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時代を映す仮名のかたち― 国宝手鑑『見努世友』と古筆の名品

出光美術館で時代を映す仮名のかたち― 国宝手鑑『見努世友』と古筆の名品を見てきました。今年は結構、書の展覧会見た気がします。
 
 
 
時代を映す仮名のかたち― 国宝手鑑『見努世友』と古筆の名品
出光美術館
11/19-12/18
 
今年は書の展覧会に幾つか行きました。年始めに同じ出光美術館でやっていた「文字の力・書のチカラⅢ 書の流儀」、三の丸尚蔵館の「書の美、文字の巧(前期)」、この展覧会とほぼ同じ時期にやっていた五島美術館「平安古筆の名品」。
 
特に五島美術館「平安古筆の名品」はこの出光美術館「時代を映す仮名のかたち」とセットで見比べるのが面白かったです。平安から鎌倉までの一番流麗な時期の書に絞って見せる「平安古筆の名品」展。もっと幅広い時代を取りあえげ各時代別の展示でその差や書のその時代でのあり様を見せる「時代を映す仮名のかたち」。これをほぼ同時期に見ることが出来たのは本当に良かったです。
 
出光美術館「文字の力・書のチカラⅢ 書の流儀」
 
三の丸尚蔵館「書の美、文字の巧(前期)」
 
五島美術館「平安古筆の名品」
 
 
和様を生み出したのがこの三蹟、小野道風(通称「とうふう」)・藤原佐理(通称「さり」)・藤原行成(通称「こうぜい」)、ここら辺はどの展覧会にも出ているので過去も振り返ってみたらだいたい似たような評価してました。書はまだ入口な私で、あまり好みを覚えず見てましたが、好みは確実にあったようです。
 
佐理の書はどうも好きじゃないみたいです。とにかく神経質っぽいと思ってるようです、私。
藤原佐理がだらしない人で遅刻ばかりしていて残っている書が詫び状ばかりと言うエピソードを前に書いていましたがこう言う性格好きじゃないのでしょかね。
 
個人的には道風の書が好き。どの展覧会での感想を見てもやわらかく美しい文字と感じている。行成は好きだし、美味いけどまじめそう、と言うのがこれも毎回の感想ですね。
 
あとはどうも紀貫之の文字も好きのようです。藤原公任の思いっきりがいい感じはとても好きのようで。鎌倉時代の書は色気が無い、とメモしながらも伏見天皇の書は結構好きみたいです。世尊寺行尹はしっくりこなかったみたいですね、「ハナにつく」とまでメモしてました。
 
今回の展覧会での発見は亀山天皇の書がかなり好きだったことでした。出てくるもの出てくるもの全部好み。今までの展覧会では見てなかったのかなぁ?はじめて気になりました。なんか、書いてあるものだけ見てツイッター気になっている人の様にわくわくしましたね、この方、私はきっと好き!好みの人だ、と思い込みましたもの。ただ、この後に禅展を見て、この方の像があり、まぁ、百年の恋も冷めた感じです(そもそもがこの天皇は男性なので、私と恋に落ちることは無いのですが)。
 
作品番号ふくめて、メモを下にザクッと書いておきます。メモなので言い回しがひどいものもありますね、笑。
 
1、高野切第一種 伝 紀貫之筆
きれい
 
5、石山切 伊勢集 伝 藤原公任筆
紙もいい、文字とバランスも
 
6、継色紙「あめにより」 伝 小野道風筆
大胆なレイアウト
 
7、継色紙「むめのかの」 伝 小野道風筆
これも大胆なレイアウト
 
16、倭漢朗詠抄 巻下 伝 藤原行成筆
紙がイイ、感じよりもこの中に混じってるカナの方がいい
 
18、今城切 伝 飛鳥井雅経筆
シンプルでいい
 
10、国宝手鑑『見努世友』 
これは凄いわ
 
※藤原サリイマイチ?
※藤原公任好き!思いっきりがいい
※藤原定頼も滑らか、少し神経質か?
※鎌倉時代は色気が無い
 
36、広沢切 伏見天皇筆
丁寧な良さ、線が少し太めなのがちょっと
 
47、手鑑『聯珠筆林』
トリッキーなの多い?
 
51、筑後切 伏見天皇筆
これいいなー
 
52、あがた切 進子内親王筆
これもいい
 
53、嘉元百首切 伝 世尊寺行尹筆
保存が良ければな。少しイマイチか。
 
54.56.55、文保百首切/金剛院切 伝 亀山天皇筆
良い。この方好きかも
 
58.57、巻物切 亀山天皇
これもいい、この人好きかも。これは恋?
 
59、足利尊氏奉納春日社詠七首和歌(七社切) 伝 世尊寺行尹筆
イマイチ
 
60、足利尊氏奉納稲荷社詠八首和歌(七社切) 伝 世尊寺行尹筆
ハナにつく?
 
64、禁裏御会和歌 後崇光院 他筆
神経質そうだけど好きかも
 
 
うん、こう言うメモ、後で見返すと面白い。

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