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書の流儀Ⅱ ―美の継承と創意

書の流儀Ⅱ ―美の継承と創意
出光美術館
11/11-12/17
 
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今年は書の展覧会は多く無かったですね。出光美術館はしっかり書を見せてくれる美術館の一つとして本当に貴重な存在です。今回は漢字の書の伝統的なところから始まり、かなの書、や賛としての書など一通りの書の見方のポイントをおさらいできるものになっています。
 
漢字の書はそれほどまだわからないのですが、今回出ていた田能村竹田さんの書は良かったなぁ。
 
まぁ、とは言っても個人的にはやはり和様の書以降が好み。料紙の美しさけでなく、文字の楷書や行書、草書の違いなどにも注目……とありましたが、そうは言っても石山切の料紙の美しさはいつ観てもため息ものでした。ただ、同じ人でも楷書と草書で全く違うものでそこは面白かったです。
 
和様の書において三蹟(小野道風・藤原佐理・藤原行成)のうち道風と行成の書がありました。個人的に好きなのは道風です。ざくっと書いた文字でも美しく見えるって、あれは天才です。
 
あとは紀貫之の文字の美しさも目を惹きます。藤原定信の書は綺麗な流れを持つ書でした。まとまりすぎて几帳面そうな感じが本音を言うとちょっと苦手で、この人と友達になりたくありませんが。
 
文字って本当に見ていると人柄が出てくるようで、この人はきっと真面目なんだなぁ、とか、なんかラフな人そう、とか、勝手にどんな人かを想像しながら楽しんでます。藤原公任の書なんかは、この人はかなり癖がある人なんだろうな、と思わせるような書でした。
 
寛永の三筆(本阿弥光悦・近衛信尹・松花堂昭乗)は3人の書があります。まぁ、本阿弥光悦のデザインセンスは見事過ぎです。文字の線の太さをアレンジするところとか本当に計算高い。
 
後は西行の書の完成度の高さ、芭蕉のセンスの良さも見惚れる。
 
過去の書の展覧会の仮想を見ると、だいたい同じ人の書が良いと書いているので、まぁ、間違いなく好みはあるのでしょう。それを知識として形態化していかなくてはいけないのでしょうけどね。

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