもあるけど前のVOCA展からあまり変わらないなぁ、と思って見ていたら2階の展示作品に好みの作品が多かったです。


クスミエリカさんのどこかわからない都市のコラージュ写真、喜多村みかさんの日常の写真とその余白などは好みです。西村有さんの空気を描く感じの絵も良い。以前、オペラシティで見た方でしたね。笹山直規さんの死体の絵は私にはダメでした。もっと仕切りの先に何があるか書いておいてくれれば良かったのにね。

三家俊彦さんの作品は好きです。ステンレスを磨いて模様にしている。ある一定の距離でないと絵として見えない。複層にレイヤー感のある草花の絵です。中島麦さんの作品も良かった。色がはじけて、混ざり合っているようなあの世界観が良い。目の『アクリルガス』は絵なのか、石なのか、アクリルの加工なのか。究極の立体「惑星」を圧縮して様な作品で平面作品と言う条件を逆手に取っているような作品。
 
田中武さんの武蔵野図屏風の構図を取った除染袋を突き破って咲く花も印象深いです。金城徹さんの透明な金網に蝶や花。金城さんにとっての米軍基地のフェンスはそれが日常の景色。フェンスに付いた鍵に花が咲いている景色は数百年後にはその意味がどうでもよくなっているのでは内科と言う意味のようにも見えます。
 
 
 
内海聖史展ーやわらかな絵画ー
http://www.ueno-mori.org/exhibitions/article.cgi?id=917346
上野の森美術館ギャラリー
3/14-3/30
 


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私が行ったときは撮影NGと言われましたが、後日周囲に聞いたら写真撮影OKだという話だったので、たまたま係員のお兄さんがルールを知らなかったのかな、と。撮影OKのキャプションがあったので粘ってみたのですが、「解説が撮影OKだ」ということだ、と言われました。「そんな変な表示ある」と聞いたがやはりダメでしたので諦め。
 
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作品はこのドットを配置するやり方でどうしてこの様に魅了的な景色が見えるように浮かび上がってくるのだろう?という作品でした。この抽象的な世界観の上での景色が相変わらず素晴らしい。
 
 
 
三井家のおひなさま
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html
三井記念美術館
2/9-4/7
 
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三井家のおひなさま、実は初めて観に行きます。雛人形だけじゃなく茶道具もあり、人形師の作品もあり、かなり見応えある展覧会でした。
しかし、本当にこちらの茶道具のすばらしさにはいつもため息ものですね……。そしてやはり三井家のおひなさまの素敵さも凄い。小道具がちゃんと漆塗りだったりしました。プラスチックの道具じゃないのよね。日本橋にある漆器屋から買ったとかね……。あと、三人官女が五人居なかった?
 

 
奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド 後期
http://www.tobikan.jp/exhibition/2018_kisounokeifu.html
東京都美術館
2/9-4/7
 
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後期展行ってきました。若冲は前期の方が濃かったかも。
 
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蕭白が後期展のラインナップが凄かった!又兵衛はかなり入れ替わっています。
 
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国芳も入れ替わりが多いですね。其一は山種美術館の作品が出ていました。細見美術館の尾長鳥も良い。


 

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アートフェア東京2019

アートフェア東京2019
東京国際フォーラム
3/7-3/10
 
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アートフェア東京の個人的まとめ。金曜夜のディスカウントタイムで混んで来るタイミングでしたが、それでもゆったり目で見ることできました。入場料が5000円と高いので、一般の来場者を絞り商談しやすくする、ビジネスフェアとして成り立つようにするのが主催の狙いでしょうか?
 
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アトリウムエリアは無料の展示でしたので、こちらでアートファンを増やしていくと言う様な役割を賄う感じでしたかね。個人的にはアートファンがもっと増えて欲しいので気軽に入ることが出来るフェアの方が好きです。
 
 
 
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まずB1フロアアトリウムの無料ゾーンで気になったブース。
 
 
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P12 花影抄 佐野藍
大理石の肌を持つドラゴン達の可愛くも艶やかな姿は目を惹きます。ツイッターで作家さんのコメントを頂きましたが、この写真の二点は、親子という裏設定だそうです。私はイメージが似たものを並べたのですが、正解でした。
 
 
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P10 JINEN GALLERY 戸賀﨑珠穂
フラットな景色に不思議に引き込まれました。個人的に買いたい作品の一つです。
 
