建築・インテリア

箱根紀行(養老昆虫館/三河屋旅館/九頭竜神社 など)

あなたはいまどの空を見ているの♪
 
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お盆に箱根に行って来ました。そこで見た展覧会の感想は前に書いていますが全行程まとめメモです。一番新しい小田急ロマンスカー GSE。展望車の真ん中より少し前の席。首を伸ばせば前が見えます。
 
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運転席への搭乗シーンも見ることができました。そしてなんと同じ車両に知り合いが乗っていることが判明。まさかの同じ時間同じ車両!
実は台風が近づいてきているタイミングでしたが、四国から日本海へ抜けていくルートだったので直接は関東には来ないものの、雨や風は免れない。ただ、実際は思ったよりも被害を被らずなんとかなりました。
 
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途中でMSEとすれ違い。まだあの青い車両には乗った事がありません(新宿に止まらないからね)。そして箱根湯本へ。まずはここで昼ごはん。
 
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はつ花そば
http://www.hatsuhana.co.jp/
 
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昼ごはんはいつもの「はつ花」の蕎麦。人気で外に並んでもいつもは回転が速いのですが、この日は新館が営業していない日だったのでこちらに集まってしまい思ったよりも並びました。でも自然薯が美味しいです。
 
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ここからレンタカーを借りて山を登ります。この日はポーラ美術館をめがけて。その前に仙石原へ寄りました。
 
【旅に出よう!】ミュージアム好きのための箱根めぐり - いまトピ
https://ima.goo.ne.jp/column/article/7328.html
 
ちょっと前に箱根のミュージアムや交通事情などのまとめをいまトピに書きました。箱根に行く時の参考に是非。
 
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仙石原に寄ったのは、仙石原と湖尻の間くらいにある養老孟司先生の箱根の別荘「養老昆虫館」(非公開)を見たかったから。さっと寄って外観だけ写真撮ってきた。一目見てわかる藤森照信さんの建築ですね。
 
シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート/ポーラ美術館 コレクション名作選/半澤友美「The Histories of the Self」展
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2019/09/post-3a5764.html
 
そしてポーラ美術館へ。思ったよりも展覧会が面白くて時間がかかってしまいました。本当はこの日、岡田美術館にも寄るつもりでしたがそれは諦め。
 
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三河屋旅館
https://www.hakone-mikawaya.com/
 
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宿泊した宿は三河屋旅館。創業明治16年の老舗名旅館です。正面入口の建物に向かって右側が新しい建物の「霞館」。左側が古い昔ながらの建物「松竹館」。それに別館の離れがあります。左に見える赤い屋根が「松竹館」、こちらに泊まりました。
 
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入口部分は古くからの建物。歴史ある風情が良いです。屋根の造りなんかたまりませんね。ホテルではこの風格は難しい。個人的には旅館が好きです。
 
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台風が来ていることもあり入口付近は一部雨漏りなどありましたが、それも歴史ある旅館での楽しみ(もちろん部屋はそんなことはなく安心です)。
 
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チェックイン時に通される待合ラウンジは大正時代の風格。
 
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ラウンジにゲームパチンコとジュークボックスを発見。ジュークボックスにはなんとクイーンのシングル盤が。あの映画のヒットに合わせて出したのだと思いますが、それでもこのシングル盤を持っているのが素晴らしい。
 
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階段、床、大浴場の周りの水場、明治風呂なども良い感じ。水場は手は入れてるのかな。
 
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泊まった「松竹館」は竹久夢二なども泊まったという建物。新館よりも安く泊まれるのは造りが古かったり、壁が薄かったりするから。小さな子どもなども騒いでしまうと隣の部屋に聞こえてしまうので避けているようです。窓からひょうたん祭りの電飾が見えました。この日の翌日は大文字焼きの送り日。ちょうどその前日で台風と言うのもありそれほど混んでいないのが良かった。
 
