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ダヤニータ・シン インドの大きな家の美術館

写真美術館のダヤニータ・シン展、写真の展覧会というよりも現代アートの展覧会と言うイメージで、とてもコンセプチュアルで、好きな展覧会でした。
 
 
 

ダヤニータ・シン インドの大きな家の美術館
東京都写真美術館
5/20-7/17
 
実はこの展覧会は知り合いに声かけられて行ったので、正直期待などしていなくて、前知識も無く、なんとなく行ったのです。写真の展覧会なのですが、とてもコンセプチュアルで、それでいて変に小難しくなく、すっきりとした展示。とても好きな展覧会でした。写真の展覧会というよりも現代アートの展覧会と展示と言う方がピッタリ来るかもしれません。
 
Ds
 
インド産まれで、欧米の雑誌カメラマンをやっていたのですが、今はジャーナリストとしての仕事を完全にやめてアーティストとして活動されているようです。この方はおそらくまだ日本ではそれ程知られていないのはないでしょうか(私が知らなかっただけかもしれませんが)?既に海外のアート国際展には出始めているようですが、この後、更にあちこちで取り上げれる事になるのではないかと思います。
 
とにかく頭が良い方なのではないかと思います。コンセプトがしっかりしていて、でも頭でっかちな感じは無い。これだけ伝えることがしっかりしているとビエンナーレ、トリエンナーレなどで取り上げられやすそうな気もします。写真作品を組み込んだ移動美術館(移動式の展示什器)がその最たるものです。写真作品を壁に飾るのだけではなく、その什器まで作品として作り、そこにキュレーターの存在まで作り上げ、それを小さな美術館として完成させてしまうその力量が素晴らしいです。
 
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作家が言った言葉の中に「写真のトーンを合わせる」という言葉があるそうです。うん、もう、これに尽きるのだな、と思いました。おそらくそのトーンを合わせることを実直に手を抜かずにやった結果がこの展示作品なんだな、と。それがこのクオリティの高さの正体なのではないかと、そう思いました。
 
 

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