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世界遺産 ラスコー展 クロマニョン人が残した洞窟壁画

国立科学博物館の世界遺産 ラスコー展 クロマニョン人が残した洞窟壁画を見ました。良かったです。
 
 
 
 

世界遺産 ラスコー展 クロマニョン人が残した洞窟壁画
国立科学博物館
2016/11/1-2/19
 
まぁね、どうせ洞窟の展示は複製だしね、と思ってそんなに期待してなかったのですが、いやー、すごく良い展示でした。クロマニョン人がどんな生活をしていたかと言ったアプローチから始まり、洞窟の全体像を模型で3D展示。知りませんでしたが、この洞窟、入ってすぐの間の奥に幾つか枝分かれして伸びていてその奥にも壁画が描いてあるのですよね。当時は照明も無く真っ暗な中どうやって絵を描いたのだろう?と思っていたら脂を固めたものを置いて燃やした明るくするランプ器具があったようです。
 
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そして復元洞窟ですが、これが凄い。暗くなるとブラックライトに反応するインクかな?それとも映像投影かな?それで浮かび上がる線画の動物達の絵。明るくなるとそこに面で色塗られた動物たちの絵を見ることが出来ます。この再現性が凄い。
 
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今、ラスコーの本物の洞窟壁画は保存のために閉鎖されていて、研究者でも入れないという。観光客のためにラスコー洞窟近くに洞窟壁画を再現したのがラスコー2。そして今回の展示されているのが3次元レーザースキャンなどの技術で再現されたこのラスコー3です。ちなみにラスコー2は全体の3分の2規模だそうですが、洞窟全体を複製したラスコー4も製作中だそうです。
 
このラスコーの壁画、暗い洞窟の大空間にこれだけの素晴らしい絵。これは壁に描かれたグラフィティアートのような感覚とは違う、そう、教会の天井画のような神聖さがあるような気がします。この空間は神聖な儀式などに使われていたのではないかと想像してしまいますね。そして、仲間の中でも一番絵を描くのがうまいやつの陣頭指揮でこの空間を作り上げていったのではないかと。ミケランジェロが教皇に依頼されてシスティーナ礼拝堂天井画を描いたように。そして一番に選ばれなかった人は洞窟の奥に奥に行って、別の絵を描いていく。
 
Img_1526
 
などと当時の状況を妄想してしまいますが、他にもいろんな謎があります。この鳥人間の絵も不思議。鳥のような顔をした人間。牛に倒されているようです。その下には実際の鳥(鳥の彫刻をほどこした投槍器らしいです)が描かれている。このシーンはなんだろう?と、謎がさらに妄想を呼んでしまいます。
 
いや、見に来てよかった、この展覧会。
 

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