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ただ、古い建物好きとしてはたまりませんね。こっちの方が安く泊まれるなんて間違いでは?な気分。トイレなども新しく綺麗になっているので問題はなし。お風呂もこの館のみの貸し切り風呂があります。ただここは物凄く熱くて長湯は無理。
 
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夜ご飯は量はある程度ありますが、よくあるお腹いっぱいで苦しくなるまでのものではない。お酒を飲んで、色々食べるのに丁度良い量でした。年をとると量を食べられなくなるのですよ、苦笑。
 
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朝ごはんの方が多くお腹いっぱいになってしまいました。だって、これ、全部食べたいよね?食べちゃうよね?あと、従業員の方が外国の方が多かったです。お客様も海外の方が多いでしょうから、働いている人も外国の人の方が便利だと思います。日本語がみんなしっかりしてて凄い。小田原あたりに住んでいて通っているのかな?
 
 
さて、翌日はまずは昨日いけなかった岡田美術館へ。
 
金屏風展 ―狩野派・長谷川派・琳派など―
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2019/09/post-ac7287.html
 
旅館のすぐ隣です。少し早めにチェックアウトして行くつもりでしたが、まぁ、そこまでは早くなかったかも。
 
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箱根神社(九頭龍神社)
http://hakonejinja.or.jp/
 
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そこから九頭竜神社へ。行きやすい箱根神社の横にある新宮ではなく九頭竜神社 本宮へ行きました。箱根プリンスに車を停めて(駐車場は有料)15分以上歩いていきます。
 
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台風過ぎと言う事もありかなり霧が出ていて風も強かったです。本当は自転車を借りて行く予定でしたが、風の影響で貸し出し中止……。
 
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まずは九頭竜の森の敷地(入るのに有料です)につくとすぐにある白龍神社にお参りです。モーターボードや月次祭の時に出る船便の場合はこの近くの桟橋に止まるのですね。そして森の中を更に歩いていきます。
 
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九頭竜神社にようやく到着。湖面側に鳥居と弁財天社があります。こちらに小さな桟橋があるのでこちらが正面になるのでしょうか?昔はこの桟橋側から宮司さんなども入ってきたとか?
 
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そして次は箱根神社。湖畔に見える大きな鳥居が有名です。階段を登るのが結構ね……(諦めようかと思った)。
 
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こちらには九頭竜神社 新宮もあります。本宮と新宮めぐり。九頭の竜が居ますね……。ここらで昼ごはんなどを考えていたのですが、朝ごはんの量が響いて、お腹空かず。
 
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かよい湯治 一休 – 天山湯治郷
http://tenzan.jp/1kyu/
 
なので、この日は大文字焼きの日ですので早めに山を降りた方が良いかと、旧街道の方に向かいます。比較的順調に降りて来れたので、天山の湯治場「一休」で温泉に。
 
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画廊喫茶 ユトリロ
https://www.utrillo-v.com/
 
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レンタカーを早めに返したら、箱根湯本の喫茶店「ユトリロ」で一休み。室内にユトリロ作品などが飾ってあったり、四谷シモンの人形などもある芸術系喫茶店です。
 
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湯もち本舗 ちもと
https://www.yumochi.com/
 
箱根湯本と言えば「ちもと」の湯もちは大好物。これは実は初日に買って途中で食べてしまったのでお土産にはならなかったのですけどね。
 
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箱根名物 すり身団子 竹いち
http://www.take-ichi.com/
 
また、テレビや雑誌で話題になって事前に予約しないと午後になったら買えないこともある「竹いち」の魚のすり身団子も予約済みでしっかり入手。
 
ということで一泊の箱根でした。この後に実家に寄ったので実際は2泊旅行でした。
 

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shiseido art egg 小林 清乃展/SHISEIDO WINDOW GALLERY<水>の章 2019/水野里奈「思わず、たち止まざるをえない。」/Archives: Bauhaus 展/『変える。エンツォ・マーリと“栗の木プロジェクト”』展/田名網敬一の観光/shiseido art egg 今村 文展/西川c友美展「dou?」

shiseido art egg 小林 清乃展
https://www.shiseidogroup.jp/gallery/exhibition/
資生堂ギャラリー
8/2-8/25
 
