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ポーラ美術館:ロニ・ホーン:水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる?

ロニ・ホーン:水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる?
ポーラ美術館
2021/9/18-2022/3/30
 
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ポーラ美術館では同時代の作家を単独で取り上げるのははじめてとのこと。ここで現代アートの展覧会は幾つか見た事ありますが、そういえば現代作家の個展扱いは初めてですね。
 
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ロニ・ホーン展、とても好みの展覧会でした。水をテーマにした作品が多く、この自然いっぱいの箱根の森との親和性が高かったのも好印象の理由の一つかもしれません。
 
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現代アート好きの人なら是非見てほしい展覧会。パッと見だけでもとても綺麗で満足出来るのに、作品をじっくりと深く読み込むと更に満足度が上がる展示です。
 
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感覚で見ても思考で見ても楽しめる展覧会。¥なのですが、とにかく深く突っ込むと底なしにずぶずぶとハマってしまう考察性が高いという両方の指向を持った作品が多かったです。
 
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最近流行りの、綺麗だけど中身が薄いという展示では決してありません。でも、そういうものを求めている人たちも満足する、って凄いですよね。
 
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そぎ落とされた作品、何かを暗示するような作品、答えを出さず考えさせるような作品たち。箱根まで行く価値はある展覧会だと思います。
 
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最初にあるガラスの作品は水をたたえた様な透明で光沢がある面を見せてくれます。静かに、触れたり息を吹きかけたら波打ちそうな透明な個体。
 
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詩や文学をちりばめたような作品。アイスランドに魅了され、制作を行った作品。
 
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水、自然を表現するのに表現しきれないもどかしさの現れの様でもありました。
 
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テムズ川の水面で表現されるものは物語なのか、映画のシーンなのか、音楽なのか。
 
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ドローイングやコラージュはそのような頭の中のものを吐き出すためのものなのか、形に出来そうで形ににならない、手が届かない何かの様です。
 
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ポートレートも一つの顔が表す無数の表情を捉えるようで、見ている私たちは最終的にとらえられない様でもあります。
 
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屋外の森の中の作品もまるで昔からここにあるようなたたずまい。側面に揺らぐ木陰と水の揺らぎ、樹々の合間から射す光。
 
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答えが出来る事だけが正解ではない、答えが出ないことの方が多い、そんな意識で見ていた展覧会です。
 

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九州紀行その3:大分市行程

今年の初めに行った九州大分旅行、由布院、別府、大分市と廻りましたが、由布院、別府と回って最後に来た大分市の全行程まとめです。
 
初めに行った由布院とその次に行った別府の工程は以下です。
 
九州紀行その1:由布院行程
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2020/06/post-86591d.html
  
九州紀行その2:別府行程
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2020/06/post-05e6e0.html
 
 
 
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大分銀行赤レンガ館
建築設計:辰野 金吾
https://www.oitabank.co.jp/atm/akarengakan/
 
別府から電車で大分駅へ。大分旅行の最後の目的地。駅のコインロッカーに荷物を預け街中へ。駅からすぐのところで目立つ赤レンガ館。そして、この目の前の地下道には鈴木ヒラク作品があるので見落としてはいけません。
 
ここら辺で廻ったアート、建築関連は別エントリにまとめてあります。
 ↓
大分市アート、建築編
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2020/06/post-626a26.html
 
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喫茶かわい
https://tabelog.com/oita/A4401/A440101/44003438/
 
昼ごはんは大分の街の純喫茶かわいでホットサンド。これオススメです!
 
