旅行・地域

滋賀-奈良紀行2日目

一つ前のエントリで初日の行程まとめをしましたが、この前のGWに行った滋賀-奈良へ旅行(平成最後の曜変天目コンプツアー)の二日目まとめです。寄った各美術館については個別に書いてあります。二日目は奈良:奈良博/春日大社国宝殿/法隆寺です。
 
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滋賀-奈良紀行1日目
 
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朝、まず向かったのは奈良国立博物館。その前に奈良最古の喫茶店(?)でコーヒーを飲んでから、途中でよもぎ餅を食べ。
 
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興福寺の中を通っていきました。今回は阿修羅様には会わずに行きます。
 
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鹿の糞をかき分けて向かった奈良博、10時過ぎに館内に入り、真っ先に曜変天目コーナー向かいました。すでに30分待ちでしたが、その後どんどん行列は増えていったのでまだ良かったです。
 
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「藤田美術館展 曜変天目茶碗と仏教美術のきらめき」:曜変天目平成コンプチャレンジ二日目
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2019/05/post-36f32f.html
 
 
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そして春日大社 国宝殿。神社へ寄る時間はありませんでしたが、入口近くの国宝殿のインスタレーションを見てきました。
 
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鼉太鼓【Da-daiko】展/アート・オブ・ザ・サムライ展(春日大社 国宝殿)
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2019/05/post-df466c.html
 
 
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バスに乗って、建築を観ながら奈良駅へ。奈良県庁の建築設計は片山光生。旧国立競技場の設計者です。モダニズム建築になるのですかね。建物の上にあるのは何でしょう?何か機能するものなのかな?もう少しモダンな裁判所の建物の設計は誰でしょうか?
 
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奈良駅で荷物を預けて法隆寺へ向かいます。
 
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法隆寺駅からバスで法隆寺。昼ごはんは柿うどん。オレンジ色だけど柿の味はそんなにしないよね。
 
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法隆寺は小学校か中学校の修学旅行のときに来ていると思うのですが、記憶はありません。
 
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そして、大人になってからの法隆寺は感慨深いものです。古い物は1000年以上も昔に建てたものが現存するという素晴らしい建築。
 
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西岡棟梁の本を読んでからちゃんと来てみたいと思っていたので、やっと来る事ができました。本に載っていた建物とかあちこち見回ります。
 
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聖徳宗総本山 法隆寺
http://www.horyuji.or.jp/
 
 
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東伽藍の夢殿も見ました。漫画「日出処の天子」を読んでいたので聖徳太子に対する思い入れがちょっと深くあります。
 
 
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中宮寺にも行きました。尼寺だけあって雰囲気が柔らかい。境内に入ったら空気が違います。立派なある意味威圧感のある法隆寺とは違う空気。「如意輪観世音菩薩」(と公式は言っていますが弥勒菩薩に見えます)のお顔の優しさは本当に素晴らしい。公式でも本尊菩薩半跏像と言う表現が主に言われているので前ほどは如意輪観世音菩薩と言い張るのが厳しいと思ってきたのかも。まぁ、如意輪観世音菩薩と言うのが伝えなので違うとは公式としては言えないでしょうけど。
 
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聖徳宗 中宮寺
http://www.chuguji.jp/
 
 
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そこまで廻ったら帰宅です。バスで法隆寺駅まで行き、そこから奈良駅。せんと君、まだ居るんですね。
 
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京都駅へ行ってイノダコーヒーに寄り、新幹線で鯖寿司とビールで帰ります。
 
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法隆寺からなら大阪に行って新幹線に乗る方が良かったかもしれませんね。
 
「日本刀の華 備前刀」:曜変天目平成コンプチャレンジ最終日(稲葉天目)
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2019/05/post-d66697.html
 
そして翌日の平成最後の日に静嘉堂文庫に行って、この3日間での曜変天目3碗コンプを完了しました。


 
 

