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東山魁夷と四季の日本画

東山魁夷と四季の日本画
https://www.yamatane-museum.jp/exh/2020/higashiyamakaii.html
山種美術館 
2020/11/21-2021/1/24
 
やってきました、山種美術館での東山魁夷の展覧会です。東山魁夷の描いた日本の四季にまつわる絵と、それに関わる近代・現代の画家たちの絵を集めたものです。 これの展覧会の存在がわかった時に、これは年末に行く!と決めたのです。そう、あの東山魁夷《年暮る》を見て年をおさめたいじゃないですか!(もちろん年明けに見ても充分魅力的な絵です……)
 
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(注、言うまでもなく上の写真はお菓子の写真です。)この絵は魁夷が描いた京都の四季シリーズのうち「冬」の絵です。他の魁夷の絵のような構図とは少し違う感じもあるのですが、とにかく惹かれます。静かな絵ですし、動きもないのですが、なんでこう目が離せないのでしょうか?しんしんと降る雪、音が吸収され、静かな景色が頭の中にも再現されます。川端康成の言葉をきっかけに出来たこの作品は、多くの人を捉える名作だと思います。
 
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魁夷の作品としては皇居宮殿に描いた作品の同趣作品である《満ち来る潮》やそのスケッチなど風景を描いた作品が並びます。他にも魁夷以外では四季を描いた作家、皇居宮殿に関連した作家などの作品が並んでいます。竹内栖鳳、魁夷の師・川合玉堂、山口蓬春など。菱田春草の《月四題》は好きな作品。墨で描かれた月と季節の植物。モノクロなのに色が見えるような作品です。
 
現代では千住博の作品が目を引きました。掛け軸の上半分に月、下半分に景色、それぞれ別の紙に描かれているのですが、月の光が下の景色に差し込んでいるのですね。別の紙に描かれているのにそれらの世界はリンクしているというもの。良かったです。
 
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さて、山種美術館が実施をしていたクラウドファンディング、凄いですね。初めの目標をあっという間に達成したかと思ったら、第二目標も達成。寄附に近い形のクラウドファンドでしたが、最終的には当初の目標額の2.6倍もの寄附総額となりました。
私も少しばかりながらも参加させていただきました。
 ↓
山種美術館|コロナ禍を越え、日本画を未来に伝える活動にご支援を
https://readyfor.jp/projects/yamatane2020
 
コメントを読むと、本当に愛されているんだな、と思います。これからが、まだ大変な時期ではあると思いますが、良い企画で新しい価値観の美術館を作り上げていってほしいと思います。
 

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