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OASISひろば21
http://www.oasis-hiroba21.jp/
大分県立総合文化センター(iichiko総合文化センター)
http://www.emo.or.jp/
 
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街中から少し歩いてOASISひろば21。この建物の道路渡った正面がOPAMです。道路を渡り廊下で渡って直通です。
 
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大分県立美術館
https://www.opam.jp/
 
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大分県立美術館 cafe Charite(カフェ シャリテ)
https://www.opam.jp/page/shop.html
 
建築設計:坂茂のOPAM(大分県立美術館)です。中にあるカフェ シャリテも坂茂デザイン。無料で入ることのできるアトリウム部分などにミヤケマイさんの作品などがあります。この時は岡本太郎展をやっていました。
  
大分県立美術館に関しては別エントリでまとめてありますので参照下さい。
 ↓
大分県立美術館 OPAM:建築/パブリックアート(建築設計:坂茂)
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2020/06/post-a4183a.html
 
岡本太郎展+コレクション展の感想はこちら。
 ↓
岡本太郎展 /コレクション展Ⅴ「旅する美術」
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2020/06/post-95b15a.html

 
さて、本当は大分市美術館にも行こうか悩んでいたのですがOPAMに結構居たので、ここは諦め、歩いて駅まで戻りバスで空港、そして帰宅と言うことに。由布院、別府、大分市と行き、それぞれの地でまだ行きたいところもあります。また遊びに来たいな、と思います。
 

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九州紀行その2:別府行程

今年の初めに行った九州大分旅行、由布院、別府、大分市と廻りましたが、由布院の次に行った別府の全行程まとめです。
 
別府の前に行った由布院、この後に行った大分市のエントリはこちら。
 
九州紀行その1:由布院行程
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2020/06/post-86591d.html
 
九州紀行その3:大分市行程
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2020/06/post-515f2c.html  
 
 
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別府タワー
http://www.bepputower.co.jp/
 
由布院からバスで別府へ来ました。別府といえば別府タワー。と言っても登っていませんが。この近くに宿をとっていたので荷物を預けに。
 
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和音 お寿司の店の名物とり天
https://tabelog.com/oita/A4402/A440202/44001937/
 
そして昼ごはんは別府名物のとり天。有名店の一つ和音に。ふわふわ系のとり天でした。美味しい!
 
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別府駅へ戻ります。このはしゃいでる様な人は有名な方の様です。後ろの籠みたいなものの中は手湯。
 
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街中をぶらぶらと。少し寂れた商店街。こんな映画館も……。昔は温泉街へ旅行にきた人で賑わいのある街だったんだろうな。
  
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竹瓦温泉
https://www.city.beppu.oita.jp/sisetu/shieionsen/detail4.html
 
別府の象徴の一つ竹瓦温泉。温泉に入っていきますが、とにかく熱い!お湯が熱い!由布院のマイルドな温泉の後に別府の湯の洗礼を受けました。
 
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ホテルうみね
http://umine.jp/
 
この日の宿はこちら。こちらの温泉も熱かったです。水を入れてはいるのですがお湯加減が難しい。
 
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夜ごはんはふぐとか。
 
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朝ごはんでお腹いっぱい。
 
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朝に露天風呂に入りに行ったら「虹」が!二重の虹です、暁光ですね。
 
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その後、トキハ百貨店の屋上からもまだ虹が見えました。こちらの百貨店には足湯があったり、大分全域のお土産が売っているお土産物屋があります。
 
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トキハ別府店(屋上に淺井裕介の作品)
 
トキハの駐車場屋上にある淺井裕介作品を見ます。この後、海の方に砂湯に入りに行くのですが、強風でやっていない。残念。と言うことで次の目的地へ。
 
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別府温泉保養ランド
http://hoyoland.webcrow.jp/
 
別府駅からバスでこちらまで。砂湯がダメなら泥湯、というのに入ります。泥で白濁した温泉。こちらは成分が強い!出た後にどかっと疲れが出る。しばらくこちらで休んでいきます。湯あたりですかね。癖のある別府お湯の洗礼をここでも。
 
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鉄輪温泉(かんなわおんせん)
http://www.kannawaryokan.com/
 
とりあえず昼ごはんがてら。鉄輪温泉を散歩。俗にいう地獄めぐりは今回はしませんでした。本当はどこかでお寿司を食べたかったのですが、連日夜も朝も宿で食べ過ぎているので全くお腹空かず、軽く食べることに。
 
