阪本トクロウ|デイリーライブス/浜口陽三 ぶどうとレモン/萩原英雄 物語をカタチにする
阪本トクロウ|デイリーライブス
http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/exhibitioninfo/index.html
武蔵野市立吉祥寺美術館
2021/1/9-2/28

坂本トクロウ展が吉祥寺で開催!と言うことで期待して行ってきました。いや、好きな作品ばかりでとてもいい展覧会でした。入場料300円というのも良いですね。
入り口部にあった横長の絵、何が描いてあるかと思ったら湖の遊覧船。この面積を使って、この様に描くのか、と驚きます。それが故にこの詳細部分に目が行ってしまうものです。


端っこに細かいものが描かれていたり、中央がスコーンと抜けていたり、この間の取り方がとても良いです。日本画出身の方だからこういう間のある絵が得意なのでしょうか?

http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/exhibitioninfo/index.html
武蔵野市立吉祥寺美術館
2021/1/9-2/28


坂本トクロウ展が吉祥寺で開催!と言うことで期待して行ってきました。いや、好きな作品ばかりでとてもいい展覧会でした。入場料300円というのも良いですね。


入り口部にあった横長の絵、何が描いてあるかと思ったら湖の遊覧船。この面積を使って、この様に描くのか、と驚きます。それが故にこの詳細部分に目が行ってしまうものです。



端っこに細かいものが描かれていたり、中央がスコーンと抜けていたり、この間の取り方がとても良いです。日本画出身の方だからこういう間のある絵が得意なのでしょうか?


裏口の様な何気ない景色。決してメインとはならない、でも、ここに注目するのが素晴らしいです。


この会議室のさりげない佇まい!非常口、扉のレバー、人のいない空間、なんでこの空間を描こうと思ったのでしょう?そしてなんでこんなさりげない空間の絵が目を引くのでしょう?


引きの構図による間、と近くで見た時の細かさ。団地も生活感が現れそうで、生活はそこに見えません。あくまでも絵のモチーフです。モチーフとして普通は見落とされるようなものでも、いや、それだからこそ描くのでしょうね。


必要ではないものは絵の中に描かないのかもしれませんが、なんでそれが必要なのかもわからないものとも取れるものが描いてある。それがこの絵には必要だったのは絵を見ればわかりますが、描く前に作家さんがどのようにそれを判別しているのか、それとも見たまま、作家さんの目にこう映っているから描いたのか。
この絵が一番好きだったかな。なんか抽象的な模様かと思ったら階段に落ちた木漏れ日ですよ、これ。この絵はちょっとグッときた。


夜景も素敵です。街が描かれている夜景も、上空から明かりしか見えない夜景も、余計な情報は無く、もうそれが最低限必要な要素なんだと削り落として描かれている(作家さんは見たままで削り落としてはいないのかもしれない)。


空撮の絵を色数を抑えて描いた、これなんの模様と言うシリーズや水面などを描いたシリーズもあります。2/5からは代官山のアートフロントギャラリーでも個展が始まっています。
浜口陽三 ぶどうとレモン
http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/exhibitioninfo/indexhama.html
武蔵野市立吉祥寺美術館 浜口陽三記念室 2020/10/1-2021/2/28
萩原英雄 物語をカタチにする
http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/exhibitioninfo/indexogi.html
武蔵野市立吉祥寺美術館 萩原英雄記念室 2020/10/1-2021/2/28
吉祥寺美術館に来たらこちらものぞいていきます。版画の作り方を勉強できる浜口陽三ルームは今回は果物をテーマにした作品が、萩原英雄の作品はギリシア神話やイソップ物語をテーマにしたものなどが。
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