 
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P05 四季彩舎 瀬戸優
テラコッタで作られた動物ですが、手の跡を残しているのにリアルに見える、この跡の生かし方がうまいですね。
 
 
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P06 ex-chamber museum 小野川直樹
なんと小さな折鶴を無数に使って盆栽のようなものを創り上げています。すごい。
 
 
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C07 金沢卯辰山工芸工房 田中陽子
花の様にも見える陶芸。こんな薄い花弁は磁器として焼く時に割れることもあるようですね。
 
 
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C02 三越 内海聖史
内海さんの作品はやはり目を惹きますね。
 
 
 
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今度はB2階のアートフェア東京 有料ゾーンで気になったブースです。
 
 
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G21 文京アート 篠原愛 金巻芳俊 中里勇太 川島優
このブースは充実でした!このラインナップは凄いですよね。好きな作家さんばかりです。金巻芳俊さんの幾つもの顔を持つ女の子は可愛いし、川島優さんのモノトーンでゴシックな感じにも見える美人画も良い。
 
 
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G119 秋華洞 鏑木清方 伊東深水 竹久夢二 池永康晟 中原亜梨沙 蒼野甘夏
このブースは凄かったです。「美人画の行方」と題したブース。清方や深水、夢二の美人画と現代アートの組み合わせ。中原亜梨沙さんの絵が良かった。池永さん、蒼野さんの絵も良いですね。
 
 
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G38 古美術 鐘ヶ江 竹内栖鳳 前原冬樹 鈴木祥太
超絶技巧系多し。ブリキや陶器に見える前原冬樹さんの木彫り作品。栖鳳の掛け軸と現代の鈴木祥太さんの金属で作成された綿毛の組み合わせも良い。
 
 
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G40 みんなのギャラリー サガキ ケイタ
一見、千●札のように見えますが、近くで見て、これ!
 
 
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G63 永善堂画廊 難波田龍起 猪熊弦一郎
難波田さんや猪熊さん、まさかこの様な作品まで見ることできるとは。このブースは日本洋画を中心とした展示でした。
 
 
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G76 水戸忠交易 増田敏也
ドット絵の様な低解像度ピクセル風の陶芸作品。これは面白い。
 
 
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G128 ときの忘れもの 倉俣史朗
倉俣さんの作品買えるんだ……。
 
 
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G45 ギャラリー玉英 野口哲哉
小さな武者の野口さんは人気ですね。
 
 
他にも……
G24 NUKAGA 一面ミラーにグラフィッティを描いていたブースは目を惹いた
G98 祥雲 仏頭や縄文土器なども
G46 ガレリア・グラフィカ ジュリアンオピー(フンをしているカラスが良い、笑)
G42 みぞえ画廊にジャコメッティ(9億と言う噂)
G93 ポーラミュージアムアネックスではもちろん今の展示と同期して佐伯洋江さんなど
G04 EUGENE GALLERY 入江明日香さんの絵を発見
 
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有名ギャラリーでは安心の展開
G01 SCAI THE BATHHOUSE イエッペ・ハインのベンチ
G08 ミズマアートギャラリー 山口藍
G34 シュウゴアーツ 丸山直文 米田知子 三嶋りつ惠など
G26 ケンジタキギャラリー 塩田千春
 
と言う具合です。数年前のアートフェアで、思わず会場で町田久美さんのリトグラフを見かけて買ってしまった、と言う様な出会いは今回はありませんでしたが、それほど買うつもりではないアートファンが、ふと買うことを考えてしまうようなきっかけが出来ると良いので、やはり入りやすいフェアが個人的には望ましいです。もちろん色んな都合もあるのでしょうけどね。
 
 

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飯塚小玕齋展―絵画から竹工芸の道へ―

太田の美術vol.2「生誕100年 飯塚小玕齋展―絵画から竹工芸の道へ―」
太田市美術館・図書館
2/2-4/7
 
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太田市美術館・図書館に初めて行ってきました。平田晃久さんの建築設計です。屋内、屋外をぐるっとめぐる建築は面白いつくりですね。雨で屋外に出れ無かったのが残念。また特徴的なサインデザインはグラフィックデザイナー平野篤史さん。ここら辺に関しては別に建築系、サイン系のまとめエントリをたてて詳しくあげています。
 
