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ミュシャ展「スラヴ叙事詩」

はじまる前から色々と話題だった国立新美術館のミュシャ展「スラヴ叙事詩」、はじまりました。凄い作品でした。これは絶対後半混むはずだと思い最初の週末に行きましたが、それでも結構入っていましたね。早めに行った方が良いと思います。
 
 
 

ミュシャ展「スラヴ叙事詩」
国立新美術館
3/8-6/5
 
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今、国立新美術館では草間彌生展もやっていますし、このミュシャ展も混雑が予想されますし、チケットの行列やショップレジの待ち時間なども既に話題になっています。16日にNHKでミュシャの特番があるようなので、今後どんどん混んでくるでしょう。ゴールデンウィークあたりは凄いことになりそうです。
 
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さて、ミュシャ展、(チェコ語の発音ではミュシャは「ムハ」と言うそうです)会場に入るとすぐ、心の準備も出来ぬまま、ドーンとスラヴ叙事詩の展示が始まります。全20作品のスラヴ叙事詩、これが全作品日本に来ているのです、この目で見る事が出来るのです。どちらかと言うと日本ではグラフィックの世界で有名なミュシャが人生後半に自分の故郷や民族のルーツをテーマに描きあげた作品です。大きなものは6m×8mもの大きさがあります。この大きさ本当に迫力があります。この絵に囲まれていると、展示室なのに、まるで教会かどこかにいる様な気がしてきます。
 
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ミュシャと言うとアールヌーヴォー式のポスターなどで有名ですね。日本でもファンが多いです。数年前に森アーツで開催したミュシャ展もかなり混雑していました。アート好きだけでなくデザイン好きなどにもファンがいて、比較的普段美術館に来ないような人達に対しても知名度も有ります。スラヴ叙事詩が20点まとめてチェコ国外で公開されるのは初めてだというのもあり、それは混みますよね。さらには20点のうち5点あるエリアを写真撮影可能にしているということで、これは口コミでも拡がっていきます(ミュシャの知名度は口コミなんか影響なく凄いんだ!と知り合いに言われましたが、笑)。
 
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ただ、これだけ大きな作品なので作品の目の前近くで見る人は実はそれほど多くないです。全体像を見るのには遠くから観ないと無理ですし、双眼鏡やオペラグラスで見ている人も何人か居ました。そうしないと上の方の細かいところが見えないんですよ。私も友人から持って行った方がいいよと言われ、実は双眼鏡持っていったのですが、こんなに何人も双眼鏡持っている人がいるとは!皆さん事前調べが凄いですね。まさかバードウォッチングのような景色を美術館で見ること出来るとは思いませんでした。まぁ、でもそんなこんなで混んでいても普通の展覧会の様に作品が見えない!並ばないと見えない!みたいなストレスはありません。まぁ、今の処は、ですがね。
 
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後半はポスター作品などが並ぶので、そこは少し並んでいました。ここらの物量はデザイン/グラフィック系のファンとしては少し物足りないところもあるかもしれません。私もそう思っていたのですが、まぁ、そなんことよりもスラヴ叙事詩の満足度が勝っていますよ。スラヴ叙事詩を一つ一つ細かく見ていくとそれだけでお腹一杯です。この大作の中にもミュシャの色や世界がありました。満足すること断言できます。
 
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ミュシャの絵には正面を向いて、強いまなざしでこちらを見てくる、そんな人物が男女問わず良く出てきます。上の絵で正面を見ている男性は若い頃のミュシャをモデルにしたものだそうです。また、ミュシャの描く女性は本当に美人で、でも強い意思を持つ、そんな女性が多いですね。ポスターコーナーにあった4枚1組シリーズものの艶っぽさも素敵です。4枚1組ものはほかにも色々なシリーズがあるので、これを沢山観たいなぁ(と思い、家に帰ってから森アーツの展覧会の図録開いちゃいました)。
 
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ミュシャの絵を見ていると、本当に今の時代のイラストレーターへの影響が凄く強いんだな、と改めて思います。特にSF作品などの挿絵にはミュシャっぽい感じはよく見るなぁと思いました。100年前の絵ですが、今もファンが沢山いて、これだけの人が展覧会に観に来ているのですからね。またグッズや図録も売れているようです。買いたくなるのですよね~、ミュシャの本やグッズは。ちなみに今回の図録は一般書籍扱いなのでアマゾンや書店でも買えるという事でした。
 
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とにかく、この展覧会は早めに行った方が良いと思います。必見の展覧会だと思います。

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