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今年の「shiseido art egg」の二人目。言葉をテーマにした作品を作る作家さんだとのこと。言葉は書かれる、読まれる。形がある時、無い時、様々である。
 
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今回は読むという行為を中心にしたインスタレーション。もちろん読む前には書かれている。戦時中の女学校を卒業した女性の書いた手紙を朗読するという作品。
 
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女性たちは会うことができたのか?今はどうしているのか?この作品の前ではそれは私の妄想の中ではあるのだが、どこかにそれとは別に現実があるという。
 
 
 
SHISEIDO WINDOW GALLERY<水>の章 2019:ミヤケマイ+宮永愛子/川又栄風
http://www.maimiyake.com/works/20190620_shiseido-water.html
SHISEIDO THE STORE ウィンドウギャラリー
6/20-9/17
 
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資生堂GINZAのショーウィンドウがミヤケマイさんのディレクションによって宮永愛子さんと川又栄風さんを取り上げたものになっていました。
 
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正面側はナフタリンの儚さのある宮永愛子さんの作品を中心に展開されています。
 
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側面側は川又栄風さんの桶とミヤケマイさんの絵を組み合わせたもの。
 
 
 
水野里奈「思わず、たち止まざるをえない。」
https://www.po-holdings.co.jp/m-annex/exhibition/archive/detail_201907.html
ポーラ ミュージアム アネックス
7/12-7/28
 
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水墨画や中東の絵画の要素を取り込みながらも現代風の作品になっています。作品の外の壁にまで広がっていく作品。空間へ滲出していくようです。

 
 
 
Archives: Bauhaus 展
https://www.muji.com/jp/ateliermuji/exhibition/g2_190429/
ATELIER MUJI GINZA Gallery2
6/28-9/23
 
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バウハウス創立100年目。バウハウスのデザインのプロダクトと無印良品のプロダクトが並んで展示されています。バウハウス製品と自社製品を比較するとは……無印良品強気ですね、勇気あります。
 
 
 
『変える。エンツォ・マーリと“栗の木プロジェクト”』展
https://www.muji.com/jp/ateliermuji/exhibition/g1_190404/
ATELIER MUJI GINZA Gallery2
4/4-7/21
 
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エンツォ・マーリのデザインした製品の展示。エンツォ・マーリって無印良品の製品デザインを手がけていたのですね。
 
 
 
田名網敬一の観光
http://www.dnp.co.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=1&seq=00000739
ギンザ・グラフィック・ギャラリー
7/5-8/21
 
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田名網さん、本当にパワフルですね。色の洪水、キャラクターやアイテムが襲い掛かってくるように、どこまでも追いかけてきます。
 
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良く見ると様々な日本画の要素も張っていますが、ここまであくが強いとぱっと見ではそんな細かい一つ一つのアイテムが気にならなくなります。
 
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このあくの強さそのままでポスターなどの商業的なデザイン仕事などもやっているのですよね。スーパーカーのCDは持ってました。
 
 
 
shiseido art egg 今村 文展
https://www.shiseidogroup.jp/gallery/exhibition/
資生堂ギャラリー
7/5-7/28
 
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今年の「shiseido art egg」一人目の展示です。花や虫を紙で作り、それらが部屋の中に、家具に侵出していきます。これらは庭なのか?部屋なのか?
 