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地獄蒸し工房鉄輪
http://www.gokuraku-jigoku-beppu.com/entries/jigokumushikobo-kannawa
 
と言うことで観光っぽく地獄蒸し。量もコントロールできて、楽しいし、ちょうど良かったです。
 
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別府に戻ってきて街中へ。商店街がやはり寂しいですね。
 
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SELECT BEPPU(マイケルリンの作品)
https://selectbeppu.thebase.in/
 
元気に頑張っているお店もあります。こちらでマイケルリンの作品を見ます。この後、また竹瓦温泉に行ってこちらで砂湯に入ることにしました。こちらの砂湯は室内でお湯を含んだ砂を体にかけてくれます。疲れは取れますね。
 
ここら辺で回ったアート、建築関連のネタは別エントリにまとめています。
 ↓
別府アート、建築編
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2020/06/post-53a618.html
 
この日は同じうみね泊ですが、夜ごはんも翌日の朝ごはんも付けず、一度は地元の居酒屋に飲みにいかねば!と言うことで近くの人気店を予約。
 
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ろばた仁 
https://tabelog.com/oita/A4402/A440202/44000332/
 
関アジ、関サバを食べ、椎茸を食べ、とり天をここでも食べ、満足です。帰りにトキハでお土産を幾つか購入。翌日はチェックアウトして朝に駅まで行き、お土産など買い足して大分市へ電車で向かいました。
 
  




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九州紀行その1:由布院行程

今年の初めに行った九州大分旅行、由布院、別府、大分市と廻りました。由布院の全行程まとめです。
 
この後に廻った別府、大分市の工程エントリはこちら。
 
九州紀行その2:別府行程
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2020/06/post-05e6e0.html
 
九州紀行その3:大分市行程
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2020/06/post-515f2c.html
 
 
 
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羽田から飛行機で大分空港へ。そこからバスで由布院駅へ到着。由布院駅から正面に由布岳が見えます。今回の旅行では車は借りずバスと電車のみの移動としました。由布院は山の中、冬なので万が一雪が降ると車では大変になりそうと思ったのですが、まぁ、天候は問題なかったです。ただ、宿の運転手さんと話していたら、やはり雪が降る時はあるようなので、冬の山の中のレンタカーは避けて良かったかと。実はこの周辺の観光地化されていない温泉なども検討していたのですが、同様に冬で車が使えなくなるかもと言うことも考え、バスや電車の便が良いところに今回の目的地を決めました。 
 
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由布院駅
建築設計:磯崎新
http://www.city.yufu.oita.jp/kankou/kankou/station/
 
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由布市ツーリストインフォメーションセンター ~YUFUiNFO
建築設計:坂茂
http://yufu-tic.jp/tic
http://www.yufuinfo.jp/
 
アート、建築に関しては別エントリにあげています。
 ↓
由布院アート、建築編
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2020/06/post-a21adf.html
 
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由布院駅前のお土産店 日乃新(由布岳を望んで左側)
http://www.yufuin-hinoshin.co.jp/
 
由布院駅に到着、駅前のおみやげ物やさん(足湯もあり)のコインロッカーが一番安かったのでそこに荷物を入れ、駅周辺の建築を観て、観光エリアになっている湯の坪街道周辺で昼ごはん。時間調整で喫茶店に寄り、予約していたCOMICO ART MUSEUM YUFUINへ。
 
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COMICO ART MUSEUM YUFUIN
建築設計:隈研吾 アーティスト:村上隆、杉本博司、奈良美智
https://camy.oita.jp/
 
こちらは別エントリで詳しく書いています。
 ↓
COMICO ART MUSEUM YUFUIN(建築設計:隈研吾)
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2020/06/post-06b44b.html
 
 
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ゆのつぼ温泉
http://www.city.yufu.oita.jp/kankou/onsen/yunotubo/ 
 
