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直島・豊島紀行 其の二 豊島 心臓音のアーカイブ/横尾館/シーウォールハウス、その他

今回の直島(3回目)・豊島(初)行き、実際に言った順番と逆になってしまったけど、やはり始めての豊島からメモしていきます。豊島美術館のエントリにひき続きその他の施設編です。
 
 
今回の直島(3回目)・豊島(初)関連エントリはこちらにまとめました。
直島・豊島紀行 其の七 旅程全体まとめ ご飯/その他アートなど
 
 
 
 
今回豊島で見たのは豊島美術館以外には心臓音のアーカイブ/豊島横尾館/豊島シーウォールハウスの3箇所です。2月に行ったのもあってオフシーズンが故か残念ながらやっていなかった施設が豊島八百万ラボ/針工場/ストーム・ハウス/トムナフーリ/ささやきの森でした。
 
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この日は残念ながら午前中が雨だったのでバスで回ることになり、そんなたくさん周ることが出来ず、豊島美術館+3箇所に絞りました。先に行った直島から雨の中、船で豊島に向かいました。
 
 
 
心臓音のアーカイブ アーティスト:クリスチャン・ボルタンスキー
 
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この前の庭園美術館のボルタンスキー展も個人的には気に入っていたので一番遠いところですがここは来たかったのです。まぁ、ボルタンスキーのもう一つの作品「ささやきの森」が今回見ること出来なかったので、ボルタンスキー制覇は無理でしたが。入館料とは別料金がかかりますが、ここで心臓の音を録音できます。1540円増で録音が出来て、ここのアーカイブに登録してもらって、録音した心臓音の入ったCDを頂けるので、これはもう録音しないと勿体無い!と言う状況です。今までのこ場所で、そして他の全世界で短期間展示として展開されていた心臓音のアーカイブを全部聞くことができます。日本でも以前、越後妻有トリエンナーレでも短期的にやっていました。ただ、常設として備え付けられているのは世界でもここだけです。ちなみにアーカイブは名前や期間、録音場所で登録検索できるので、友達が以前参加していればその心臓音を探すことも出来ます。
 
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ちなみにここのメインの展示室ではこの録音されたアーカイブからランダムに心臓音を流し、その音と赤いランプが同期して点滅する様を見ます。お願いすれば録音したばかりの自分の心臓音とその点滅を体験することが出来ます。私がこの日この部屋を出る前にこの心臓音は誰のかなぁと思い、登録名が日本人だったので良く見てみたら「sochiro fukutake」(スペルはもしかしたら違うかも)でした!そうですよねぇ、録音しますよね、福武總一郎さん。噂だと「北野たけし」さんなどの有名人の登録もあるとか。
 
 
 
豊島横尾館 アーティスト:横尾忠則 建築家:永山祐子
 
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さて、豊島について一番初めに行ったのが港近くのこちらです。今回、午前中が雨でバス移動になったときにここを諦めようか悩みました。ただ……行って良かった!良かったです。もうね、永山祐子さんの建築が横尾さんの世界になっていて凄い。横尾さんと永山さんどっちがどっちのアイデアかわかりませんが、ちゃんと全部が横尾ワールドで、建築がそれを意味のある補佐をしている。
 
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この奥に見える煙突みたいなタワーは、元々ある家に増設したもの。まさか、中がああなっているとはね!というビックリな世界。
 
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そして正面入口、この赤いガラスにも意味があるのですよね。この赤い世界はてっきり横尾さんの世界に寄ったただの建築家の遊びかと思っていましたが、この奥に見える日本庭園が、この赤いガラス越しに見えるということは、そういう事だったのか、と実物見た瞬間にわーっと声を上げてしまう事になるのでした。ちゃんと見せているのに、ちゃんと意味があって、ちゃんと機能も果たしている。永山祐子さんってもっとお上品なものを建てているイメージを勝手に持っていたのですが、良い意味でここまで下品で迫力のあるものを作れるとは!と感激してしまいました。
 
 
 