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去年もそうですが、shiseido art eggでインスタレーション的な展示が多くなっている気もします。浮けるイメージが似てきている気もします。
 
 
 
西川c友美展「dou?」
http://rcc.recruit.co.jp/gg/exhibition/19gra_nishikawactomomi/19gra_nishikawactomomi.html
ガーディアン・ガーデン
6/25-7/20
 
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日本画のようにも見えてイラストレーションのようにも見えて、平坦に見えるのに奥行きもある気もします。琳派の屏風を思い浮かべました。
 

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塩田 千春/松延 総司"See the Shades" /ポール・ヘニングセン生誕125周年展示

塩田 千春
https://www.kenjitaki.com/pages/intro1_j.html
KENJI TAKI GALLERY
6/21-8/3
 
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森美術館の展覧会も好評な塩田千春さんの作品がギャラリーで間近で見ることが出来ました。インスタレーションはありませんが、基本は森美術館で展示されている作品と同じコンセプトや手法の作品です。
 
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糸を使っている作品を中心になっています。塩田さんは本当に昔から見ていますが、根っこにあるものがブレない作家さんだと思います。
 
 
 
松延 総司"See the Shades"
https://www.hagiwaraprojects.com/
HAGIWARA PROJECTS
7/20-8/11
 
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少し離れてみると壁紙のようなパターン模様。同じパターンがサイズ違いで繰り返されいます。コピーアンドペーストで連続する模様。
 
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近づいているとその一つのパターンがフリーハンドで描かれた模様だということがわかります。手描きの手法とそれを連続することによって工業製品の様に構成するというその違和感を見せてくれています。
 
 
 
ポール・ヘニングセン生誕125周年展示
https://www.ozone.co.jp/event_seminar/event/detail/816
3F OZONE ウェルカムプラザ
7/4-7/30
 
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デンマークの照明デザイナー、ポール・ヘニングセンの紹介。ポール・ヘニングセンがデザインした照明メーカー・ルイスポールセンの器具はどこかで見たことがあるのではないでしょうか?
 

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中山英之展 , and then

中山英之展 , and then
https://jp.toto.com/gallerma/ex190523/index.htm
TOTOギャラリー・間
5/23-8/4
 
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実はタイトルの「, and then」……「それから」と言うのが全ての展覧会でした。まさかね、建築展を観に行って、メインの展示が映像とか音楽だとは思ってもみなかったです。いや、普通に建築模型の展示などもありますがそれらはあくまでもサブなんです。
 
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模型などは建築時のもの。それらは今回の展示のメインであるものの「その前」なんですよね。建物と言う物は計画して、設計して、建設して、そして……使う。使っていくうちに変わっていくものや変わらないものが出てくる。つまりは使ってこその建物なんですよね。
 
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そんな建物が使われてどうなっているか、「それから」の展示。手書きのコメントやイラストなどが柔らかく展示の説明をしていますが、これはあくまでも前振り。
 
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メインは模型展示を見た後の上のフロアで流れる映像なんです。
 
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細長い「O邸」の生活、つまりそこでの今を伝える映像。
 
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クローバーの生えた地面に少し浮くように建てられた「2004」をアニメーションとスライドショーで見せる。
 
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吹き抜けを上から下まで往復しながら住居兼仕事場の一日を追う「弦と弧」。
 
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道と地下を挟んで繋がっている「家と道」では4箇所の定点カメラごとの音楽が最後に合奏となり一つの曲となるもの。
 
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他にも石のテクスチャーを紙や板に貼った展示や薬草園蒸留所などの展示も。
 
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建築展と言うものの発想を変えてしまうような展示でした。なんなら模型展示も無くしてしまえば良いのに、とも思いましたが。
 

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The Nature Rules 自然国家

The Nature Rules 自然国家
https://www.haramuseum.or.jp/jp/hara/exhibition/433/
原美術館
4/13-7/28
 
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来年で閉館が決定した原美術館。残る展覧会はもう数本と言ったところでしょうか?なるべく最後まで見続けていきたいですね。美術館としては無理にしてもこの建物は残るのでしょうか?この入口のところの足元の絵(?)なども残ると良いですが。
 
さて、今回の展覧会のテーマである「自然国家」について、まずはその背景を知っておく必要があります。
 
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朝鮮半島の38度線周辺の非武装地帯には未だに地雷が埋まっており、65年にも渡って人の立ち入ることが出来ないエリアになっています。
今ではそこは絶滅危惧種を含めた豊かな自然の大地となっています。その生態系を守りながら自然と共生していき、今後この土地をどのようにしていくべきかを考えるプロジェクトの展覧会です。
 