美術館のすぐ裏に温泉を発見。これは、と思って入ることに。無人の共同浴場なので建物裏手にあるお店でタオルを買って(持っていれば買わなくても良い)、入口にある箱に入浴料を入れます。結構熱めのお湯でしたね。
 
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この日はあちこち行かずに早めに宿に入ることにして、宿に連絡して駅まで迎えに来て頂きました。
 
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草屋根の宿 龍のひげ 別邸ゆむた
http://ryunohige.com/
 
この日の宿は朝には由布岳の赤富士も見ることが出来た「龍のひげ 別邸ゆむた」。
  
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温泉が滑らかで入りやすく、何度も入ってしまいました。由布院の温泉は癖が無く、湯あたりしづらく何度も入れるということでしたが本当に良い湯でした。あと、この宿、布団と枕がとてもよかった。
 
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夜はお肉でしたが、食べきれず、残った肉を翌日の朝に出してもらうことに。
 
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朝ごはんもおかずが多く、前の夜のお肉もあっておなか一杯に。チェックアウト後、車で駅まで送っていただきます。2日目は由布院エリアを歩いて回ります。
 
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駅から少し歩くと道の真ん中に鳥居。これはどこの神社行きの参道的な扱いなのかな?これから行く神社の方向なのですが少し距離があるけど。
 
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宇奈岐日女神社
https://www.visit-oita.jp/spots/detail/4384
 
ということで来たのがこちらの宇奈岐日女神社。うなぐひめ、うなぎひめと読むので鰻と関係はありそう。
 
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神社の境内には何年前かの台風で倒れた大木の切り株が残っています。この大きさの樹が残っていたらかなり見応えあったでしょうね。
 
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そこから有名観光地の方へ向かうのに田や川などのどかな道を抜けていきます。どこからも由布岳が見えて、この土地はこの山に守られているんだなという感じです。
  
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金鱗湖
http://www.city.yufu.oita.jp/kankou/kankou/kinrinko/
 
そして有名観光地である金鱗湖。湖というより大きな池という感もありますが、綺麗ですね。この湖と駅の間が湯の坪街道という有名観光地エリアになっています。
 
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プリンどら
https://eshop.kikuya-oita.net/
 
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湯布院 ジャズとようかん
http://www.jazz-youkan.com/
 
湯の坪街道はかなりの人出。それほど広くない道の両脇に様々なお店が並び、人がたくさんいます。ここは原宿か?!という感じ(そこまでではない)。
 
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ゆふいん夢ひろば ドクターフィッシュ
https://www.facebook.com/%E3%82%86%E3%81%B5%E3%81%84%E3%82%93%E5%A4%A2%E3%81%B2%E3%82%8D%E3%81%B0-194144930688961/
  
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ゆふいんバーガーハウス
https://tabelog.com/oita/A4402/A440201/44005389/
 
湯の坪街道から外れるとドクターフィッシュがあったり(くすぐったすぎてダメでした)、駅の近くでハンバーガーを食べたり。そして今日も早めに宿に向かうことに。
 
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由布院 六花
http://yufuinonsen.jp/
 
今日は昨日とは別の宿に。比較的新しい宿ですが、なかなか良い宿でした。若目のオーナーさんのようですが、古臭くない今風のサービスが私は良いと思いました。周りには何もないけど、駅から遠くないし、また来たいですね。
  
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夜ご飯は和食ベースですがオリジナルなものになっていました。かなりお腹いっぱいになりましたがよくある日本旅館の食べきれない量ではなく、ちょうど良いお腹いっぱい具合。年取るとこのくらいが良いです。
  
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お風呂は半露天のみですが、相変わらず気持ち良いクセのない何度でも入れるお湯。朝ご飯も良かったです。チェックアウトして車で駅まで送って貰います。来たときに荷物を預けたお土産物屋の足湯に浸かって時間調整。そして由布院から別府へバスで向かいます。
 

