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映画「エゴン・シーレ 死と乙女」

映画「エゴン・シーレ 死と乙女」の試写会に参加してきました。

 
 
 
映画「エゴン・シーレ 死と乙女」
http://egonschiele-movie.com/
 
1/28から公開予定のこの映画、試写会に参加してきました。何から書けばイイですかね……いやー、シーレがイケメンです。そしてとてもセクシーです。とにかくイケメンです、笑。
 
いや、映画の内容に書くのを困っている訳ではないのですよ。この映画には本当にセクシーなエゴン・シーレが出てきます。アンモラルで妖しくエロティックなシーレの絵画の魅力、あの絵の雰囲気そのままを映画に上手く出していました。しかし、破廉恥で才能ある男ってなんであんなに女性を惹きつけるのでしょうかな?あんなにダメ男なのに、笑!
 
Img_0764
 
シーレはクリムトの弟子でした。アールヌーヴォーから発してウィーン分離派として活躍したクリムト。そのクリムトがこの映画にも出て来ます。クリムトとは少しタイプの違うシーレの芸術でしたが、クリムトはシーレを、シーレもクリムトを信頼していたようです。作品を交換したり、シーレのモデル代をクリムトが払ってあげたりするエピソードが描かれています。
 
テンポ良くストーリーは流れていくので、シーレについて事前に前情報は入れておいた方がより楽しめるかもしれません。第一次世界大戦前後のこの時代、ウィーン分離派や世紀末芸術/退廃芸術といった新しい芸術の潮流、そしてシーレの人間関係(主に女関係で何が起こったか、笑)。比較的忠実に描き切っている映画です。
 
本当にこの映画にはシーレの周囲に女性が多くでてきます。そしてそれらの女性とあやしい関わりをしているシーレ。いきなり冒頭から妹と近すぎる位置にいるシーレ。ダンサーに夢中になるシーレ。アート村でアート仲間と妹の関係に怒ったり、自堕落な生活に落ちていくシーレ。クリムトのモデルと関係を深めるシーレ(寝取ったって事だよね……)。少女との関係を訴えられるシーレ。向かいに住む姉妹二人との関係。
 
それらの女性関係を中心に、今のシーレと過去のシーレのシーンが交互に混ざり合うように出てきます。もちろん芸術家としてその女性達をモチーフに絵を描きます。ねじれた身体造形やエロティックな世界が生まれていく様を映画は描いていました。
 
28歳と言う若さで亡くなったシーレ。本当に生活に関してはだらしないところもあったのではないかと思います。ただとにかく、短い人生でずっと芸術家であろうとした、そんな人だったのではないかと思います。
 
Img_0758
 
試写会の後にアートブログ 弐代目 青い日記帳のTakさんのトークがありました。そこでも少し話が出ていた、クリムトとシーレ、金と銀、要望があったからこそ描いたモチーフなどなどの話を良く考えてみると、それって琳派などにも通じるものがあるな、と思います。2004年の琳派展にクリムトの絵が出ていたなどの話に思わず繋がっていった気がしますね。アートって見方でいろいろと想像を広げることが出来るからやっぱり面白い。
 

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