豊島シーウォールハウス アーティスト:アンリ・サラ
 
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横尾館からは歩いて15分位でしたでしょうか、ちょうど良いバスがなかったので歩きましたが充分歩ける距離でした。行ったらまだ開館していなくて、2月は11時からなので要注意です。
 
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日本家屋、田舎のおばあちゃんの家に遊びに来た感じですが、この中に映像作品とそれに連動する音の作品などがあります。映像作品ではこれどうやって撮っているんだろう?と言う不思議な映像がかかっていますが、空いていれば角のベンチ上のところで座って見ることが出来るので、時間調整にちょうどいい感じでしたね。他に誰もお客さん来ませんでしたけどね。あと、床の仕上げが面白いです。畳の上にモルタルを塗っています。モルタル塗りの表面は硬い感じになるのですが、下の畳みの蝕感がちゃんとあるんです。
 
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映像に連動して開いたり閉まったりするカーテン、ロールするドラム。このドラムの音、スネアドラムとドラムのスティックがあるのですが、これスネアドラムの中にスピーカーが仕込んでありそこからドラムの音が出て、その音の振動でスティックが動きさらに音が出るという、音の発生の原因と結果が逆になっているのですね。
 
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そして、ふと気がつくとオルゴールの音がどこからか聞こえます。これは外の縁側のところにある壁から発生しているものでした。壁には模様があります。この模様をつけるための突起のある道具、19世紀のデンマークで使われていた道具なのですがそれをオルゴール元の突起として使っているのです。この映像とドラムの音、オルゴールの音、これらが1セットになった作品です。西洋と東洋、原因と結果、外と内、そういったものを複層的に混ぜたような作品でした。
 
 
 
豊島 その他
 
 
 
イオベット&ポンズ「勝者はいない─マルチ・バスケットボール」
 
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豊島には瀬戸内芸術祭のときに作った作品などもまだ残っているようです。私が見ることが出来たのはこのイオベット&ポンズ「勝者はいない─マルチ・バスケットボール」くらいでした。この他にも塩田千春「遠い記憶」やスマイルズ「檸檬ホテル」は見ること出来るのかも、などと思いましたがバスで回るとなると厳しかったでしたね。
 
 
 
ジョゼ・デ・ギマランイス「フラワー」
 
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あと、島内の案内板の扱いがジョゼ・デ・ギマランイス「フラワー」と言う作品となっていますね。
 
 
 
時期によってはスプツニ子!「豊島八百万ラボ」、大竹伸朗「針工場」、ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー「ストーム・ハウス」、森万里子「トムナフーリ」、クリスチャン・ボルタンスキー「ささやきの森」は見ること出来ると思います。「ストーム・ハウス」と「ささやきの森」も見たいよなぁ。トビアス・レーベルガー「あなたが愛するものは、あなたを泣かせもする」が入っているカフェも今回はやっていませんでしたね。
 
今回一番残念なのが安部良さんの設計の「島キッチン」で昼ごはん食べるつもりが、バスの時刻表を計算するとどうしてもその時間を捻出できず諦めたことです。行きたかった~。島キッチンの中にあるピピロッティ・リスト作品は残っているのかな?やはりもう一度豊島に行かねば。
 
 
 
天気が良かったら電気自転車で比較的自由にまわれるものが、バスの時刻表と睨めっこという状況でした(時間によっては結構空きがある時刻表です)。始めに「横尾館」。そこから歩いて「シーウォールハウス」(ここで結構空き時間が出来た)。バスで「豊島美術館」へ行き、ここのカフェで昼飯。さらにバス(+歩くけど)で「心臓音のアーカイブ」。最後に一気にバスで港まで戻る。と言う段取り。なんとバス到着5分後に高松港行きの船が出発するというあわただしい状況(バスの運転手さんと話して、とにかくチケット先に買っておけば待っててくれる、と言うことでなんとか駆け込み間に合いました)。
 
次は犬島にも行きたいし、豊島まだ見てないものもあるし、豊島美術館また行きたいし。季節を変えて改めて来るつもりです。
 

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