勅使河原茜個展「HANA SO」
草月会館 勅使河原茜個展「HANA SO」
勅使河原茜個展「HANA SO」
草月会館
4/5-4/10
会場構成がデザインオフィスnendo、そして特別展示協力に小山登美夫ギャラリーが参加した勅使河原茜さんの個展です。メイン会場は草月会館のロビー。イサム・ノグチの石庭「天国」に佐藤オオキさんが仕掛けた空間演出、そしそれらに負けない勅使河原茜さんの作品が見事でした。
草月会館は丹下健三設計。そこの1階ロビーにあるイサム・ノグチの石庭「天国」。これらは共にそれだけで力を持つ空間です。その存在感に対するのは佐藤オオキさん率いるデザインオフィスnendoがステンレスミラーをツタの様に散らし、空間を覆いました。
しかし、それだけ濃い空間です。それに負けない力を持つ生け花を生み出す力と言うのは大変なものだと思います。私は生け花のことは良く判りませんが、空間から受けたインスピレーションをうまく作品にしていたのではないでしょうか?
この空間ですので大きな作品が目に付きますが、ところどころにあった小さな作品も好きでした。こう言う剛軟両面を持ち合わせているのが凄いと思います。
アートファンにとっては2階と5階の特別展示:「勅使河原茜と現代アートのコラボレーション」がまた見逃せません。特別展示協力 小山登美夫ギャラリーとして6人の作家とのコラボ作品が展開されていました。
菅 木志雄さんのとのコラボ
菅 木志雄さんのとのコラボは日本間の方にもう一つ有り、こちらは花器はイサムノグチ作です。
もう一つの日本間には山本桂輔さんとのコラボがあります。こちらの花器はなんとピカソ作!
大野智史さんとのコラボはとても力強い感じです。
大宮エリーさんとのコラボは繊細さも。
日高理恵子さんとのコラボ。このコーナー、個人的に好きでした。
廣瀬智央さんとのコラボがまたこれは面白い展開です。
とこまでがどっちの作品か判らないようなまさにコラボ作品と言う感じのものですね。
と言う具合に物凄く贅沢な展示となっており、6日間だけの展示と言うのが勿体無い!というものでした。見に行ってよかったです。
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