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日本美術のススメ/ウィリアム・ブレイクと神の世界

日本美術のススメ -キーワードと巡るぶらり古画探訪-
群馬県立近代美術館
7/15-8/27
 
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夏休みに高崎から伊香保温泉に行ってきました。その途中で群馬県立近代美術館へ立ち寄り。初来訪です。磯崎新さん設計のこの建物を一度見たくて。建物の写真は建築関連の別エントリにまとめています。
 
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ここでやっていたのは日本美術のススメ、と言うことで、一般的に難しいと思われている日本美術を判りやすく解説する、夏休み子供向けの展示です。が、何せ日本美術の説明なので大人の私達も知らない単語なども多いもので、充分勉強になります。日本美術の作品を見ながら掛け軸や屏風について、画材や素材についてを学べるように、丁寧な解説がありました。ロビーでやっていたワークショップでは和柄のハンコでオリジナルの絵葉書を作るコーナーもあり、子供たちが美術館を楽しめるような(そして大人も楽しい)そんな展示でした。
 
今回は群馬県立近代美術館にある戸方庵井上コレクションから日本画が多く出ていて狩野派の絵画、白隠の禅画、北斎や広重などの浮世絵、光琳や乾山・抱一・芳中などの琳派作品などもありました。群馬県立近代美術館のコレクションとしては比較的最近では速水御舟作品などもありました。
 
企画展以外に群馬県立近代美術館のコレクション展示も見ましたがルノワールやモネなどの西洋近代絵画、岸田劉生や佐伯祐三などの日本近代絵画、福田美蘭や小林孝亘・大岩オスカールなどの現代美術、米田知子や鷹野隆大などの写真とかなり万遍なく網羅されていました。
 
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そして上記写真、建物の斜めに出っ張っているエリアが戸方庵井上コレクションの日本美術をまとめて展示していました。このエリアは建築編のエントリのほうにも描きましたが山種記念館と呼ばれ、恵比寿にある山種美術館を開館した山崎種二さんにちなんだもの。この美術館の建設費用を出資したそうで、高崎出身なんだそうです。コレクション作品に速水御舟などがあるなぁと思っていたらここが大元でした。ちなみにこの後に行った高崎美術館にあった旧井上房一郎邸、これはここで見た戸方庵井上コレクションの井上さんの自宅だったそうです。
 
 
 
 
ウィリアム・ブレイクと神の世界 郡山市立美術館所蔵 ローダー・コレクションの版画作品を中心に
高崎市美術館
7/8-8/31
 
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高崎駅からすぐのこちらでやっていたのがウィリアム・ブレイクの版画を中心にした神々の世界を覗き見るような展覧会です。ギリシア神話や聖書、ダンテの神曲、失楽園などをテーマにしたウィリアム・ブレイクの雰囲気のある版画作品が並びます。ただ、これらの内容って少し難しいところがありますよね?
 
今回の展覧会でなかなか良かったなぁと言う点は、その難しい世界観をイラストでわかりやすく解説をしていること。オリンポス十二神や神曲に描かれた地獄の構造、三大(四大)天使や・堕天使のミカエル、ラファエル、ガブリエル、ウリエル、ルシファーなどがわかりやすいイラストで出てきていました。
 
夏休みだということで、おそらく子供向けに判りやすく解説するのが目的だったのではないかと思います。もちろんその点でもOKなのですが、これ、デート向けにもいいかもしれません。なんか聞いたことがあるけど詳しくは知らない、と言う点がイラストで解説してあるので、適当な知ったかぶりの解説などしなくてもちゃんと世界が判ります。そして、こう言う天使だとか何だとかの神秘的な世界は女性も好きですし、男性だって昔の漫画とかに出てくる世界なので接点は多いはず。
 
そして、この展覧会、イラストでの解説だけでなく、最後にこの様な世界が出てくる漫画や映画コーナーが作られているのです。これはイイ。デビルマンや聖☆おにいさん、他にも神や天使が出てくる映画のポスターなどがあります。はい、私もそう言えばギリシア神話の神の名、堕天使の世界は漫画から入ったものでした……。
 
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この美術館の敷地内に旧井上房一郎邸と言うのがあります。私は知り合いから教えてもらったのですが、展覧会のチケットでこちらも見ることが出来ます。写真は建築関連の別エントリにまとめていますが、これは先の群馬県立近代美術館にあった井上コレクションの井上さんの自宅なんですね。アントニン・レーモンド設計の住宅の写しです。こちらも必見。
 
旧井上房一郎邸
 
 

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