人間が治めるのではなく自然が治める「自然国家」がこのプロジェクトの立ち上げ人でもある崔在銀(チェ ジェウン)は理想とするもの。そのあり方を崔在銀の声掛けによって様々なアーティストが提案していきます。
 
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建築家 坂茂はこの土地を通るための20kmもの「竹のパサージュ」を提案。この1/2スケールのものが中庭に再現されていました。この空中通路/空中庭園に沿って各所に点在する東屋の一つが李禹煥の「透明茶房」。スケルトンの茶室ですね。
 
他にもスタジオ ムンバイの竹の籠のようなスペース、川俣正の鳥の巣のようなスペース、オラファー エリアソンとセバスチャン ベーマンのユニット「スタジオ アザー スペーシズ」の提案する水滴を集めるパビリオンなどがあります。キム テドンの宇宙の写真、イ ブルのスケッチなどもありました。
 
その中でもスン ヒョサンの提案する鳥の修道院は印象的でした。またチョウ ミンスクとチョン ジェスンは生命と知識を未来へ伝えるために種などを保管するためトンネルを利用した地下貯蔵庫の提案をしています。
 
プロジェクトの発起人である崔在銀はこのエリアを象徴する鉄条網を溶かして鉄の板にし、踏み石としたインスタレーションを展開。まだ今後もこのプロジェクトは広がっていくようで、他にも参加する作家も増えていき、宮島達男なども参加が決まっているようです。
  
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終わり行く美術館で見る、これから発展していくプロジェクトの展覧会。この原美術館も館としては終わるかもしれませんが、ハラミュージアムアークへ場所変えたり、ここで展覧会を開催した作家もここでの展示を元に発展していくでしょうし、形を変えて残るのだな、と改めて思いました。
 

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東京都現代美術館リニューアル

東京都現代美術館 MOTリニューアル
https://www.mot-art-museum.jp/renewal2019/
東京都現代美術館
 
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東京都現代美術館リニューアルに際してサインや什器はスキーマ建築計画と色部義昭さんが担当。
 
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色部さんのサインデザインは好きなのですが、このベニヤ合板と仮設パイプの様な什器やサインシステムはこの堅い建物にあってない気がした。
 
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ぱっと見、軽い。ただ木の感じを表に出すのは堅い美術館のイメージを変えることには成功してるでしょうか。ただ、どうしてもチープ感が否めないのですよね。
 
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ちゃんと木素材を使って木目を出すというよりもパイプの感じなどと合わせて合板ベニヤ風に見せているのが狙いなのか、それとも予算の都合上こうなってしまったのか、どうなんでしょうね。
 
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サインに使われているグラフィックの規定のものを使っているものもあるのかな、トイレとか。描き下ろしていたとしても東京都が選んでいるので比較的硬い方向になるのはあるのかも。
 
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飲食コーナーは地下と2階に登るところの2箇所。登る側はサンドイッチ屋さんですが、そこの外が開放されています。前からそうなのですが、なかなか外に出る人も少なかったので、ここを気軽に使えるようになるのは良いかも。
 

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滋賀-奈良紀行2日目

一つ前のエントリで初日の行程まとめをしましたが、この前のGWに行った滋賀-奈良へ旅行(平成最後の曜変天目コンプツアー)の二日目まとめです。寄った各美術館については個別に書いてあります。二日目は奈良:奈良博/春日大社国宝殿/法隆寺です。
 
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滋賀-奈良紀行1日目
 
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朝、まず向かったのは奈良国立博物館。その前に奈良最古の喫茶店(?)でコーヒーを飲んでから、途中でよもぎ餅を食べ。
 
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興福寺の中を通っていきました。今回は阿修羅様には会わずに行きます。
 
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鹿の糞をかき分けて向かった奈良博、10時過ぎに館内に入り、真っ先に曜変天目コーナー向かいました。すでに30分待ちでしたが、その後どんどん行列は増えていったのでまだ良かったです。
 
