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SHIMURAbros「Seeing Is Believing 見ることは信じること」

SHIMURAbros「Seeing Is Believing 見ることは信じること」
ポーラ ミュージアム アネックス
10/5-11/4
 
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もうですね、全然わからない、わからないんですけど、お勧めなんですよ、この展示。写真を上げますのでネタバレが嫌な方は展示を見た後にこちらを見て頂いた方が良いかもですが、ネタバレしようにも私が解釈できないので、これは実際に見てみて欲しいし、皆の解釈を聞きたいです。作品配置図と配置図に書いてあるタイトルだけを見ながら想像するしかない展示です。いかにも現代アートと言う感じで、見ても意味がわからない作品。でも、とにかくカッコいいし、素敵だし。いろんな意味で衝撃の展示でした。
 
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SHIMURA兄弟は2人ともオラファーエリアソンのスタジオで研究員をしているアーティスト。
確かにオラファーエリアソンと素材の扱いや表現なども似ている点がある気がします。展覧会のタイトルが「Seeing Is Believing 見ることは信じること」ですが、見える部分だけではなく、見えない部分を想像するような作品ばかりな気がします。物事は一方向からだけでなく多面的に見ないと本当の姿は見えないよ、と言う展覧会のようです。展示室に入るとシャワーの作品と半円カットされた板とミラーを使った作品があります。
 
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半円カットされた板とミラーを使った作品は照明で壁に落とす影までも作品のようです。この様な素材と照明使いはオラファーエリアソンに学んでいる気もしますね。作品タイトルは「Half Moon, Sunset」。1面はミラー、と言うかハーフミラーでしょうか、ただ、半円が満月に見えるような感じでも無く。片側が半月、片側のオレンジ色のハーフミラーが夕日。やはり影に注目するものでしょうか?先の写真にあった、ショーウィンドウにあったポーラ製品と絡めた似たような作品は満月に見えたのですよね……。
 
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シャワーの作品もミラー貼り。展覧会のタイトルと同じ「Seeing Is Believing」。ミラーに映ったシャワーで二股に見えるのも計算なのか。え?作品配置図を見たらこの作品の材料欄にスピーカーとアンプがあります。これスピーカーどこか使っていた?何か音の仕掛けがあった?水を受ける口のところだろうか?
 
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そして奥の部屋に行く通路にあったのがこの紙。二つの像を回転させて一つの像に見せるというトリックです。これがヒントとなっているのは間違いないでしょう。表から見る、裏から見る、それだけではなく同時に見て本質と言う一つの像に繋がる、と言う意味でしょうか?
 
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さて奥の部屋は部屋全部で一つの作品です。タイトルは展覧会タイトルや先のシャワー作品と同じ「Seeing Is Believing」。まず目の前にはスピーカー台。もちろんこれに何か大きな意味があるのかなんなのかわかりません。
 
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そして部屋の中には2つの映像です。一つは動物の映像。もう一つはシャワーから螺旋に吹き出す水と女性の映像。シャワーと女性の映像は、先ほどの部屋にあった実物シャワーのちょうど裏手です。となるとこの部屋は先ほどの部屋と表裏の関係なのでしょうか?作品タイトルも同じですし。この裏表を回転させると一つの像になり本質が見えるのか?それとも二つの映像を合わせると一つの像になると言う見でしょうか?わかりません。
 
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螺旋の水はシャワーの口を回転させればその表現は実際に出来るのではないかと思います。先ほどの部屋でミラーで二股に見えるシャワーが螺旋の前兆だったのでしょうか?違うような気がします。螺旋の水の周りで女性が踊る意味とは?そして動物たち、もしくは動物達の顔、表情の意味とは?
 
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動物の映像は赤く染まり、そして螺旋の水になります。動物と絡ませるとなるとこの螺旋はDNAを表現しているのでしょうか?正面から見ると真っ直ぐ流れている水が、裏から見ると螺旋を描き、それはDNAに繋がる?それともやはり二つの映像、螺旋の水(DNA)と動物を掛け合わせるのか?うーん、違う気もします。答えは無いのかもしれません。
 
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展覧会のチラシもまた良いです。正面から見ると赤いシルバー光沢の紙。先の映像が赤く染まることと繋がっているような気もします。真ん中には小さな丸い穴。この穴は裏面をみるとマップにおけるこのギャラリーの位置を示します。文字も頭の一文字が裏返っています。
 
一方向から見て、これはなんだろう?と思うものも、裏から見るとその理由がわかるという内容。この展覧会らしいチラシです。でも展示を見て、いまだにその裏からの見方がわかっていないのが現状です。気になります。現代アートが幾ら難しいとは言ってもたいていは正解か間違いかはともかく自分なりの見方を発見できるものが多いのですが、これは掴めなかった。この掴めなさ具合が気になるのです。もう一度行かねばならないでしょうかね。
 

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