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「SEITEI 蘇る!孤高の神絵師 渡辺省亭」展

加島美術でやっている「SEITEI 蘇る!孤高の神絵師 渡辺省亭」展を観てきました。こんな画家が居たなんて……。省亭、今後注目を浴びるかもしれないですね。その絵をガラスケース無しで見ること出来る貴重な機会かもしれません。
 
 
 
「SEITEI 蘇る!孤高の神絵師 渡辺省亭」展
加島美術
3/18-4/9
 
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明治初期に活躍した画家、渡辺省亭。活躍していた当時は評価を得ていたのに今忘れかけられていた画家となっていたようです。省亭と少し前の時代に活躍した画家で現在取り上げられておらず、最近になって注目されてきたのがちょうど今Bunkamuraで展覧会をやっている(このブログの一つ前のエントリに感想あげました)河鍋暁斎が思い出されます。絵の雰囲気は全く違いますが、扱われ方や、西洋画の技術も使った日本画、と言う点でもこの二人は似ている所もあります。
 
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現在、加島美術での個展と数箇所の美術館/博物館の連動で渡辺省亭を見直す動きが出ています。SNSなどでも色々話題になっているので加島美術の展示を見てきました。写真撮影可能でSNSにUPしてもOK(撮影する前に画廊の方にお声掛け必要です)だとのことです。今後注目を浴びるかもしれない省亭の絵をガラスケースの無い状態で見ることの出来る大変貴重な機会かもしれません。
 
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菊池容斎に学び、柴田是真を慕っていたという省亭の絵は、円山四条派っぽい感じの写生的な日本画です。またパリに渡り印象派などをリアルタイムで経験し、西洋の写実的な表現も学んで取り込んだとの事でした。花や鳥などの絵が本当に素敵です。
 
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動物の表現などは今まで観ていた日本画とは少し違う、まるで博物誌画の様な精密さがあります。ちょっとこれはこの様な直の状態で近くで見ることが出来るのを幸せに思うような瞬間ですね。
 
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写実でありながらも日本画ならではのモチーフや間の取り方などを生かしています。技術的にも上手い人だったのでしょう。迎賓館赤坂離宮の装飾などにも省亭が下絵を描いた七宝焼が使われているとのことで、当時の人気の高さが伺えます。図案師としても一流だった様ですし、挿絵なども人気が高かったとのこと。
 
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技術が上手いだけでなく、構図も日本画の伝統的なことをちゃんと踏まえて描かれており、一つの絵としてとても惹かれるものがありました。話によると、今段階の人気具合ではちょっと頑張れば買う事のできる程度の値段(ちょっとした現代作家作品よりも安い)とか……。
 
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私が個人的にいいなぁ、と思ったのはこの桜に埋もれるツバメ。これはかわいいですねぇ(この作品は3点組でしたが)。誰か、掛け軸とか屏風とかをかざることのできる部屋がある家を私のために買ってください!
 
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100回忌を迎えるタイミングの今年、加島美術の展示と連動して、東京国立博物館/迎賓館赤坂離宮/山種美術館/松岡美術館/根津美術館で渡辺省亭作品の展示があるようです。展示時期などはそれぞれ違うようですので、行かれる方は渡辺省亭展のホームページで確認してみてください。
 

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