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太田市美術館・図書館/アーツ前橋(サイン編)

この前のぐるっと群馬ツアーで見た美術館の中で太田市美術館・図書館とアーツ前橋のサインデザインが特徴的でしたので取り上げてみます。建築に関しては別のエントリでまとめてあります。
 
群馬ぐるっと建築巡り:太田市美術館・図書館/アーツ前橋/旧井上房一郎邸(高崎市美術館)
 
太田市美術館・図書館(建築/内装編)
 
 
 
さて、サイン関連まずは太田市美術館・図書館から。館内の撮影は許可制ですので受付で撮影希望の旨を伝える必要があります。
 
太田市美術館・図書館
 
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この建築は建築家、平田晃久さん設計ですが、その中でも目を惹く特徴的なサインデザインはグラフィックデザイナー平野篤史さんの担当。柔らかな漢字の文字は線が細いのでメインのサインに使うは弱い字体だとは思いますが白地に黒文字をベースに枠線で囲ったりして、もしくは光らせたりとそこは各所で工夫してます。
 
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比較的柔らかめの感じで判りやすいアイコンと一緒に表示されているというのは最近のスタンダードになっていますね。
 
個人的にこのタイプのサインの走りではないかと思うのは横須賀美術館の廣村正彰さんのデザインです。以前それを観に行った時のエントリも参照下さい。
 ↓
横須賀美術館、其の壱:サイン編
 
 
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ここの建物は5つの箱を繋いでいく形で通路やスロープを設けているので動線は比較的複雑。それが面白い反面、迷う人も居そうです。こう言う建物においてサインの役割は重要です。
 
この建物にある大きなスロープのカーブにあるカーブミラーにもサインが入ってました。建築内にカーブミラーがあるこっと自体珍しいですね。そしてそこにサインを入れるとは!ミラー面にサインを入れるので少し見にくい感はありますが、建物が白色基調なので、それが背景に映っている時は、まぁ、それほどでもなく、見る角度によりけりでした。
 
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この系は文字の柔らかな雰囲気と併せてグラフィックのわかり易さが求められます。それを独自に施設ごとに起こしていくのは大変ですけど、まぁ、そこがデザイナーの腕の見せ所なんでしょう。
 
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この建物、平面的にも複雑ですし、外も内も大きなスロープで上下に繋がっているので平面的な表現も難しいです。フロア図も苦労されていますね。建物の形をそのまま生かさずデフォルメしても良かったのかなぁ、と思いますが、それはそれで難しいのかな。
 
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運用カウンターは分厚い天板の側面にサイン。これは近くに来ないと判らないですが、空間的にカウンターが見えればそれで大丈夫という感じですかね。天板上のICカードサインは判りやすい。そういえば天井から吊り下げる系のサインはあまり無かったかも。そこはちゃんと見なかったので見落としてるかも。
 
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天吊サインと言えば、絵本コーナーのネオンサインは他とは違う感じでやたらと目立っていますが、街中でみるものを看板的にサインに取り込むというコンセプトの様です。運用的なものと箇所箇所でアピールするところは切り分けている感じ。トレイのサインはハーフミラー加工のドアですので人が居て中が明るい時は見にくいかも。
 
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ミラー面+サインと言うのが比較的多かったですね。個人的にはこの組み合わせはまず見にくいので好きではありませんが、ここでは文字の大きさや、映りこむ背景の色などによってかそこまで見にくい感じは無かったです。
 
 
 
アーツ前橋
 
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上記、太田市美術館・図書館の後に行ったアーツ前橋のサインも特徴的だったのでここに。このアーツ前橋は坂倉建築研究所の設計の建物(旧西友リヴィン前橋店WALK館)を水谷俊博建築設計事務所の設計で改修。サインなどのビジュアル・アイデンティティについてはエイトブランディングデザインの西澤昭洋さんが担当しています。
 
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リニューアルされた建築はファサードのパンチングメタルが特徴的。サインもそこに書かれている文字も含めパンチングメタルを使ったものでした。
 
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白いパンチングメタルの穴に黒いゴムチューブを通して文字を書く、このシステムは凄いですね。綺麗に文字を作るのは大変そうですが、
 
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これらは簡単な文章的なものにも採用されていました。運営サインやコーナー表記など様々なところに関わってくるのでの場合、サインデザインをする時には表記のルールというものを作るのですが、そのルールを作るほうも大変そう。大きさの制限、文字の角度の制限、画数が多い漢字などはどうするか決め事は沢山ありそうです。ただ、それを乗り越えても目を惹く、そして楽しそうなサインですね。
 
 

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