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江戸の琳派芸術

江戸の琳派芸術
出光美術館
9/16-11/5
 
琳派のうち酒井抱一と鈴木其一を中心にした展覧会です。京都の俵屋宗達から尾形光琳とつながれた華やかでデザイン的でもある琳派の流れを、江戸で酒井抱一が再興、そしてその弟子の鈴木其一へまた繋がれていく様子がわかる展覧会でした。
 
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抱一はさすが出光所蔵品、「風神雷神図屏風」「八ツ橋図屏風」「十二ヵ月花鳥図貼付屏風」が出ています。「風神雷神図屏風」の横には「夏秋草図屏風草稿」と言う「夏秋草図屏風」(東京国立博物館所蔵)の下書きまで展示されています。「夏秋草図屏風」は元々尾形光琳が描いた「風神雷神図屏風」の裏側に描かれたもの。その尾形光琳「風神雷神図屏風」の元ネタはもちろん俵屋宗達「風神雷神図屏風」です。京都へのオマージュでありリスペクトが見えるような展示です。
 
琳派の面々が描いたものから同じ花を取り上げて展示する「立葵」比較コーナーも面白いですね。伝 尾形乾山や抱一、其一の描く「立葵」が並びます。
 
そして鈴木其一。其一の描いたものの中では「藤花図」が好きだなぁ。あのきらめき散らし花絵とでも言うような、でも派手ではないあの絵は何度見てもイイ。銀地が酸化で黒くなってしまっている「秋草図屏風」、あれも黒い背景でもカッコいいよね、基本が出来ていて構図のバランスが良いと、背景色が変わっても凄いんだね、と感心してしまうもの。背景黒いままでグラフィックとして使っても充分カッコいいです。
 
最後の方にあった抱一の「青楓朱楓図屏風」。うん、あれ、其一が描いているよね、きっと。それとも抱一が弟子の新しい描き方をこれイイ!と言いながら真似たとか?其一の「四季花木図屏風」と見比べることが出来ました。まったく師匠の名で発表するならもうちょっと師匠の描き方を表に出してあげても良いのにね、其一ったら自分のオリジナリティが思わず出ちゃったのかね?それとも其一が描いたものを、勝手に自分の名前で抱一が発表しちゃったとか!?なんて言う妄想をしながら見ていました。

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