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太田市美術館・図書館(建築/内装編)

太田市美術館・図書館に行ってきました。この日は群馬あたりぐるっと廻って他にもアーツ前橋や旧井上房一郎邸などの建築を観たので一つ前にそれらのまとめエントリを上げてますのでそちらも見てください。
 
群馬ぐるっと建築巡り:太田市美術館・図書館/アーツ前橋/旧井上房一郎邸(高崎市美術館)
 
 
 
では、太田市美術館・図書館、写真が多いので単独で建築や内装に関して取り上げてみます。ちなみに館内の撮影は許可制ですので受付で撮影希望の旨を伝える必要があります。
  
太田市美術館・図書館
 
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ここは建築家、平田晃久さんの建築設計。思ったより小さい施設ですが随所にこだわりもあり、構成も面白い。駅の北口すぐ目の前と言う立地ですが、他にランドマークになるようなものも無いのでそれほど大きくなくても目立ちます。地域の人たちとワークショップを開き何度も議論をしながら決めていった建物だということです。美術館と図書館はレイアウト的には分断されてなく、大きな空間の中で点在する部屋の割り振りのような感じでわかれていました。もちろんその中で美術館(この時は有料でした)として使っている部屋だけ廻れるルートの区分けはしっかりと出来ています。
 
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建物の構造としては敷地内に5つの箱を配置して、それらをぐるぐる巡る様に繋いでいく。その巡っている部分が屋内の通路やスロープや階段になり、そして屋外部のスロープや階段にもなっている。
 
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1階から2階へ登っていく窓側のスロープと2階から3階へのスロープ+階段がクロスしていくのが外観でわかります。
 
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屋内に関して言えばその箱と箱の間は通路感は無いです。柱や部屋で仕切られているので大きな空間の中でざっくりと構造で仕切られている感じです。その分、なんとなくウロウロするのにいい具合の入り組んだ構成になっていて、歩いているだけで楽しい。上の写真のサインを見るとその箱間のレイアウトが判りますね。
 
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特徴的なサインデザインはグラフィックデザイナー平野篤史さん。サイン系は別にエントリをあげています。
 
太田市美術館・図書館/アーツ前橋(サイン編
 
カーブミラーが付いている建物って始めてみたかも!更にそこにサインを取り込むとは。
 
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結構内部はアップダウンがあり、複雑な構造が楽しくもあります。ただ、迷う人も居るかもしれませんね。そういう意味でもサインの位置づけは重要かも。
 
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雨の日は屋外締め切りだそうで、残念ながら外に出ることはこの日は出来ませんでしたが、本を読めるテラスや、緑化部はゆったりできる庭みたいな造りにもなっているようです。天気の良い日は子ども達を遊ばせる様なエリアになっているのでしょうか。
 
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蔵書はアート関連や子供向けが多いので、ある程度置いてある本はジャンルを絞って、それ以外の一般書籍で必要な本は随時取り寄せするような運営でしょうか。
 
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本棚は途中までは靴のまま登れる構造。高いところ対策ですね。トイレのドアがハーフミラー加工です。遠くからはミラーに見えますが中の明りがついていて近づくと中が見えます。レイアウト的に用を足すところは直接見えないにしろ、これはこれで良いのかな、特に女性用とかはどうなんでしょう(場所によっては中が見にくいようなフィルムが貼ってありました)。
 
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閲覧机、運営カウンターなどは下部は黒めで消して、MDF(圧縮木材)の天板ということで共通されていました。
 
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一部エリアの照明や別エリアの椅子が六角形がベースとなったデザインで、この形は他にモチーフが出てこないですよね?建築と一緒にデザインされているのか、それともこれは別の扱いか?
 
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細かい点ですがこの建物で特徴的な点の一つがエッジが無くフラットにみえること。ぱっと見てフラットな視界を求めたのか、建物と屋外の切れ目にガラスをはめ込む袴がありません。地面に埋め込んで固定してあります。スロープの端も最低限下に物が落ちないように程度の少しの立ち上がりしかない。
 
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スロープの端も何も立ち上がりがないです。物が転がっていく、子どもが足を踏み外すということはおそらく運営上気をつけるようにしているのでしょう。流石に2階以上の手すり部には人や物の落下防止用に透明なアクリル板がありますが、これも後付けの様に見えますので、設計段階では端には何も立ち上がりを付けたくなかったのかと思われます。
 
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イベントスペースはこの日は何もやっていませんでしたがちょっと明るい空間ですね。カーテンはあるものの映像などを使うイベントは想定して無さそう。カフェは軽食のみでしたが、コーヒーは市内にあるこだわりのお店の様でにぎわっていました。ちゃんとしたご飯出すと周囲のご飯やさんへの妨害になるのかな?

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