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太田市ゆかりの作家、人間国宝の竹工芸家 飯塚小玕齋さんの展覧会です。同じ竹工芸家の父、飯塚琅玕齋の次男に産まれた為、初めは跡を継ぐつもりもなく画家になろうとしたが、兄が亡くなり、跡を告ぐことになり、結果、絵画を学んだ知識やセンスを竹工芸にも生かし、見事な作品を生み出します。
 
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若き日の絵画作品から、初期の装飾的な工芸品、後期の用の美を取り入れた見事な工芸品などが展示されていました。展示数はそれほどありませんが、前期後期で絵画以外はほぼ入れ換えですので通して見ればそこそこの数を見ることが出来ます。初期の装飾的なものに関しては竹で創ったアールデコ風(?)な模様がある屏風がありました。ただ、やはり「見事」と言えないのが後期の作品。細編み、粗編みを駆使して制作されたそれらは意思を持って動き出しそうだし、細やかな網目はどれだけ緻密な作業なのか想像もつきません。細やかさと粗いパワーを両立するそのセンスには本当にため息が出ます。
 
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展示室を繋ぐスロープにあったのは萩原朔太郎さんの詩「竹」。萩原さんは群馬の前橋出身なのですね。
 
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美術館と一緒になっている図書館内には以前こちらの展示に参加された淺井裕介さんの作品が残っています。こんな感じで地域に残る施設としてアートも一緒に残っていくと良いですね。
 
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この施設にはカフェもありました。地元のコーヒーショップがお店を出しているそうです。食べ物はホットサンドなどの軽食が中心。
 
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展示も、施設も本当にオススメです。今回はここから前橋や高崎の方に足を伸ばしましたが、足利方面に行っても良いかもしれませんね。そちら方面には栗田美術館、あしかがフラワーパークなどがあります。
 

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『佇まいの本』展/「佐藤慶次郎の不思議な世界展 『何ごとか?!を求めて』」/「富士屋ホテルの営繕さん-建築の守り人-」/「工藝」とは・・・/寄神宗美展 「RE-CREATIONS」

『佇まいの本』展
森岡書店 銀座店
2/19-2/24
 
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森岡書店さんの一冊の本の為だけのスペース。今回の本は『佇まい』、そしてこの本に載っている6人の作家さんの物を展示。安藤明子(衣服)、安藤雅信(陶芸)、岩田圭介(陶芸)、岩田美智子(オブジェ)、辻和美(ガラス)、三谷龍二(木工)と言うラインナップでとても贅沢な面々。
 
 
「佐藤慶次郎の不思議な世界展 『何ごとか?!を求めて』」展
ギャルリー東京ユマニテ
2/4-2/23
 
ふと横を通ったら面白そうな展示が。ぐるぐる廻ったり行ったりきたりしている装置がたくさん。役に立たない、でも一個くらい欲しいね……的なものたち。
 
 
「富士屋ホテルの営繕さん-建築の守り人-」
LIXILギャラリー1
2018/12/6-2019/2/23
 
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箱根の名門ホテル、富士屋ホテル。建築も名建築で有名だし、もちろんサービスも一流です。
 
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その富士屋ホテルの営繕さんの紹介展示。歴史ある名建築だけあって、既製品で作られたものではないものが多い。タイルもイチョウ型で独特。
 
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印刷物も活版を使って内部で作成して出していたこともあるとか。この人たちがいるから私たちは気持ちよく泊まれて、古き良き建物を今も見ることが出来るのですね。ありがとうございます。
 
 
 
 
「工藝」とは・・・
LIXILギャラリー2
2/7-3/19
 
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この一番手前にある本間秀昭さんの竹工芸、細い竹材を曲げてあるもので面を構成していました。凄いな。竹と言う素材だからこそ、本当に無限に可能性がある。
 
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曲げた竹で面を構成していると言うことは、曲げの湾曲具合がほぼ同じでないと面としてバラバラになってしまうのでそこらを揃えて、波の表現をしているのが凄いなと。
 
 
寄神宗美展 「RE-CREATIONS」
LIXILギャラリー3
1/18-3/21
 
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一度割ってからそれを組立てていくという手段を経て創られたもの。割れるという偶然の形状を取り込む作品。
 
 
 
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そういえば京橋の近くを歩いていたら、こんな銭湯の看板が。ぱっと見は「ゆ」に見えるのですが、じっくり見ると「ゆ」に見えなくなってくる。親子が向かい合っているのかな。
 

