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ピエール セルネ & 春画

ピエール セルネ & 春画
https://chanelnexushall.jp/program/2019/shunga/
CHANEL NEXUS HALL
3/13-4/7
 
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ピエール セルネが撮る男女の営みや女性のヌード写真、そして浦上蒼穹堂コレクションの春画を組み合わせて観ることが出来る展覧会です。
 
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春画は浦上蒼穹堂コレクションの浮世絵からのもの。鈴木春信、喜多川歌麿、鳥居清長、鳥文斎栄之、葛飾北斎の春画は男女の交わりが生々しく描かれているが浮世絵特有の無表情な世界観もあり、必要以上の淫らさがあるわけではない。
 
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それでも、春画は人物の表情以上にしぐさや、背景や、衣装の乱れ、小物などでストーリーを語りかけてきます。それを読み解くゲームなのかと思いました。
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そして、ニューヨークのメトロポリタン美術館で見た影のようなものを描いた掛け軸に影響を受けたというピエール セルネの写真シリーズ「Synonyms」がまた面白い。一見モノクロで描かれた抽象画の様に見えるのは男女の営みや女性の裸体のシルエットなのである。まるで模様の様にみえるそれらが何を写しているのか、それは見る側の想像に委ねられる。女性の身体や男女の営みだとしても、どの様な行為だったり、どの部位なのかも観る側の想像でどの様にも見えてしまうのです。
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またその人の国籍や性別すら想像でしかないのです。女性の身体の作り出す曲線と言う物はその立体性の大きさに関わらず美しいものではあります。ただし、そのように見えているそれが必ずしも女性だと限りません。これらの作品にはヒントとして映っている人物の名前だけは明かされますが、カップルの場合はどちらがどちらかも不明です。とても今の時代に相応しい展覧会だと思いました。

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