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滋賀-奈良紀行1日目

この前のGWの前半に休みが取れたので、滋賀-奈良へ旅行に行って来ました。平成最後の曜変天目コンプツアーが目的です。各美術館については個別に書いてありますので全体行程のまとめをここで。まずは初日の滋賀:MIHO MUSEUM/奈良:天香具山です。
 
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ちなみに余談ですが、曜変天目コンプと言えば、私が以前ツイッターで「曜変天目を一日で見るには」というツイートをして、比較的リツイートやいいねを頂いたことがありました。まぁ、実際には一日で3館(東京 静嘉堂文庫/滋賀 MIHOミュージアム/奈良 奈良国立博物館)を廻るのは厳しいのでやりませんが、その時の時間割を載せておきます。※条件として金曜で奈良博が夜間開館をしている設定です。そうでないと難しいです。また、茶碗を観るのに待ち時間はほぼ無しで観ないと厳しいですね。もちろん他の展示なんてちゃんと見れず、茶碗のみを見るくらいの行程です。
 
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曜変天目を1日で3つ見るには
金曜奈良博夜間開館設定
 
10:00 静嘉堂着 25分滞在
10:32 静嘉堂バス発
10:55 二子玉川駅発
13:51 石山駅着
14:10 MIHO M行バス発
15:00 MIHO M着 45分滞在
16:07 MIHO Mバス発
17:06 石山駅発
18:05 近鉄奈良着
18:18 奈良国立博物館着 40分滞在
19:00 奈良博閉館
 
実際にやった人がもし居たら話を聞いてみたいです。さて、本題の旅行記に戻ります。
 
初日、まずは京都に入り、朝ごはんは京都駅内の喫茶店でモーニング。
 
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京都からレンタカーでMIHO MUSEUMに行きますが、途中車が混んでいましたね。高速を使わず下道で向かいます。途中の道路が結構狭くて、それなに対向車線から車がかなり飛ばしてきたりしてて怖かったなぁ。
 
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なんとか昼前にMIHO MUSEUMに到着。しだれ桜の季節はほぼ終わってました。
 
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「大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋」展で龍光院の曜変天目を観ます。この建物は初めてでしたがアプローチのトンネルが曲がっていて先が見えず、歩いていると明るさが見えてきて、そこにたどり着くというのが、やはり宗教を根本とした施設らしいなぁ、と。
 
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入口の方にあった建物にはレストランが入っていますが、混んでいました。混雑する時はここで食事をするのは難しいかもしれません。
 
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トンネルを越えたところの吊橋は揺れますね。ここでファッションショーを開催した映像を見ましたが、高所恐怖症のモデルさんが居たら怖かったでしょう……。
 
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「大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋」:曜変天目平成コンプチャレンジ初日
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2019/05/post-93ef1a.html
 
 
さて、そこから奈良の橿原に向かいます。この土地は神武天皇が即位した場所。そして日本最初の本格的に計画された都市とも言われる藤原京があった場所です。この土地を昔から守っているのが大和三山。そのうちの一つ「天香具山(香具山)」に行きました。
 
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「橿原市観光」
https://www.city.kashihara.nara.jp/kankou/own_kankou/kankou/index.html
 
「香具山」
https://www.city.kashihara.nara.jp/kankou/own_kankou/kankou/spot/kaguyama.html
 
香具山の上には「國常立神社」、山のふもとに「天香具山神社」、そこから山をぐるっと回って裏手側にあるのが「天岩戸神社」です。
 
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「天香具山神社」
https://www.city.kashihara.nara.jp/kankou/own_kankou/kankou/spot/amanokaguyama.html
 
「天岩戸神社」
https://www.city.kashihara.nara.jp/kankou/own_kankou/kankou/spot/amanoiwato.html
 
 
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まずは「天香具山神社」にお参り。
 
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数々の和歌にも歌われているこの山、皇室などにとっても大事な場所の様ですね。そこから山頂に向かいます。それほど大きな山ではありませんが、まぁ、登っていくと息は切れます。
 