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上野周辺:フェルメール展/顔真卿 王羲之を超えた名筆/博物館に初もうで

フェルメール展
上野の森美術館
10/5-2019/2/3
 
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2回目のフェルメール展。赤い帽子の娘がいなくなり、代わりに取り持ち女がやってきた。これで9点。大阪だけに来る恋文を観に行けば今回日本に来る10点全点制覇である。さてどうするかな。
 
 
 
顔真卿 王羲之を超えた名筆
東京国立博物館 平成館
1/16-2/24
 
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日本でも有名な中国 東晋時代の王羲之の書。そこから発して初唐の三大家の時代、その後の顔真卿と続きます。書体が変化していく様子なども判りやすく展示。これが日本に来て展示されるなんて!というレベルで書好きにはたまらない展覧会になっているようです。
 
 
 
博物館に初もうで
東京国立博物館 本館
1/2-1/27
 
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国宝「松林図屛風」の展示期間には間に合いませんでしたが、その複製へのプロジェクトマッピング展示は見ることが出来ました。余計なものを足すと良い作品も台無しになる、無駄なものが無いからこの屏風は良いんだということが判る展示ですね。
 
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イノシシ年ということで様々なイノシシモチーフの絵。他のモチーフよりも探しにくそうですね。イノシシ。
 
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イノシシの表現も様々。いや、これはイノシシなの?というものもありますが。
 
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徐々にイノシシらしくなるように並び替えてみました。
 
 

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江之浦測候所 | 小田原文化財団 2018年8月メモ(去年の話)

もう去年の夏のことなんですけど、夏休みは湯河原と箱根へ行って来ました。その時のことを細かく書いていなかったのでここで改めて。さて、その旅行の一番の目的は、念願の江之浦測候所に行くこと。とにかく凄いところでした。アート好き、建築好き、歴史好きは行くべしです。
 
その時の全体工程のざっくりしたまとめはこちら。
夏休みの湯河原/箱根の記録(江之浦測候所、岡田美術館、ポーラ美術館、温泉など)
 
この江之浦測候所のlことを「いまトピ」に書きました。見どころのまとめ、どんな場所?というのはこちらをご参照下さい。
もう行きました?「江之浦測候所」が凄かった!アート&建築、歴史好きにオススメ
 
去年10月には見学エリアが広がったり、見学時間が長くなって2部制(私が行った時は3部制)になったり、当日に空きがあれば予約OKになったりと運営的にも変更しています。私が行った段階は去年8月、変更前の内容になります。
 
 
江之浦測候所 | 小田原文化財団(2018/08月段階)
 
こちらは現代美術作家の杉本博司を中心にした小田原文化財団が作った施設。杉本博司+建築家の榊田倫之で手がけた現代の建築、杉本博司の収集した古美術や名石、そして杉本自身の現代アート作品を組み合わせて観る事が出来るという、凄く贅沢な施設です。
また、「人類とアートの起源」と言うテーマを持っていて、生活の原点である春分、夏至、秋分、冬至などの季節の節目、日本古代からの信仰にあったような自然の観測、そしてその中での自身の場を確認するという意味を持った施設だとのこと。
 
この施設の一部もその節目の太陽の軌道を設定して作られているのが特徴です。それで「測候所」ということなのですね(登記上は「美術館」らしいです)。昔、財閥の人たちは日本の文化への貢献として様々な芸術品などを収集して、現在美術館などで公開していますが、杉本博司なりのそのような施設といったところでしょうか?杉本博司好み爆裂しています。
 
 
 
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名月門
 
さて、事前に予約した時間に施設に到着。根府川の駅から出ているシャトルバスか車で行くことになります。予約段階で駐車場又はバスを申込み。そして入場前に観るのはこの門「名月門」。鎌倉の明月院の正門として建てられた後、幾つか渡った後に根津美術館正門として使われていたもの。
 
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待合棟
 
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待合棟のテーブル
 
そしてガラスで覆われた現代建築である「待合棟」でこの施設のルール説明を受けます。テーブルは樹齢一千年を超える屋久杉の天板で、テーブルの片側の支えに「大観寺の水鉢」を埋め込んであります。
 
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待合棟内 杉本博司「放電場」
 
Img_6964古信楽井戸枠
 
この「待合棟」の地下には杉本博司の写真作品(この時は「放電場」や「劇場シリーズ」でした)などもあるので見落とさないように。また、建物入口前にある古井戸も由緒あるものです。
 