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「藤田美術館展 曜変天目茶碗と仏教美術のきらめき」:曜変天目平成コンプチャレンジ二日目
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2019/05/post-36f32f.html
 
 
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そして春日大社 国宝殿。神社へ寄る時間はありませんでしたが、入口近くの国宝殿のインスタレーションを見てきました。
 
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鼉太鼓【Da-daiko】展/アート・オブ・ザ・サムライ展(春日大社 国宝殿)
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2019/05/post-df466c.html
 
 
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バスに乗って、建築を観ながら奈良駅へ。奈良県庁の建築設計は片山光生。旧国立競技場の設計者です。モダニズム建築になるのですかね。建物の上にあるのは何でしょう?何か機能するものなのかな?もう少しモダンな裁判所の建物の設計は誰でしょうか?
 
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奈良駅で荷物を預けて法隆寺へ向かいます。
 
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法隆寺駅からバスで法隆寺。昼ごはんは柿うどん。オレンジ色だけど柿の味はそんなにしないよね。
 
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法隆寺は小学校か中学校の修学旅行のときに来ていると思うのですが、記憶はありません。
 
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そして、大人になってからの法隆寺は感慨深いものです。古い物は1000年以上も昔に建てたものが現存するという素晴らしい建築。
 
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西岡棟梁の本を読んでからちゃんと来てみたいと思っていたので、やっと来る事ができました。本に載っていた建物とかあちこち見回ります。
 
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聖徳宗総本山 法隆寺
http://www.horyuji.or.jp/
 
 
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東伽藍の夢殿も見ました。漫画「日出処の天子」を読んでいたので聖徳太子に対する思い入れがちょっと深くあります。
 
 
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中宮寺にも行きました。尼寺だけあって雰囲気が柔らかい。境内に入ったら空気が違います。立派なある意味威圧感のある法隆寺とは違う空気。「如意輪観世音菩薩」(と公式は言っていますが弥勒菩薩に見えます)のお顔の優しさは本当に素晴らしい。公式でも本尊菩薩半跏像と言う表現が主に言われているので前ほどは如意輪観世音菩薩と言い張るのが厳しいと思ってきたのかも。まぁ、如意輪観世音菩薩と言うのが伝えなので違うとは公式としては言えないでしょうけど。
 
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聖徳宗 中宮寺
http://www.chuguji.jp/
 
 
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そこまで廻ったら帰宅です。バスで法隆寺駅まで行き、そこから奈良駅。せんと君、まだ居るんですね。
 
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京都駅へ行ってイノダコーヒーに寄り、新幹線で鯖寿司とビールで帰ります。
 
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法隆寺からなら大阪に行って新幹線に乗る方が良かったかもしれませんね。
 
「日本刀の華 備前刀」:曜変天目平成コンプチャレンジ最終日(稲葉天目)
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2019/05/post-d66697.html
 
そして翌日の平成最後の日に静嘉堂文庫に行って、この3日間での曜変天目3碗コンプを完了しました。


 
 

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滋賀-奈良紀行1日目

この前のGWの前半に休みが取れたので、滋賀-奈良へ旅行に行って来ました。平成最後の曜変天目コンプツアーが目的です。各美術館については個別に書いてありますので全体行程のまとめをここで。まずは初日の滋賀:MIHO MUSEUM/奈良:天香具山です。
 
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ちなみに余談ですが、曜変天目コンプと言えば、私が以前ツイッターで「曜変天目を一日で見るには」というツイートをして、比較的リツイートやいいねを頂いたことがありました。まぁ、実際には一日で3館(東京 静嘉堂文庫/滋賀 MIHOミュージアム/奈良 奈良国立博物館)を廻るのは厳しいのでやりませんが、その時の時間割を載せておきます。※条件として金曜で奈良博が夜間開館をしている設定です。そうでないと難しいです。また、茶碗を観るのに待ち時間はほぼ無しで観ないと厳しいですね。もちろん他の展示なんてちゃんと見れず、茶碗のみを見るくらいの行程です。
 