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山頂にあるのが「國常立神社」。そして山を降りて「天岩戸神社」側へ行く途中に「伊弉冊神社」があります。イザナミがあるということはイザナギもあるのですが「伊弉諾神社」へ行く道は少し崩れていたので少し遠くからお参りしました。
 
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「天岩戸神社」は天照大御神がお隠れになった岩があるということで有名なところ。まぁ、九州にも同じようなところがあるので、神話の舞台が九州説/奈良説というところに突っ込みは入れませんが、何にしろ祀るという場所であるということは神聖な力のある場所なのは間違いないです。
 
そしてここから奈良市に戻り、ホテルにチェックイン。車を返し街中へ飲みに行きました。GW中と言うこちで、狙っていたお店はすべていっぱいでした。残念。車で移動していたので時間が読めず予約してなかったのですよね。まぁ、それでもなんとかお店を見つけて、日本酒にありつけました。
 
滋賀-奈良紀行2日目
 
二日目は奈良:奈良博/春日大社国宝殿/法隆寺に行きましたが、また別のエントリとします。
 
 

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鼉太鼓【Da-daiko】展/アート・オブ・ザ・サムライ展(春日大社 国宝殿)

鼉太鼓【Da-daiko】―超迫力の鎌倉彫刻、復活した世界最大級の太鼓―
http://www.kasugataisha.or.jp/h_s_tearoom/museum/museum2.html
春日大社 国宝殿
4/1-9/1
 
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アート・オブ・ザ・サムライ
http://www.kasugataisha.or.jp/h_s_tearoom/museum/museum2.html
春日大社 国宝殿
4/1-9/1
 
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GWに滋賀-奈良旅行(曜変天目コンプツアー)に行きましたが、その流れで春日大社の国宝殿へも行きました。谷口吉郎設計の春日大社宝物殿を建築家 弥田俊男の総監修のもとに増改築したものです。展示デザインにStudio REGALO 尾崎文雄、照明・インスタレーションデザインに岡安泉照明設計事務所 岡安泉と言うメンバー。
 
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入ってすぐの常設展示はこの神社という場所について、そして身の回りの自然に感謝し神様を感じること、風や水や光を感じることなどを伝える体感展示でした。
 
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初めにあったのは《神奈備》。水面に映像や照明を投影して水面および天井に映る影を見せる展示。展示は実際に水を使う展示は結構難しいはず。水が腐らないようにしなくてはいけないし、循環機能、湿気の対策など考えなくてはいけないことが多いです。それでも実際の水を使いたかったのでしょう。水面の変化、同じものは二度と出ないその変化を求めたのでしょう。
 
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次の《春日》は光。ワイヤースクリーンに投影される光の動きは風の動きを想起させます。人と言うもの、神と言うもの、辿っていった先にある自然、それらを伝えてくるようです。
 
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天井が高い展示室には鼉太鼓という舞楽用の大きな太鼓が展示されています。この大きな空間はこの太鼓専用の空間かと思ったら違うようで、この太鼓は今回4年ぶりに修復を経て戻ってきたとのこと。他にもこれくらい大きな宝物があるのでしょうか?2階にあがると手前の小さな展示室では武具の展示「アート・オブ・ザ・サムライ」、奥の大きな展示室では舞楽の楽器や面の展示がありました。
 

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「藤田美術館展 曜変天目茶碗と仏教美術のきらめき」:曜変天目平成コンプチャレンジ二日目

国宝の殿堂 藤田美術館展 曜変天目茶碗と仏教美術のきらめき
https://www.narahaku.go.jp/exhibition/2019toku/fujita/fujita_index.html
奈良国立博物館
4/13-6/9
 
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GWに平成最期3日間、曜変天目3つコンプチャレンジ(1日1碗)、というのをやってみました。曜変天目茶碗が3つ同じ時期に公開されているので、4月28日に大徳寺龍光院の曜変天目、29日に藤田天目、30日に稲葉天目を見に行きました。3日間で廻った滋賀、奈良、東京の二日目、奈良博で見た藤田美術館の曜変天目(上から見た写真の一番左/横から見た写真の一番右)です。昨日は滋賀のMIHO、今日は奈良博です。朝10時過ぎに美術館に入り30分ほど並んで観ること出来ました。10時30分頃は1時間待ち位になっていました。
 