 
 
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夏至光遥拝100メートルギャラリー外側
 
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夏至光遥拝100メートルギャラリー内部
 
一番目を惹く施設なのがこの「夏至光遥拝100メートルギャラリー」。片側の壁が全面ガラス、もう片側の壁が大谷石の現代建築です。夏至の日の出の方向に向かって建てられているので、夏至の朝にはこの空間を太陽光がまっすぐに差し込むという仕組みになっています。
 
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夏至光遥拝100メートルギャラリー内 杉本博司「海景シリーズ」
 
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夏至光遥拝100メートルギャラリー内ガラス面衝突防止
 
大谷石側には「海景シリーズ」が展示されていて、ガラス面の衝突防止用に光学硝子を足にした衝突防止がありました。「待合棟」の目の前にこの建物があるので、ルール説明後に皆が一度ここに集まり少し混みますが、見学時間枠後半にもう一度来たらゆったりこの空間を独り占めできました。
 
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夏至光遥拝100メートルギャラリー海側先端
 
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夏至光遥拝100メートルギャラリー先端から見た景色
 
この先は海側へ突き出ていて展望スペースになっています。ここで海景シリーズっぽく撮りたくなるのですよね……。
 
 
 
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冬至光遥拝隧道内部
 
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冬至光遥拝隧道入口側 円形石舞台 
 
そしてもう一つの特徴的な建造物がこの「冬至光遥拝隧道」。冬至の日の出の方向を向いているトンネルです。冬至を一年の終点であり始点であると考え、冬至の朝には朝日がこのトンネルのなかに差し込むようです。トンネルの先には「円形石舞台」がありこれを照らし出すとか。
 
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冬至光遥拝隧道内部 光井戸
 
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冬至光遥拝隧道内部 光井戸の光学硝子
 
このトンネルの中ほどにある「光井戸」。上部は開いているので雨が降るとこの井戸の中に敷き詰められている光学硝子に雨粒が当るのが見るそうです。雨を視覚化する装置とも言えます。
 
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冬至光遥拝隧道内部 止め石
 
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冬至光遥拝隧道外側
 
トンネルの先にはそれ以上行かないようにと言う意味合いの「止め石」があります。ここ以外にもあちこちあるのでこれより先には行かないようにしましょう。「冬至光遥拝隧道」は外から見るとかなり突き出しています。
 
 
 
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冬至光遥拝隧道、光学硝子舞台
 
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冬至光遥拝隧道、光学硝子舞台
 
このトンネルの外側にあるのが「光学硝子舞台」。この舞台を古代ローマの円形劇場遺跡の再現をした客席が取り囲んでいます。舞台の基礎は檜の懸造りで組まれています。
 
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冬至光遥拝隧道、光学硝子舞台
 
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光学硝子舞台のガラス
 
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冬至光遥拝隧道上部の止め石 
 
隋道の上は止め石までは行くことが出来るのですが、高所恐怖症の私にはとてもそこまでたどり着くことは出来ず……。ガラス舞台の上は見学時は上には乗れません。
 
 
 
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茶室 雨聴天
 
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茶室 雨聴天(にじり口)
 
さて施設内には茶室が一軒あります。千利休作と伝えられる「待庵」の寸法などをそのまま写してはいますが、この土地にあった蜜柑小屋のトタン屋根を茶室の屋根にしていたり、いわゆる「本歌取り」のような形で構成されています。雨が降るとこのトタン屋根に雨音が響き、それを聴くことから名前が付けられました。にじり口の沓脱ぎ石は光学硝子です。
 
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掛け軸 杉本博司「日々是口実」
 
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竹箒の垣根
 
中にある掛け軸は「日々是口実」。杉本博司作品です。洒落ですね、洒落てますね。この横にある垣根も杉本博司作品の竹箒。
 
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石造鳥居
 
茶室のにじり口から海側を見ると「石造鳥居」があります。この方向は春分秋分の日の光のラインを向いています。
 
 
 
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石舞台
 
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三角塚
 
さて、他にも様々な歴史あるものや名石などが施設内にゴロゴロあります。能舞台の寸法で計画された「石舞台」。この舞台の橋掛りの巨石が向く方向は春分秋分の日の光のラインです。夜明け前に能を初め、演者が冥界へ帰る時にその背に朝日を受けるという設計だとのこと。「三角塚」は海を向く頂点が春分秋分の正午の太陽の方向を指しています。
 