Yohen3
 
曜変天目を1日で3つ見るには
金曜奈良博夜間開館設定
 
10:00 静嘉堂着 25分滞在
10:32 静嘉堂バス発
10:55 二子玉川駅発
13:51 石山駅着
14:10 MIHO M行バス発
15:00 MIHO M着 45分滞在
16:07 MIHO Mバス発
17:06 石山駅発
18:05 近鉄奈良着
18:18 奈良国立博物館着 40分滞在
19:00 奈良博閉館
 
実際にやった人がもし居たら話を聞いてみたいです。さて、本題の旅行記に戻ります。
 
初日、まずは京都に入り、朝ごはんは京都駅内の喫茶店でモーニング。
 
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京都からレンタカーでMIHO MUSEUMに行きますが、途中車が混んでいましたね。高速を使わず下道で向かいます。途中の道路が結構狭くて、それなに対向車線から車がかなり飛ばしてきたりしてて怖かったなぁ。
 
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なんとか昼前にMIHO MUSEUMに到着。しだれ桜の季節はほぼ終わってました。
 
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「大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋」展で龍光院の曜変天目を観ます。この建物は初めてでしたがアプローチのトンネルが曲がっていて先が見えず、歩いていると明るさが見えてきて、そこにたどり着くというのが、やはり宗教を根本とした施設らしいなぁ、と。
 
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入口の方にあった建物にはレストランが入っていますが、混んでいました。混雑する時はここで食事をするのは難しいかもしれません。
 
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トンネルを越えたところの吊橋は揺れますね。ここでファッションショーを開催した映像を見ましたが、高所恐怖症のモデルさんが居たら怖かったでしょう……。
 
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「大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋」:曜変天目平成コンプチャレンジ初日
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2019/05/post-93ef1a.html
 
 
さて、そこから奈良の橿原に向かいます。この土地は神武天皇が即位した場所。そして日本最初の本格的に計画された都市とも言われる藤原京があった場所です。この土地を昔から守っているのが大和三山。そのうちの一つ「天香具山(香具山)」に行きました。
 
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「橿原市観光」
https://www.city.kashihara.nara.jp/kankou/own_kankou/kankou/index.html
 
「香具山」
https://www.city.kashihara.nara.jp/kankou/own_kankou/kankou/spot/kaguyama.html
 
香具山の上には「國常立神社」、山のふもとに「天香具山神社」、そこから山をぐるっと回って裏手側にあるのが「天岩戸神社」です。
 
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「天香具山神社」
https://www.city.kashihara.nara.jp/kankou/own_kankou/kankou/spot/amanokaguyama.html
 
「天岩戸神社」
https://www.city.kashihara.nara.jp/kankou/own_kankou/kankou/spot/amanoiwato.html
 
 
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まずは「天香具山神社」にお参り。
 
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数々の和歌にも歌われているこの山、皇室などにとっても大事な場所の様ですね。そこから山頂に向かいます。それほど大きな山ではありませんが、まぁ、登っていくと息は切れます。
 
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山頂にあるのが「國常立神社」。そして山を降りて「天岩戸神社」側へ行く途中に「伊弉冊神社」があります。イザナミがあるということはイザナギもあるのですが「伊弉諾神社」へ行く道は少し崩れていたので少し遠くからお参りしました。
 
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「天岩戸神社」は天照大御神がお隠れになった岩があるということで有名なところ。まぁ、九州にも同じようなところがあるので、神話の舞台が九州説/奈良説というところに突っ込みは入れませんが、何にしろ祀るという場所であるということは神聖な力のある場所なのは間違いないです。
 
そしてここから奈良市に戻り、ホテルにチェックイン。車を返し街中へ飲みに行きました。GW中と言うこちで、狙っていたお店はすべていっぱいでした。残念。車で移動していたので時間が読めず予約してなかったのですよね。まぁ、それでもなんとかお店を見つけて、日本酒にありつけました。
 