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以前サントリー美術館での藤田美術館展で観ていますが、とにかくここの曜変天目はバランスが良いです。煌き具合も光っていますし、班のサイズも良い感じ。渋さの龍光院、派手さの稲葉天目、バランスの良い藤田天目といったところ。個人的な好みでは龍光院のものが一番好きですが、藤田天目が一番綺麗だと思います。
 
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もちろん藤田コレクション、曜変天目だけではありません。藤田傳三郎が死ぬ間際までこだわった(そして所有して自分の手に取れぬまま亡くなった)ので有名な交趾大亀香合もあります。油滴天目や菊花天目、大井戸茶碗などの茶道具の名品。書や絵巻、仏像などもあります。国宝作品もいくつもあり、かなり見応えありました。
 

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「大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋」:曜変天目平成コンプチャレンジ初日

大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋(はそうあい)
http://www.miho.or.jp/exhibition/daitokuji-ryokoin/
MIHO MUSEUM
3/21-5/19
 
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GWに平成最期の3日間、曜変天目3つコンプチャレンジ(1日1碗)、というのをやってみました。曜変天目茶碗が3つ同じ時期に公開されているので、4月28日に大徳寺龍光院の曜変天目、29日に藤田天目、30日に稲葉天目を見に行きました。初日に見た大徳寺龍光院の曜変天目(上から見た写真の一番右/横から見た写真の一番左)について。大徳寺龍光院の曜変天目、実は初見です。残る二つは以前に見たことがあるので、とりあえずこれで3碗制覇ではありますが、どうせならこの3碗同時公開のタイミングで3つ見回りました。3日間で滋賀、奈良、東京をまわりました。
 
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さて、混んでいると噂のMIHOミュージアムでしたが、行ったのは昼ごろ。初めてのこの建築です。入口では曜変天目観るのに30-40分待ちと書いてあったけど実際には15分も待たずに見ることが出来ました。その後もタイミング良ければ5分程度の待ちです(2回並んで見ました)。駐車場はそこそこってところ。立駐の屋上まで行きました。情報だと午前の方が混んでるみたいですね。少し前はしだれ桜のシーズンでもっと混んでいたようですし、翌日に行った人はもっと並んでいたようです。GWの半ばあたりは車が駐車場に入れない日もあったようですので本当にタイミングよかったです。
 
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大徳寺龍光院の曜変天目はなかなかお目にかかれないので有名です。去年「国宝展」に出たのが12年ぶりだという話で、国宝展にいけなかった私はとても悔しく、次はいつ公開されるのか……と思っていたところにこの展覧会、行って来ました。一番地味と言う話でしたが、地味と言うよりも渋いという方が良い味わい。正直3碗の中では一番好みです。少し強く光が当てすぎてる感じがするのは他の曜変天目との比較を意識して青色を強く出したいが故でしょうか?それでも良かったです。
 
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もちろん他にも大徳寺龍光院に伝わる様々なものが展示されています。これらは一つ一つが教えを伝えるための枝葉であり、すべてが教えに繋がっていくそうです。茶入れの切型が面白かったなぁ。あれは図鑑みたいなものなのかな?他にも様々な茶道具、書や掛軸など素晴らしい品ばかり。単眼鏡必須でした。
 
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また、こちらの館のコレクション展示には「耀変天目」があります。「耀」の字が違いますが、これは『大正名器鑑』と言う大正時代の茶器図鑑に載っていた「曜変」の称をもつ6碗のうちの一つだとのこと。確かに観ると模様は間違いなく油滴天目である。ただし、虹色に光る具合はただの油滴天目ではないのがわかる。曜変とは別にした方が良いが、これはこれで残る二つの「曜変」の称をもったものは徳川美術館蔵、根津美術館蔵。この二つはまだ観たことがない気がするので観ないと……。
  

