« 原俊夫による原美術館コレクション展/竹工家 初田徹個展「カタチノタネ」/河鍋暁斎記念美術館「あそびつくし」展 | トップページ | ヌード NUDE 英国テート・コレクションより/横浜美術館コレクション展 »

創刊記念『國華』130周年・朝日新聞140周年「名作誕生-つながる日本美術」

創刊記念『國華』130周年・朝日新聞140周年「名作誕生-つながる日本美術」
東京国立博物館
4/13-5/27
 
雑誌『國華』の130周年記念の展覧会。そういえば以前やっていた「対決展」と言うのも『國華』関連でしたね。え?あれから10年たっているの!?
 
Img_2305
 
ちなみに『國華』とは岡倉天心も創刊に関わった美術関連の雑誌。現在も発行している雑誌としては日本で一番古いらしいです。もちろん日本美術の展覧会ではありますが、様々なテーマを切り口にして日本美術の名作たちが繋がっている点があるとうことを紹介している展覧会です。日本美術を見始めた人に最適ではありますが、日本美術のつながりと言うのが既にマニアックではありますね。しかし。この名品たちがしっかりした解説がついたうえで一同に揃っているこの状態は日本美術ファンは必見です。
 
さて、その「つながる」のテーマですが1章は「祈り」として仏像や仏画、そして聖徳太子絵伝と続きます。そして2章は人気の巨匠である「雪舟」「宗達」「若冲」と言う3人に注目したもの。中国絵画と雪舟のつながり。中国絵画を取り込んで雪舟が描きあげたもの。宗達のコーナーは古典文学を主題として、宗達が学んで吸収したものを見せてくれます。若冲も中国の絵を模写していますが、自分ならではの表現をそこに加えていきます。
 
第3章は古典文学。伊勢物語や源氏物語などのモチーフは様々な絵画や工芸品に表現されていました。尾形光琳や尾形乾山が文学を取り入れて創り出したプロダクトの見事なこと。そして第4章はモチーフ。山水、花鳥、人物などをテーマに同じモチーフの絵を見比べます。長谷川等伯の松林図屏風、酒井抱一の白蓮図、岩佐又兵衛の洛中洛外図屏風(舟木本)、そして菱川師宣の見返り美人図。一番最後には古典から近代画への影響として岸田劉生の道路と土手と塀の構図と似た浮世絵などの展示なども。
 
これ後期展示替えで見たいものも出て来るので後期も見に行かねばなぁ……。本当に日本美術好きにとっては必見の教科書みたいな展覧会です。まぁ、個人的には10年前の対決展の方が好きでしたが、笑。
 

|

« 原俊夫による原美術館コレクション展/竹工家 初田徹個展「カタチノタネ」/河鍋暁斎記念美術館「あそびつくし」展 | トップページ | ヌード NUDE 英国テート・コレクションより/横浜美術館コレクション展 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 創刊記念『國華』130周年・朝日新聞140周年「名作誕生-つながる日本美術」:

« 原俊夫による原美術館コレクション展/竹工家 初田徹個展「カタチノタネ」/河鍋暁斎記念美術館「あそびつくし」展 | トップページ | ヌード NUDE 英国テート・コレクションより/横浜美術館コレクション展 »