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大分市アート、建築編

今年の初めに行った九州大分旅行、由布院、別府、大分市と廻りましたが、最後に廻った大分市の建築/アート情報まとめ。
 
ちなみに今回(年のはじめ)の九州旅行の全体はこちら。
九州紀行その1:由布院行程
九州紀行その2:別府行程
九州紀行その3:大分市行程
 
 
 
大分駅府内中央口広場屋外トイレ
建築設計:矢橋徹、伊藤憲吾(伊藤憲吾建築設計事務所)
https://www.yabashi-aa.com/works/article/44
 
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まずは大分駅前でふと目に入った建物。トイレがなかなかイイ感じです。
 
 
 
大分駅北口、山口晃氏原画による陶板画「島尽鐵道圖」(しまづくし くろがねのみちず)
※書籍「本気になって何が悪い」(2017 年 唐池恒二著)の表紙画
http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2018/02/09/180209ooitastation.pdf
 
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大分駅には山口晃氏原画による陶板画(制作:大塚オーミ陶業株式会社)がありました。実はこれ2作目(2018年2月作成)で同じ入口の逆側にもう一つ、1作目(2017年10月作成)の陶板画「九州鐡道驛中驛外圖」があったということです。見逃しました。
 
 
 
大分銀行赤レンガ館
建築設計:辰野 金吾
https://www.oitabank.co.jp/atm/akarengakan/
 
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大分の建築と言えばこの辰野 金吾 の建物です。現役で使われているというのが凄い。
  
 
 
鈴木ヒラク「点が線の夢を見る」(地下道アート)
大分市中央通り線地下道(大分銀行赤レンガ館付近)
http://www.beppuproject.com/work/1614
 
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逢坂 卓郎「生成と消滅 大分市」(地下道アート)
大分駅前地下道北側通路
https://www.city.oita.oita.jp/o154/machizukuri/toshi/art.html
 
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地下道にアート作品を展示するプロジェクトをやっていました。鈴木ヒラクさんの作品は赤レンガ館の前の地下道です。
 
 
 
大分県立美術館 OPAM
建築設計:坂茂
https://www.opam.jp/
 
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もちろん坂茂 設計のOPAMも行きました。CDL 平野敬子×工藤青石のサインデザイン。
 
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須藤玲子やマルセル・ワンダース、ミヤケマイのパブリックアートもあります。大分県立美術館に関しては別エントリでまとめてありますので参照下さい。
 ↓
大分県立美術館 OPAM:建築/パブリックアート(建築設計:坂茂)
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2020/06/post-a4183a.html
 
 
他にも大分市には様々な建築やアート施設(磯崎新のアートプラザや大分市情報学習センターや岩田学園、黒川紀章の大分スポーツ公園総合競技場、大分市美術館)があります。時間が無く見ることが出来ずでした。あと、街中のどこかに藤本壮介のHouse Nもあるのですよね。帰りの空港行きバスからどこかに見えないかなぁ、と探してしまいました(見つからず)。

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別府アート、建築編

今年の初めに行った九州大分旅行、由布院、別府、大分市と廻りました。由布院の次に行った別府の建築/アート情報まとめ。
 
ちなみに今回(年のはじめ)の九州旅行の全体はこちら。
九州紀行その1:由布院行程
九州紀行その2:別府行程
九州紀行その3:大分市行程
 
 
 
駅前温泉
http://www.gokuraku-jigoku-beppu.com/entries/ekimae-kotoonsen
 
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別府駅すぐにあった温泉の建物が古くてとても素敵だった。
  
 
 
トキハ別府店(屋上に淺井裕介の作品)
http://www.tokiwa-dept.co.jp/beppu/
 
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百貨店のトキハの屋上に淺井裕介『海と山の間で生きている』が残っていると言うことで見てきました。駐車場の一番上に描かれたとても大きな絵です。一部しか見ることが出来なくても一目で淺井さんの絵だと判るのがすごいですね。
 
