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毛利悠子 グレイ スカイズ/ 北斎と北斎派の江の島

藤沢で開催されていた「毛利悠子 グレイ スカイズ」と「藤沢市藤澤浮世絵館」、残念ながら終了してしまった展示ですが、今更でも書いておかねば。ちなみにこの藤沢市アートスペースと藤沢市藤澤浮世絵館は藤沢と言っても藤沢駅ではなくJR東海道線で次の駅になる辻堂駅が最寄り駅です。
 
毛利悠子 グレイ スカイズ
藤沢市アートスペース
2017/12/2-2018/1/28
 
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入口にあったのがこの作品《Everything Flows》。なんと、ビールジョッキにプロジェクションしているのです。コンセプトが強い毛利さんの作品の中では比較的わかりやすい作品になるのかもしれません。
 
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そしてビールの泡に見えるもの、これは海辺の波打ち際の映像なのです。波の白く泡立つ部分とビールの泡。この海は湘南エリアのどこかでしょうか。この作品はこの奥の映像コーナーに続いていきます。
 
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実は毛利さんは藤沢市のご出身。その縁もあり今回の個展開催となったようです。地元での凱旋展示とも言えるような素晴らしい展覧会でした。今までに見た横浜トリエンナーレや日産アートアワード、六本木クロッシングなどの展示を総括するような展示でした。
 
全くの余談ですが私も藤沢市出身。実家はこの辻堂駅が最寄り駅になります。また、毛利さんとは学年は違いますが同じ高校の出身でもあります。ただ、毛利さんの作品をはじめ見た時はそれは知りませんでした。その頃から幾つかグループ展などで見て気になる作家さんでありましたが、ある時に毛利さんの同級生(都内の某カフェ関係者の女性、同じ高校)の方からその旨を教えて頂きました。ここ数年はどこかで必ず作品を見る作家さんですね。
 
 
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奥にあるインスタレーション《パレード》、私はこれが一番好きです。そしてこの作品、旧名:大船フラワーセンターと言います。ええ、ここら辺の出身者には嬉しい名前ですね。子供の頃に親に連れられて行きましたよね、フラワーセンター(地元以外知らん、的な話題ですいません)。
 
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作品としては花柄の壁紙を何かの機械で読み取っています。その柄に反応する読取信号によって会場内にある様々な物たちが音を奏でるというもの。廃校から持ってきたドラムやベルリラ、アコーディオン、ふいごなどが鳴らす音はタイトルから取られたエリックサティの音楽に聞こえてきそうです。オレンジ色のランプのおかげで置いてある物の色がわからなくなっているのは展覧会タイトルの「グレイ」とのつながりでしょうか?
 
 
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そして隣の部屋にあるのがモレモレシリーズ《モレモレ:ヴァリエーションズ》。地下鉄などの雨漏り対策で天井などにビニールをはって雨水を横に逃がす、あの仕掛けをアートとして組み立てたもの。これは海外の展覧会とかでも展開しているのかな?とても日本的なものの気がするのだけど。今回はワークショップで敢えて水を漏れさせ、その対応を数人でしていく形でこの作品を仕上げたようです。
 
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身近なもの達、バケツやたらい、ペットボトルなどから水が漏れ、溜まり、巡回していく。動きによってドラムが鳴る。流れる水を追っていくだけで楽しい。ただ、これって日産アートアワードで発表した時の作品はデュシャンの大ガラスにモチーフを見出していましたよね?
それによって「枠」と言うものが前の作品では大事だったのですが、今回はその枠組みは無し。ワークショップで作ったからでしょうか?それともデュシャンから抜け出した次のステップなのでしょうか?
 
 
 
北斎と北斎派の江の島
藤沢市藤澤浮世絵館
2017/12/22-2018/2/18
 
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藤沢市アートスペースの上の階にあります。両方とも無料と言うのがイイですね。東海道の藤沢宿、江ノ島など浮世絵には藤沢は多く描かれていることもあり、コレクションがあるようです。
 
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東海道五十三次コーナー、藤沢宿コーナー、江ノ島コーナーなどのコレクション展示があり最後に企画展示コーナーがあります。
 
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旅がテーマの絵が多いですね。東海道巡りの双六などもあったようで、展示されていました。
 
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私が行ったときは企画展は「北斎と北斎派の江の島」でした。
 

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