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オルセーのナビ派展:美の預言者たち ―ささやきとざわめき

三菱一号館美術館のオルセーのナビ派展:美の預言者たち ―ささやきとざわめきを見てきました。ナビ派だけをまとめた展覧会って日本でははじめてだということで行ってきました。

 
 
 
オルセーのナビ派展:美の預言者たち ―ささやきとざわめき
三菱一号館美術館
2/4-5/21
 
ナビ派ってどんな派?と、なんか今までうまく掴めないもので、なんか苦手なイメージでした。新印象派とかポスト印象派とかフォーヴィズムとかって判りやすいし、派手だし。ナビ派ってその間にある何か的な家イメージだったのですよね。
 
まぁ、正直な話、今回の展覧会を見て、ナビ派ってこうだ!と言えるものを私が掴めた訳ではありません。ただ、ポスト印象派として知られるゴーギャンからの教えを元に発展したと言うこともあり、同時代性もあり、結構ポスト印象派やフォーヴィズムに繋がる描き方も多かったです。また、絵のモチーフなんかも見ていて(勝手に)深読みも出来たりと、そんな楽しめる様な見方のできるこの展覧会でした。
 
Img_2383
 
展覧会の前半はとにかくドニとボナールが目に入ります。特にボナール作品がかっこ良かったです。ゴーギャンもそうですが、ナビ派は日本の浮世絵やなんと七宝なんかも勉強してたとか。そんな中でも仲間から日本かぶれと呼ばれてしまうようなボナールの絵。そりゃあ、日本人が見てカッコいいと思うはずですよね。
 
後はやはりヴァロットン、うん、良いですよね。ストーリー性、それも憂いのあるような世界観、良いですよ。ナビ派の絵は部屋の中を描かれているのも多くて、ヴァロットン以外の作家の作品でも、このシーンはどんな設定なんだろう?この登場人物の関係は?などと想像してしまい、本当に一つの物語のワンシーンを見ているようです。ピエール・ボナール《ベッドでまどろむ女(ものうげな女)》なんて、情事の後の気だるさみたいなのが、もう、もうね、なんて言うか、そうなんですよ(意味不明、笑)。
 
そして前半での私的ハイライトがボナールの《庭の女性たち》の連作だとしたら後半の展示の中ではヴァイヤールの《公園》の連作が凄かった。大胆な構図が部屋いっぱいに満ちている様子は本当に良かった。
 
まぁ、結果、ナビ派って?と言われても何か良く判らないのですが、そう言う点ではこう言うまとめ方の展覧会をやることは少ないのではないかと思いますので(いつでも見ることが出来る印象派展とかと違ってね)、なんだかんだ貴重な展覧会なのではないかと思います。

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