 
  
SELECT BEPPU(マイケルリンの作品)
https://selectbeppu.thebase.in/
http://www.beppuproject.com/work/541
 
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セレクトベップというデザイングッズショップの2階に以前描かれたマイケル・リンの襖絵が残っているということで見てきました。街中にあるので竹瓦温泉などにも行きやすい場所。
 
 
 
竹瓦温泉
https://www.city.beppu.oita.jp/sisetu/shieionsen/detail4.html
 
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別府と言えば、この建物。建築好きとしては観ておきたいですね。温泉や砂浴も体験したので中も見てきました。
 
 
別府は他にも見たい建築やアート、工芸ネタなどもありました(磯崎新の別府ビーコンプラザ/別府市美術館/別府市竹細工伝統産業会館/別府アートミュージアム)が今回はあまり欲張らず、ゆったりと廻りました。

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由布院アート、建築編

今年の初めに行った九州大分旅行、由布院、別府、大分市と廻りましたが、まずは由布院の建築/アート情報まとめ。
 
ちなみに今回(年のはじめ)の九州旅行の全体はこちら。
九州紀行その1:由布院行程
九州紀行その2:別府行程
九州紀行その3:大分市行程


  
由布院駅
建築設計:磯崎新
http://www.city.yufu.oita.jp/kankou/kankou/station/
 
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由布院の駅は磯崎新の設計。黒っぽい建物が横に長く広がる。中は半分位アートギャラリーやホールとして使われていた。
 
 
 
由布市ツーリストインフォメーションセンター ~YUFUiNFO
建築設計:坂茂
http://yufu-tic.jp/tic
http://www.yufuinfo.jp/
 
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由布院駅のすぐ隣に作られたインフォメーションセンターは坂茂の設計。
 
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坂さんはこう言う木組みの天井好きですよね。受付カウンターは紙管でした。
 
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サイン関連は平野敬子のデザイン。大分県立美術館と同じ組み合わせですね。
 
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海外の人がくることが多いインフォメーションセンターと言うのもあってピクト中心か。
 
 
 
COMICO ART MUSEUM YUFUIN
https://camy.oita.jp/
建築設計:隈研吾
 
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由布院に出来た隈研吾設計の現代アートの美術館。村上隆、杉本博司、奈良美智の3人の作品のみを見せる小さな質の良い美術館。こちらの詳細は別にあげてありますのでこちらを参照ください。
 ↓
COMICO ART MUSEUM YUFUIN(建築設計:隈研吾)
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2020/06/post-06b44b.html
 
 
由布院には他にも観光地ならではの小さな美術館が沢山ありました。今度来た時は他にも行きたいところがありますね。

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岡本太郎展 /コレクション展Ⅴ「旅する美術」

今年初めに行った九州大分旅行で寄った大分県立美術館(OPAM)で見た展覧会。今年の初展覧会がこれでしたね。
 
ちなみに今回(年のはじめ)の九州旅行の全体はこちら。
九州紀行その1:由布院行程
九州紀行その2:別府行程
九州紀行その3:大分市行程
 
 
 
岡本太郎展
http://www.opam.jp/exhibitions/detail/528
大分県立美術館
2019/12/26-2020/1/24
 
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あの、芸術は爆発だ、の岡本太郎。本当に爆発しそうなパワフルな作品を作っていますよね。
 
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縄文土器の魅力を広めたのも岡本太郎でした。土器や日本庭園の写真をたくさん撮っていました。日本の文化を追求してきた岡本太郎。
 
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土着のお祭りの写真も多くありました。土器などと同じようにプリミティヴなものに惹かれたのですね。
 
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絵画作品や立体作品の形や色にそのプリミティヴなパワーは現れています。手の椅子は一度見たら忘れられません。
 
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太陽の塔もいうまでも無く岡本太郎の代表作。スケッチからは情熱が零れ落ちそう。
 
