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藝大コレクション展 2019/藝大の猫展

藝大コレクション展 2019
https://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2019/collection19/collection19_ja.htm
東京藝術大学大学美術館
第1期:4/6-5/6
第2期:5/14-6/16
 
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日本画、西洋画、彫刻、工芸、デザインなど多岐に渡る藝大のコレクションからセレクトした展覧会です。2期展示に行って来ました。
 
日本画/西洋画と出展されていますが私的に今回の注目ポイントは工芸デザインである《起立工商会社工芸図案》。藝大とも密接な関係性のある起立工商会社は日本初と言っても良い日本工芸品の輸入・製作の会社。ウィーン万博で日本の工芸品が評判良いのをきっかけに明治初期に開業したようです。漆工、金工、陶磁器、染色、木工など様々な工芸品の図案が展示されていました。また元々藝大で所有していた《下図類》という資料もこの《起立工商会社工芸図案》と関連あるということが展示されています。
 
で、実はこの図案を描いているのが江戸琳派に繋がっている面々なのです。山本光一、山本華外、稲垣其達などの酒井抱一門下生関連の筋の人たち、そして鈴木其一の次男である鈴木誠一など江戸琳派の面々が参加!更に小原古邨の師匠である鈴木華邨の絵もありましたし、起立工商会社の人が林忠正とも繋がっていたりします。明治初期の工芸文化の華やかさがわかる資料です。デザイン的な興味で観に行ったのですが、実は日本美術的欲求も満たしてくれるという展示になっていました。
 
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日本画は当時人気だったやまと絵の手法を取り入れた卒業生の絵などの展示。当時の西洋画の手法も意識しながら日本画を描いていく葛藤や実験性などを感じることができます。
おそらく、日本画と言うものが大きく変わっていく時代だったのでしょう。西洋画はイギリスに影響を受けた作家の絵を中心に展示されています。個人的にはウィリアムモリスに影響を受けた富本憲吉の図面が素敵でした。書かれている文字もデザインされてて、あれは痺れた! 
 
 
 
藝大の猫展
https://artplaza.geidai.ac.jp/gallery/2019/03/nekoten.html
藝大アートプラザ
4/26-5/26
 
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藝大の学生や卒業生の作品を買うことができるという藝大アートプラザ。
今回の展示の内容は「猫」!猫にまつわる作品で、気に入ったら実際に買える作品たちが展示されています。
 
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普段猫なんて撮らないはずの鈴木理策が撮影した猫の写真、見上げる顔がかわいい……(売約済みでした)。
蓮沼昌宏のパラパラ漫画的作品もあり。個人的には彫刻ものの方が好きなの多かったな。
 
 

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