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KING&QUEEN展 ―名画で読み解く 英国王室物語―

KING&QUEEN展 ―名画で読み解く 英国王室物語―
https://www.kingandqueen.jp/
上野の森美術館
2020/10/10-2021/1/11
 
肖像画の展覧会、ということですが、行ってみて思ったのと違いました。英国王室のあんなドラマ、こんなドラマが山盛りの展示。その物語が面白い英国王室の歴史の展覧会でした。
 
この展覧会、解説も丁寧で、初めに熊澤先生が肖像画の見方について解説しています。肖像画とは顔を似せて描いているだけではなく、その立場を表していたり、その時代の政治で何を訴えたいかなど様々な要素が盛り込まれている絵だそうです。一般に向けてわかりやすいアピールの道具であり、政治の道具なのですね。
 
そして展示の途中途中にある中野先生が書いているネタがやたらと面白い!、絵のキャプションも人間関係を詳しく書いてあり、時代ごとに家系図で把握できる様になってます。家系図はHPからもダウンロード可能。音声ガイドは元宝塚の明日海りおさん。りおさん演じる王や女王!
 
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さて、展示は初めの一部屋からして王位継承のさまざまなドラマがありました!初めののテューダー朝の展示がもうスリリング。ヘンリー8世からはじまりその6人の妻たちの悲喜こもごもの話。なお、ヘンリー8世の息子エドワード6世がなくなったときに王位を継承したのがジェーングレイ。以前「怖い絵」展でポスターになっていた《レディ・ジェーン・グレイの処刑》の人。9日間で廃位された女性ですね。
 
そしてその後、ヘンリー8世の娘であるメアリー1世が王位を継承。多くのプロテスタントを処刑したのでカクテル「ブラッディメアリ―」の名の元になった人。メアリー1世の後に王位を継承したのがエリザベス1世。この時代にイギリスは大きく発展をするのです。
 
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と、もう一部屋目でこんなにたくさんの7情報があっておなか一杯です。その後、女にだらしない男性の王さまたちの話題も良いのですが、やはり英国王室を栄えさせた女性たちの物語が凄かったです。権威としてのエリザベス1世だでなく、愛されたヴィクトリア王女、そして今も輝くエリザベス2世。王位に翻弄されたり支える女性たちもいます。
 
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エリザベス2世を皮切りに展示の後半は現代の見覚えのある人たちが出てきます。チャールズ皇太子、故ダイアナ妃、ウイリアム王子、そして王室引退をしたヘンリー王子とメーガン妃など。ここら辺は肖像画と言っても、写真作品などもあり。現代ということで写真もアーティスティックな作品もありました。ウォーホルの絵もありましたね。写真ではエリザベス2世の戴冠写真は良かったです。これはイギリス好きは必見の展示です。
 
 
 
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さて、KING AND QUEEN展とからめて行くのにオススメなのが、上野にある純喫茶「王城」。キングキャッスルです!
 
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丸井の裏手あたりにある正統派な喫茶店。ナポリタンや厚切りのトースト、パフェが美味しい。他にもこの近くに「古城」という純喫茶もあります。名前の城にこだわらなければギャランや丘も純喫茶らしいきらびやかな内装でおすすめです。
 

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