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日本の常識からはみ出ていたように見える岡本太郎が実は根本に日本文化をとても大事にして、作品制作のエネルギーにしていたのだと判る展覧会でした。
 
 
 
コレクション展Ⅴ「旅する美術」
http://www.opam.jp/exhibitions/detail/578
大分県立美術館
2019/12/6-2020/2/4
 
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旅をテーマにした展覧会。旅と言えば大分産まれの田能村竹田から始まります。後半からは様々な大分の景色が描かれた絵が出ていました。耶馬溪、由布岳、別府など。
 

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大分県立美術館 OPAM:建築/パブリックアート(建築設計:坂茂)

今年の初めに行った九州大分旅行、ここは行かねばです、な建築設計:坂茂の大分県立美術館。通称OPAM。
 
ちなみに今回(年のはじめ)の九州旅行の全体はこちら。
九州紀行その1:由布院行程
九州紀行その2:別府行程
九州紀行その3:大分市行程
 
 
 
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大分県立美術館
https://www.opam.jp/
 
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坂茂の設計。道路側はガラス貼りなので入りやすい感じ。このガラス壁、1階部分が開くらしい(が、あまりそういう使い方してないようです)。
  
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道を挟んだiichiko文化センターから渡り廊下で2階から入るルートもあり。1階で企画展、2階はカフェと情報センター、3階は常設展。3階の屋根がいかにも坂さん設計の木組みでした。
 
 
 
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2階のカフェ「cafe Charite(カフェ シャリテ)」 も坂茂デザイン。
 
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ここぞとばかりに紙管使っています。食材には紙管は使っていませんでした。
 
 
 
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サインなどのデザインはCDL(コミュニケーションデザイン研究所) 平野敬子×工藤青石。色を使ったサイン什器なども担当。
 
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このインフォメーションデスク、裏側に何か出っ張ってるなぁ、と思ったら、これ上から見たら?マークになっているらしい。上から撮るの忘れた!
 
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ちなみにショップのカウンターはS型になっています。
  
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サインデザインもわかりやすい感じで、今風の優しいグラフィカルなピクトグラム。
 
 
 
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1階のアトリウム周辺には様々なパブリックアート。アトリウム全体を「ユーラシアの庭」としている。
  
ユーラシアの庭
http://www.opam.jp/page/garden.html
 
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須藤玲子≪ユーラシアの庭「水分峠の水草」≫
http://www.opam.jp/page/works/sudoreiko.html
 
2階の床レベルを水面、1階を水中に見立て、そこに浮かぶ水草を表現した須藤玲子の作品
 
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押すとゆらゆら揺れるのが怖いようで面白いマルセル・ワンダースのバルーン作品。
 
マルセル・ワンダース≪ユーラシアン・ガーデン・スピリット≫
http://www.opam.jp/page/works/marcelwanders.html
 
 
 
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アトリウムの奥側にはミヤケマイの作品が幾つか。
 
大分観光壁
http://www.opam.jp/page/oita_tourismwall.html
 
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ミヤケマイ「水府 覆水難収・フクスイオサメガタシ」
プールの作品。水面に見えるのは複層のガラス板。なんと上に乗れます。良く見ると魚や人がガラス面にいるのです。
 
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ミヤケマイ「世界は届けい・セカイハトドケイ 大分の中心で家内安全を叫ぶ」
壁には鳩時計。様々な国の時刻を表す時計があります。西日が当るので壁を作ることになって、この面を作品で埋めることをミヤケさんにお願いしたとか。
 
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ミヤケマイ「おかえりなさい。」
大分の切子燈籠、信仰などを表現した作品。

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ミヤケマイ「もどる場所があるということ」
ミヤケさん得意のハニカム材を使った作品。正面から見ると図柄が見えるが、斜めからは見えなくなる。大分に関わるモチーフが描かれている。
  
 
 