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闇に刻む光 アジアの木版画運動1930s-2010s/近藤嘉男と憧れのヨーロッパ航路

闇に刻む光 アジアの木版画運動1930s-2010s
アーツ前橋
2/2-3/24
 
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アーツ前橋に初めて行って来ました。旧西友だった建物を改修した施設です。ファサードのパンチングメタルが特徴的。サインもそこに書かれている文字も含めパンチングメタルを使ったものでした。ここら辺は別に建築系、サイン系まとめエントリを立てています。
 
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さて開催されている木版画の展覧会がとても濃厚なものでした。芸術としての木版画ではなく、政治や社会運動の表現としての木版画の展覧会。こんなの初めて見ました。
福岡アジア美術館で開催された展覧会にアーツ前橋ではインドネシアの現代アーティストのイルワン・アーメット&ティタ・サリナの展示を最後に加えています。
 
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木版画と言うそれほどコストもかからず、拡散も出来るというメディア。その原始的であり、パワフルなところが反体制などへ繋がり木版画運動へとなる。言って見ればモチモチの木で見たような版画の、あの粗さ、力強さ、感情の溢れ感のタッチでプロパガンダをするような感じ。
 
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共産主義や毛沢東等などの歴史に関して知識があればもっと深く観る事が出来たのになぁ、と残念。ただ、その分、そこら辺に興味がある人が見ると全部を見るのに何時間もかかってしまいそう。
 
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幾つかの館から作品は借りて来ているが、どこからこう言う資料がその館にあることを知ることができるのか。研究者のネットワークなどがあるのでしょうが、ここら辺は福岡アジア美術館の凄さなんでしょう。これを研究、収集して展示まで持って来るのは大変そうです。
 
 
 
近藤嘉男と憧れのヨーロッパ航路
アーツ前橋
2/2-3/24
 
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地域ゆかりの作家さんの展示です。前橋に住んでいた近藤嘉男さんがヨーロッパ渡航した時の絵が展示されていました。晩年の色が鮮やかな絵の方が好きです。
 
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また、前橋に産まれながらも海外で暮らしていた高畑早苗さんと南城一夫さんの作品も展示されています。高畑早苗さんの絵はかなりインパクト高し。
 

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モダンデザインが結ぶ暮らしの夢

モダンデザインが結ぶ暮らしの夢
高崎市美術館
2/2-3/31
 
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ブルーノ・タウト、アントニン・レーモンド、剣持勇、ジョージ・ナカシマ、イサム・ノグチを取り上げモダンデザインのつながりを読み解く展覧会。
 
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高崎市美術館の各展示室でそれぞれを紹介して居ました。個々への堀り下げはもう少し欲しいところでしたが、モダンデザイン全体をざっくり知るには良い展覧会でした。特に個人的にはジョージ・ナカシマの椅子をまとめて見るよい機会でしたね。
 
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さて、この展示は汐留ミュージアムに巡回しますが、この高崎市美術館で観る事をオススメしたいのは、ここにはレーモンド宅の写しである旧井上房一郎邸があること。
 
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この美術館の敷地内にある旧井上房一郎邸はレーモンド邸を気に入った井上房一郎が職人をレーモンド邸に送り込み実測させて(一部材料をグレードアップさせて)写しとったもの。
 
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すでに実存しないレーモンド邸の記録としてとても良い材料として残っています。そして、この建物での暮らしを想起させる雰囲気は、今回の展覧会であるモダンデザインを使った生活そのまま直結となるものでした。実際にノグチのあかりが飾られた部屋を見ることができます。
 
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今回、この旧井上房一郎邸入口部に花が飾ってありました。モダンデザインの暮らし、というのはカッコいい家具がある家、と言うことだけでなく、このように季節や花を愛でる余裕も含めたくらいなのかな、と思わせるものでした。この旧井上房一郎邸については他にも写真があるので別に建築系まとめエントリを既に立てていますのでそちらも参考までに。
 