滋賀-奈良紀行2日目
 
二日目は奈良:奈良博/春日大社国宝殿/法隆寺に行きましたが、また別のエントリとします。
 
 

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鼉太鼓【Da-daiko】展/アート・オブ・ザ・サムライ展(春日大社 国宝殿)

鼉太鼓【Da-daiko】―超迫力の鎌倉彫刻、復活した世界最大級の太鼓―
http://www.kasugataisha.or.jp/h_s_tearoom/museum/museum2.html
春日大社 国宝殿
4/1-9/1
 
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アート・オブ・ザ・サムライ
http://www.kasugataisha.or.jp/h_s_tearoom/museum/museum2.html
春日大社 国宝殿
4/1-9/1
 
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GWに滋賀-奈良旅行(曜変天目コンプツアー)に行きましたが、その流れで春日大社の国宝殿へも行きました。谷口吉郎設計の春日大社宝物殿を建築家 弥田俊男の総監修のもとに増改築したものです。展示デザインにStudio REGALO 尾崎文雄、照明・インスタレーションデザインに岡安泉照明設計事務所 岡安泉と言うメンバー。
 
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入ってすぐの常設展示はこの神社という場所について、そして身の回りの自然に感謝し神様を感じること、風や水や光を感じることなどを伝える体感展示でした。
 
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初めにあったのは《神奈備》。水面に映像や照明を投影して水面および天井に映る影を見せる展示。展示は実際に水を使う展示は結構難しいはず。水が腐らないようにしなくてはいけないし、循環機能、湿気の対策など考えなくてはいけないことが多いです。それでも実際の水を使いたかったのでしょう。水面の変化、同じものは二度と出ないその変化を求めたのでしょう。
 
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次の《春日》は光。ワイヤースクリーンに投影される光の動きは風の動きを想起させます。人と言うもの、神と言うもの、辿っていった先にある自然、それらを伝えてくるようです。
 
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天井が高い展示室には鼉太鼓という舞楽用の大きな太鼓が展示されています。この大きな空間はこの太鼓専用の空間かと思ったら違うようで、この太鼓は今回4年ぶりに修復を経て戻ってきたとのこと。他にもこれくらい大きな宝物があるのでしょうか?2階にあがると手前の小さな展示室では武具の展示「アート・オブ・ザ・サムライ」、奥の大きな展示室では舞楽の楽器や面の展示がありました。
 

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吉岡徳仁 ガラスの茶室 - 光庵

吉岡徳仁 ガラスの茶室 - 光庵
http://www.nact.jp/2019/chashitsu/
国立新美術館
3/20-2021/5/10
 
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吉岡徳仁のガラスの茶室-光庵が国立新美術館で公開されています。それも無料で入ることの出来るエリアで、およそ2年間の長い期間の公開ですので慌てなくても大丈夫!
 
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このすべて透明の茶室は以前、2011年に第54回ヴェネツィア・ビエンナーレで公開、その後2015年に京都の将軍塚青龍殿の大舞台で公開されていました。私はどちらも見ることが出来ず、残念な思いをしていたところ、東京での無料公開と言う話を聞いてさっそく見てきました!
 
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黒川紀章設計の国立新美術館のガラスファサードを背景にするとまた見え方も変わってきます。
 
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ガラスの茶室と言うことで「光」によって見え方が変化していきます。斜めに差し込む光を屋根が反射していく様は美しかったです。雨の日、夕陽に照らされて、夜の佇まいなど様々な姿を見てみたいです。
 
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他にも周囲には吉岡徳仁デザインのガラスの椅子「Water Block」も展示されています。これ、六本木ヒルズにある、雨に濡れると透明度が上がりさらに透けて見える椅子と同じ素材かな?
 
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にじり口は下部だけにレールがあるのでしょうか?上部にはレールらしきものは見当たらず。
 
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床部のクリスタルの固まりは見事ですね。部屋内にあるオブジェと共に日の光を一番受けそうな面です。この上を歩くの軋みそうで怖いです。もちろん構造上はしっかりとしているでしょうけど。

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