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浮橋、亀石
 
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生命の樹 石彫大理石レリーフ
 
「浮橋」の向こうに見えるのは「亀石」。「亀石」が向いている北東は鬼門であり、そして首都の方向である。何万年後、この施設が太古の遺跡となったときに昔、栄えた都の方向をこの亀石が刺していると言うストーリー。この施設は近代文明が滅んだ時に何が残り、どう見えるかを考えながら作られたらしい。「生命の樹 石彫大理石レリーフ」は浮橋から光学硝子舞台へ抜ける入口の上にあります。
 
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百済寺 石橋、藤原京 石橋、大官大寺 瓦
 
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京都市電 軌道敷石
 
この施設内にある巨石の中でも一番見応えがあったのが縦に置かれている「藤原京 石橋」。その手前に下に敷かれているのが「百済寺 石橋」。その奥の水鉢の中には「大官大寺 瓦」がある。あちこちにある敷石は「京都市電 軌道敷石」を使っています。他にもそこかしこにある塔や石、水鉢、灯篭などすべて歴史あるものでした。
 
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建設中の「竹林」エリア
 
私が行った時はまだ建設中でオープンしていませんでしたが、昨年10月に新たな見学エリア「竹林」がオープンしたそうです。杉本博司のコレクションである化石が置かれている「化石窟」や杉本博司作品の「数理模型」などがあるようです。見学コースが広がったのもありますが、様々な季節の、様々天候におけるこの施設の姿を見てみたいですね。測候所とはピッタリのネーミングかもしれません。
 

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ポーラ美術館:ルドン ひらかれた夢/平野薫展、その他コレクション展(去年の話)

去年の夏休みは湯河原と箱根へ行ってました、が、まだここに書いていなかったので改めて。
 
その時の全体工程のざっくりしたまとめはこちら。
夏休みの湯河原/箱根の記録(江之浦測候所、岡田美術館、ポーラ美術館、温泉など)
 
箱根で行ったポーラ美術館ではルドン展とコレクション展などを見ました。
 
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ルドン ひらかれた夢―幻想の世紀末から現代へ―
ポーラ美術館
7/22-12/2
 
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ルドン作品、ルドンが影響を受けた先達や同時代の画家の作品、そしてルドンの影響を受けた現代作家作品を鑑賞できる展覧会。現代アートだけでなく漫画まで扱う展覧会は見ていて面白い。
 
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ルドンと言えば最近三菱一号館で展覧会がありましたが、あちらはルドンの花の絵を中心の展覧会でした。こちらは黒の時代も含めた作品と、それに併せてルドンに影響を受けた他の作家の作品が展示されていました。
 
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同時代の作家あり、現代アートもあり、漫画もあり。モネ、スーラ、鴻池朋子、イケムラレイコ、漫画「寄生獣」岩明均など。『悪の華』の関連もあるのか黒の時代の方が影響が濃い気もします、
 
 
 
平野薫 記憶と歴史
ポーラ美術館
7/22-9/24
 
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古着や古い道具などの糸を解き、そこから作品を作り出し、インスタレーションにするという作家さんでした。
 
 
 
西洋絵画名作選
ポーラ美術館
7/22-12/2
 
フジタからの贈りもの―新収蔵作品を中心に
ポーラ美術館
7/22-12/2
 
ガラス工芸名作選-花の様式
ポーラ美術館
7/22-12/2
 
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モネやルノワールなどの西洋絵画のコレクションやガレやドーム兄弟、ティファニーなどのガラス工芸の本当に名品と呼ぶに相応しいものを観ることが出来ます。その中に最近の作家の作品なども一緒に展示しているのもいいですね。このときは橋爪彩の作品がありました。お得意のフジタのコレクションなども。
 
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美術鑑賞本『いちばんやさしい美術鑑賞』を読んだばかりなのでモネやセザンヌやピカソ(本に載っていた作品は出てなかった)、ガレのガラス作品などを観るのにちょうど良かった!
 
 
 
増田セバスチャン×クロード・モネ "Point-Rhythm World 2018 -モネの小宇宙-"
ポーラ美術館
7/22-12/2
 
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増田セバスチャンの展示は以前ポーラミュージアムアネックスで見たものをベースにしていましたね。
 

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