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3階にある空を望む中庭には工芸作品の展示。
 
天庭(あまにわ) 工芸を超える現代三人衆
「徳丸 鏡子(陶)、礒﨑 真理子(陶)、高橋 禎彦(ガラス)」
http://www.opam.jp/page/amaniwa.html
 
 
 
あちこちに椅子やアート作品があって、開かれた美術館という狙いでしょう。
 
アトリウム・屋外展示作品について
http://www.opam.jp/page/works.html
 
どこまでその開かれた館が実現出来ているのかはわからないし、椅子等もコロナ禍では使えないものもあるかもしれません。ただ、コロナ騒ぎからの復活にいち早く体制を整え名乗りをあげたのがこの館でした。前へすすむ力はありそうです。
 

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COMICO ART MUSEUM YUFUIN(建築設計:隈研吾)

由布院にあるCOMICO ART MUSEUM YUFUIN(建築設計:隈研吾)を見てきました。
 
ちなみに今回(年のはじめ)の九州旅行の全体はこちら。
九州紀行その1:由布院行程  
九州紀行その2:別府行程
九州紀行その3:大分市行程
 
 
 
COMICO ART MUSEUM YUFUIN
 
https://camy.oita.jp/
開館時間 09:30-17:30(ツアー時間は09:40-16:00)、事前予約制のツアー形式(約60分)
休館日 隔週月曜日
入館料 一般:1,500円、学生(高校・中学・小学生):1000円、子ども (小学生未満):無料
 
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今年の初め、九州 大分にある温泉地、由布院温泉に行きました。ここに隈研吾が設計した現代アートの美術館があるということでみてきました。由布院駅から歩いて15分ほど、観光で賑わっている湯の坪街道すぐ脇。建物の裏には川が流れていて、由布岳をみることができます。
 
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漫画アプリCOMICOを運営している韓国の会社 NHNが作った小さくても質の良い美術館 「COMICO ART MUSEUM YUFUIN」。事前予約制、ツアーガイドで中を見て歩く形式となります。
 
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建築設計は隈研吾。焼き杉を使った黒い外観が特徴的。根津美術館、明治神宮ミュージアムなどの庇と似た感じです。村上隆、杉本博司、奈良美智と言う3人の現代アート作品を展示するための美術館です。
 
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ロゴのデザインをしたのはデザイナーの原研哉。この組み合わせも明治神宮ミュージアムと同じですね。
 
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予約をした時間に行くと、受付にガイドツアー参加者が集まっています。ガイドが始まり、まず館の説明。館内サインも焼き杉を使って居ました。
 
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そして一つ目の展示室へ。ここには村上隆の作品が7点あります。比較的初期の頃の作品でしょうか。キャラクターのDOB君が出て来る絵です。展示室の端にはガラスの壁と水盤。ガラスの向こう側にある第二展示室はここから見えるのですが、このまま行くことは出来ません。
 
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第二展示室に行くには一度建物から出て、中庭を通って行くことに。幾つかの小さな建物で構成しているこの美術館。村がコンセプトになっているとのこと。NHN写社員の研修でも使われているとか。
 
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そして第二展示室へ。ここには杉本博司の作品「海景」シリーズが5点あります。ガイドさんが説明していましたが、ツアー制にしている理由の一つは向こうの部屋を空の状態で見ることが出来るようにしたいから、だそうです。
 
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展示室を見終わったら、受付へ戻り、二階へ。多目的ラウンジで一休み。ここにはCOMICOの出版物や建築家やアーティストに関する本などを閲覧できます。
 
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部屋の外には奈良美智の作品「your dog」と背後に壮大な由布岳。ここは前は枯山水の庭園だったようです。それを無くして奈良美智作品を設置(2019年の冬)したようです。
 
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外に出て近くに、後ろからと眺めることが出来ました。
 
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いまトピにこの美術館のことを書いていますのでこちらも参考に是非。
 
【今すぐ行きたい】知ってる?有名温泉地にあるとても素敵な美術館
https://ima.goo.ne.jp/column/article/7984.html
 

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