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横浜美術館コレクション展「ヨコハマ・ポリフォニー:1910年代から60年代の横浜と美術」/柵瀨茉莉子展|いのちを縫う

こちらでは横浜美術館コレクション展「ヨコハマ・ポリフォニー:1910年代から60年代の横浜と美術」とNew Artist Picks「柵瀨茉莉子展|いのちを縫う」について書いています。同時開催の企画展「トライアローグ:横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション」については別に書いています。
 
  
横浜美術館コレクション展「ヨコハマ・ポリフォニー:1910年代から60年代の横浜と美術」
https://yokohama.art.museum/exhibition/index/20201114-568.html
横浜美術館
2020/11/14-2021/2/28
 
企画展「トライアローグ」では20世紀100年間の近現代アートを扱っていますが、こちらのコレクション展は1910年から1960年代までの横浜のアートシーンを中心に紹介する構成になっています。
 
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有島生馬/ポール・セザンヌ
  
まずはヨーロッパで触れた最新の芸術、セザンヌなどからの影響、横浜からパリへ出ていった藤田嗣治や長谷川潔などの紹介、そして関東大震災からの復興に絡む動きを紹介しています。
 
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鏑木清方作品
 
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川上澄生作品
 
個人的に良かったのが新版画から川上澄生のコーナー。鏑木清方の美人画、伊東深水や川瀬巴水などの新版画のグラデーションの美しさ、そして川上澄生の力強い線で構成される作品。シュークリームを版画で掘っている作品、初めて見たかも。美味しそうで無かったですね、笑。棟方志功が川上澄生の作品を見て版画家になることを決めたとか。
 
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斎藤義重作品
 
そして、横展写真部、岡田謙三、イサム・ノグチなどが続きます。もの派の斎藤義重作品もあります。以前、この横浜美術館で大がかりな菅木志雄作品を見た事がありますが、この館ともの派は相性良いかもしれませんね。
 
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宮川香山作品
 
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今日の作家展コーナー 
 
超絶技巧な宮川香山の特集展示を経て、最後の2章は「ハマ展」や「神奈川アンデパンダン展」、「今日の作家展」に絡む作品の紹介になります。その流れを経て1989年に開館したこの横浜美術館。今回の展覧会ののちに大規模改修工事による休館期間に入るそうです。リニューアルオープンは2023年度中の予定。今のうちに見ておかねばですね。
 
 
 
柵瀨茉莉子展|いのちを縫う
https://yokohama.art.museum/exhibition/index/20201114-555.html
横浜美術館 アートギャラリー1、Café小倉山
2020/11/14-12/13
 
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いのちを縫う、と言うタイトルですが、本当に縫っています。なんでも縫っています。刺繍のようなものもあり、自然物を日用品に縫いつけている物もあり。
 
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戦時中の鞄だったり、木の皮だったりと物は色々とありますが、どこかで作家の記憶にそれらが繋がっている気がします。
 
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祖母の思い出の衣類、学生の時に拾った葉っぱだったり、それらはただの物質かもしれませんが、それを縫うという手段で一つ手を入れることによって、その記憶がより刷り込まれて、より特別なものへなる、そのための行為なのではないのかな、と思いながら見ていました。 
 
 
 
同時開催の「トライアローグ:横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション」 は別のエントリにまとめてあります。
 
「トライアローグ:横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション」
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2020/11/post-739719.html
 
こちらも併せて。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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