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山口晃「昼ぬ修羅」

山口晃「昼ぬ修羅」
横浜能楽堂
1/19-3/23
 
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山口晃さんが能楽堂で展示を!?と聞いて行って来ました。一抹の不安も抱えながら……。入口にはアルバムジャケットを書いたことのある槙原則之さんからの祝い花が。以下、展示の写真が載せてあるのでネタバレNGな人は実際に観た後にこの後を読んでください。
 
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まずは1階の見所、公演が無い日は一部を仕切って通路部分だけ入れるようになっています。能舞台を見る客席ですが、初めは何が作品なのかわからず。以前、横浜の赤レンガ薪能で鏡板(松の絵)を公開制作していたのでそれが展示されているのかと思ったら違う様です。
 
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この客席部に弓が飾ってあり、実はこれがインスタレーション作品となっているようです。暗いところには大きな弓も。他にも屋外をイメージする演出があるとか(水の音のことかな?)。これらは公演中は見ること出来ないようですが、それ以外の時は無料で公開されているのが嬉しいですね。
 
1344600文様「青海波」
 
この弓はこの「青海波」と言う昔からの日本の文様をイメージしている様です。ペルシャ発祥の模様で神楽の衣装に使われ、能衣装にも使われているとのこと。特に入口でも説明は無く、配布された作品一覧にも場所名はあれどもどんな作品かは書いていないので初め気づきませんでした。てっきり、作品でなく普段、公演をやっていない時はこんな風に客席を鎮めているのかと思ってました。
 
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同じく1階にもう一つ作品が。こちらも作品一覧に場所名はありますがどんな作品かは書いていません。どこにあるか探して見ましょう。
 
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さてメインは2階です。回廊部分の展示ケースに絵画が展示されています。新作の絵画もあれば旧作も展示されています。今回はこの能楽堂での公演「風雅と無常-修羅能の世界」に併せて「修羅」をテーマにした展示とのこと。
 
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そして絵画だけではないのが、今回の展示。倉庫から様々な能の道具や過去展示で使ったものなどを持ってきて一緒に展示しています。インスタレーションの一部として絵画を展示してあるイメージですね。コンセプトはなんだろう……?
 
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伝統的な日本画の要素と現代のモチーフを生かした絵画などは今回のたっぷり楽しむことができます。ここら辺は画家としての魅力、本当に絵が上手いですね。
 
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馬バイク、メカ武者などのSFチックな世界観。じっくり覗き込むように見ることが出来ます。
 
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他にもビデオ作品や、バリケードの向こうで耳なし芳一の宴をイメージしたインスタレーションもありました。
 
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さて、山口さんと言えば、展覧会公開時点で作品が完成されていないことが多いので有名。今回も……。
 
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今回は無料の展示でもあるので、まぁ、未完成に関しては、そこまでどうこうは無いですが、ただ、これ、特に今回の様なインスタレーション展示に関しては損だとお思いました。インスタレーションの間なのか未完成の作りかけなのか判らない!これは間に合わなかった未完成でこうなっているのだろうか?それともサイトスペシフィック的に進化していくのだおるか?それともコレが完成なのか?それが判らない。これが狙いでもそうは見えず、また間に合わなかったのかぁ、と見られてしまうのが損ですよね。うん、基本的に間に合わせた方がいいと思います。
 
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帰りに桜木町へ戻る道。この高架下に昔グラフィティがあったのを覚えている人はどれ位居るのですかね。いつ頃からグラフィティは消えて綺麗になったのでしょうか?結構前なのかな。
 

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