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一つだけ、このサイン、無●良品に見えてしまいます……。
 
ちなみに5月から東京国立近代美術館工芸館で開催される展覧会「デザインの(居)場所」でもここら辺の時代が出てきそうなので併せて観たいところです。
 
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所蔵作品展―デザインの(居)場所
東京国立近代美術館工芸館
5/21-6/30
 
 

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飯塚小玕齋展―絵画から竹工芸の道へ―

太田の美術vol.2「生誕100年 飯塚小玕齋展―絵画から竹工芸の道へ―」
太田市美術館・図書館
2/2-4/7
 
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太田市美術館・図書館に初めて行ってきました。平田晃久さんの建築設計です。屋内、屋外をぐるっとめぐる建築は面白いつくりですね。雨で屋外に出れ無かったのが残念。また特徴的なサインデザインはグラフィックデザイナー平野篤史さん。ここら辺に関しては別に建築系、サイン系のまとめエントリをたてて詳しくあげています。
 
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太田市ゆかりの作家、人間国宝の竹工芸家 飯塚小玕齋さんの展覧会です。同じ竹工芸家の父、飯塚琅玕齋の次男に産まれた為、初めは跡を継ぐつもりもなく画家になろうとしたが、兄が亡くなり、跡を告ぐことになり、結果、絵画を学んだ知識やセンスを竹工芸にも生かし、見事な作品を生み出します。
 
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若き日の絵画作品から、初期の装飾的な工芸品、後期の用の美を取り入れた見事な工芸品などが展示されていました。展示数はそれほどありませんが、前期後期で絵画以外はほぼ入れ換えですので通して見ればそこそこの数を見ることが出来ます。初期の装飾的なものに関しては竹で創ったアールデコ風(?)な模様がある屏風がありました。ただ、やはり「見事」と言えないのが後期の作品。細編み、粗編みを駆使して制作されたそれらは意思を持って動き出しそうだし、細やかな網目はどれだけ緻密な作業なのか想像もつきません。細やかさと粗いパワーを両立するそのセンスには本当にため息が出ます。
 
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展示室を繋ぐスロープにあったのは萩原朔太郎さんの詩「竹」。萩原さんは群馬の前橋出身なのですね。
 
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美術館と一緒になっている図書館内には以前こちらの展示に参加された淺井裕介さんの作品が残っています。こんな感じで地域に残る施設としてアートも一緒に残っていくと良いですね。
 
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この施設にはカフェもありました。地元のコーヒーショップがお店を出しているそうです。食べ物はホットサンドなどの軽食が中心。
 
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展示も、施設も本当にオススメです。今回はここから前橋や高崎の方に足を伸ばしましたが、足利方面に行っても良いかもしれませんね。そちら方面には栗田美術館、あしかがフラワーパークなどがあります。
 

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太田市美術館・図書館/アーツ前橋(サイン編)

この前のぐるっと群馬ツアーで見た美術館の中で太田市美術館・図書館とアーツ前橋のサインデザインが特徴的でしたので取り上げてみます。建築に関しては別のエントリでまとめてあります。
 
群馬ぐるっと建築巡り:太田市美術館・図書館/アーツ前橋/旧井上房一郎邸(高崎市美術館)
 
太田市美術館・図書館(建築/内装編)
 
 
 
さて、サイン関連まずは太田市美術館・図書館から。館内の撮影は許可制ですので受付で撮影希望の旨を伝える必要があります。
 
太田市美術館・図書館
 
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この建築は建築家、平田晃久さん設計ですが、その中でも目を惹く特徴的なサインデザインはグラフィックデザイナー平野篤史さんの担当。柔らかな漢字の文字は線が細いのでメインのサインに使うは弱い字体だとは思いますが白地に黒文字をベースに枠線で囲ったりして、もしくは光らせたりとそこは各所で工夫してます。
 
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比較的柔らかめの感じで判りやすいアイコンと一緒に表示されているというのは最近のスタンダードになっていますね。
 
個人的にこのタイプのサインの走りではないかと思うのは横須賀美術館の廣村正彰さんのデザインです。以前それを観に行った時のエントリも参照下さい。
 ↓
横須賀美術館、其の壱:サイン編
 
