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光琳と乾山 芸術家兄弟・響き合う美意識

光琳と乾山 芸術家兄弟・響き合う美意識
根津美術館
4/14-5/13
 
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根津美術館の庭にカキツバタが咲くこの季節、毎年恒例の尾形光琳「燕子花図屏風」(国宝)が公開される展覧会となります。今年も見てきました、庭のカキツバタと国宝のカキツバタの競演。
 
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今年は自由奔放な兄の尾形光琳、そしてしっかり者の尾形乾山、この二人の兄弟に注目した展覧会です。
 
後期展示を観てきました。まずは尾形光琳で秋草図屏風から燕子花図屏風、夏草図屏風と続きます。燕子花図屏風は比較的初期の作品。型紙を使ったコピペ技、大胆な構図など、そうかこれらは若いからこその荒っぽさなんだと。夏草図屏風は晩年の作。こちらは少しじっくり描きこんでいる。なんか余裕がみえる。
 
個人的には墨梅図が見所。シュっと伸びた枝。縦長の構図を上手く使っています。これは上手い。
 
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乾山の器に光琳の絵などの兄弟コラボ作品などもありましたが、今回の展覧会の見所は乾山単体作品ではないかと思います。2年ほど前に乾山のみの展覧会がありましたが、乾山の作品をこれだけ見たのはそれ以来だと思います。
 
正直絵は上手いとは思えない乾山ですが、アイデアやコンセプトが素晴らしい。ある程度、器としての歴史や技法を学び、それを当時のモダンに落とし込む。葉や花の間に切込み穴を入れ込んだり、内側に絵を描いたり(細長の器の内側の絵なんかどうやって描いたの?)、モチーフなんかも色々勉強していますね。
 
天才の兄を同じ路線では越えられないが故の器の世界の選択、と勘ぐってしまいますが、その世界で見事マエストロとして花を咲かせます。乾山の器に渡辺始興が絵を描いていたことに関しても、兄の弟子に描いてもらったというだけでなく、兄とは違うものを生み出すことなども考えていたのではないでしょうか。
 
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と、まぁ、色々妄想してしまいますが、日本の誇る芸術家兄弟は最強でした。
 

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