 
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ここの建物は5つの箱を繋いでいく形で通路やスロープを設けているので動線は比較的複雑。それが面白い反面、迷う人も居そうです。こう言う建物においてサインの役割は重要です。
 
この建物にある大きなスロープのカーブにあるカーブミラーにもサインが入ってました。建築内にカーブミラーがあるこっと自体珍しいですね。そしてそこにサインを入れるとは!ミラー面にサインを入れるので少し見にくい感はありますが、建物が白色基調なので、それが背景に映っている時は、まぁ、それほどでもなく、見る角度によりけりでした。
 
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この系は文字の柔らかな雰囲気と併せてグラフィックのわかり易さが求められます。それを独自に施設ごとに起こしていくのは大変ですけど、まぁ、そこがデザイナーの腕の見せ所なんでしょう。
 
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この建物、平面的にも複雑ですし、外も内も大きなスロープで上下に繋がっているので平面的な表現も難しいです。フロア図も苦労されていますね。建物の形をそのまま生かさずデフォルメしても良かったのかなぁ、と思いますが、それはそれで難しいのかな。
 
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運用カウンターは分厚い天板の側面にサイン。これは近くに来ないと判らないですが、空間的にカウンターが見えればそれで大丈夫という感じですかね。天板上のICカードサインは判りやすい。そういえば天井から吊り下げる系のサインはあまり無かったかも。そこはちゃんと見なかったので見落としてるかも。
 
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天吊サインと言えば、絵本コーナーのネオンサインは他とは違う感じでやたらと目立っていますが、街中でみるものを看板的にサインに取り込むというコンセプトの様です。運用的なものと箇所箇所でアピールするところは切り分けている感じ。トレイのサインはハーフミラー加工のドアですので人が居て中が明るい時は見にくいかも。
 
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ミラー面+サインと言うのが比較的多かったですね。個人的にはこの組み合わせはまず見にくいので好きではありませんが、ここでは文字の大きさや、映りこむ背景の色などによってかそこまで見にくい感じは無かったです。
 
 
 
アーツ前橋
 
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上記、太田市美術館・図書館の後に行ったアーツ前橋のサインも特徴的だったのでここに。このアーツ前橋は坂倉建築研究所の設計の建物(旧西友リヴィン前橋店WALK館)を水谷俊博建築設計事務所の設計で改修。サインなどのビジュアル・アイデンティティについてはエイトブランディングデザインの西澤昭洋さんが担当しています。
 
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リニューアルされた建築はファサードのパンチングメタルが特徴的。サインもそこに書かれている文字も含めパンチングメタルを使ったものでした。
 
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白いパンチングメタルの穴に黒いゴムチューブを通して文字を書く、このシステムは凄いですね。綺麗に文字を作るのは大変そうですが、
 
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これらは簡単な文章的なものにも採用されていました。運営サインやコーナー表記など様々なところに関わってくるのでの場合、サインデザインをする時には表記のルールというものを作るのですが、そのルールを作るほうも大変そう。大きさの制限、文字の角度の制限、画数が多い漢字などはどうするか決め事は沢山ありそうです。ただ、それを乗り越えても目を惹く、そして楽しそうなサインですね。
 
 

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太田市美術館・図書館(建築/内装編)

太田市美術館・図書館に行ってきました。この日は群馬あたりぐるっと廻って他にもアーツ前橋や旧井上房一郎邸などの建築を観たので一つ前にそれらのまとめエントリを上げてますのでそちらも見てください。
 
群馬ぐるっと建築巡り:太田市美術館・図書館/アーツ前橋/旧井上房一郎邸(高崎市美術館)
 
 
 
では、太田市美術館・図書館、写真が多いので単独で建築や内装に関して取り上げてみます。ちなみに館内の撮影は許可制ですので受付で撮影希望の旨を伝える必要があります。
  
太田市美術館・図書館
 
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ここは建築家、平田晃久さんの建築設計。思ったより小さい施設ですが随所にこだわりもあり、構成も面白い。駅の北口すぐ目の前と言う立地ですが、他にランドマークになるようなものも無いのでそれほど大きくなくても目立ちます。地域の人たちとワークショップを開き何度も議論をしながら決めていった建物だということです。美術館と図書館はレイアウト的には分断されてなく、大きな空間の中で点在する部屋の割り振りのような感じでわかれていました。もちろんその中で美術館(この時は有料でした)として使っている部屋だけ廻れるルートの区分けはしっかりと出来ています。
 
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建物の構造としては敷地内に5つの箱を配置して、それらをぐるぐる巡る様に繋いでいく。その巡っている部分が屋内の通路やスロープや階段になり、そして屋外部のスロープや階段にもなっている。
 
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1階から2階へ登っていく窓側のスロープと2階から3階へのスロープ+階段がクロスしていくのが外観でわかります。
 
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屋内に関して言えばその箱と箱の間は通路感は無いです。柱や部屋で仕切られているので大きな空間の中でざっくりと構造で仕切られている感じです。その分、なんとなくウロウロするのにいい具合の入り組んだ構成になっていて、歩いているだけで楽しい。上の写真のサインを見るとその箱間のレイアウトが判りますね。
 
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特徴的なサインデザインはグラフィックデザイナー平野篤史さん。サイン系は別にエントリをあげています。
 
太田市美術館・図書館/アーツ前橋(サイン編
 
カーブミラーが付いている建物って始めてみたかも!更にそこにサインを取り込むとは。
 
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結構内部はアップダウンがあり、複雑な構造が楽しくもあります。ただ、迷う人も居るかもしれませんね。そういう意味でもサインの位置づけは重要かも。
 
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雨の日は屋外締め切りだそうで、残念ながら外に出ることはこの日は出来ませんでしたが、本を読めるテラスや、緑化部はゆったりできる庭みたいな造りにもなっているようです。天気の良い日は子ども達を遊ばせる様なエリアになっているのでしょうか。
 
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蔵書はアート関連や子供向けが多いので、ある程度置いてある本はジャンルを絞って、それ以外の一般書籍で必要な本は随時取り寄せするような運営でしょうか。
 
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本棚は途中までは靴のまま登れる構造。高いところ対策ですね。トイレのドアがハーフミラー加工です。遠くからはミラーに見えますが中の明りがついていて近づくと中が見えます。レイアウト的に用を足すところは直接見えないにしろ、これはこれで良いのかな、特に女性用とかはどうなんでしょう(場所によっては中が見にくいようなフィルムが貼ってありました)。
 
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閲覧机、運営カウンターなどは下部は黒めで消して、MDF(圧縮木材)の天板ということで共通されていました。
 
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一部エリアの照明や別エリアの椅子が六角形がベースとなったデザインで、この形は他にモチーフが出てこないですよね?建築と一緒にデザインされているのか、それともこれは別の扱いか?
 
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細かい点ですがこの建物で特徴的な点の一つがエッジが無くフラットにみえること。ぱっと見てフラットな視界を求めたのか、建物と屋外の切れ目にガラスをはめ込む袴がありません。地面に埋め込んで固定してあります。スロープの端も最低限下に物が落ちないように程度の少しの立ち上がりしかない。
 
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スロープの端も何も立ち上がりがないです。物が転がっていく、子どもが足を踏み外すということはおそらく運営上気をつけるようにしているのでしょう。流石に2階以上の手すり部には人や物の落下防止用に透明なアクリル板がありますが、これも後付けの様に見えますので、設計段階では端には何も立ち上がりを付けたくなかったのかと思われます。
 
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イベントスペースはこの日は何もやっていませんでしたがちょっと明るい空間ですね。カーテンはあるものの映像などを使うイベントは想定して無さそう。カフェは軽食のみでしたが、コーヒーは市内にあるこだわりのお店の様でにぎわっていました。ちゃんとしたご飯出すと周囲のご飯やさんへの妨害になるのかな?

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