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未来を担う美術家たち 19th DOMANI・明日展

未来を担う美術家たち 19th DOMANI・明日展を見てきました。
 
 
 

未来を担う美術家たち 19th DOMANI・明日展
12/10-2017/2/5
国立新美術館
 
なんだかんだで、毎年見に行ってしまいます。文化庁がやっている若手芸術家のための研修支援発表の場。アーティストが文化庁の制度で海外に研修に行き、この展覧会で発表すると言うものです。比較的若手の現代アーティストの展示を見ることが出来る貴重な場とも言えるでしょう。一つだけ難なのが、展示会全体をテーマなどに沿ってキュレーションしている訳ではないので、作品の種別や方向性はバラバラです。ただ、その分、好きな作家や作品が一つや二つ見つけることが出来るのでそれを楽しみに行っています。
 
 
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今回、私が一番好きだったのは池内晶子さんの繊細な作品。細い糸を使って空間に物体状のものを浮かび上がらせています。
 
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本当に浮かんでいるのですね、これ。周りの糸は細く、暗くしているのもありほぼ見えないため、糸自体が密集している部分だけが目に入ってきます。糸を使って繊細な形状を……と言うことで似たような技法を使う作家さんもいますが、これからこの作家さんがより個性を強めていく作品を見て見たいなと思いました。
 
 
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折笠良さんのアニメーション作品も好きでした。粘土の海に波が立つアニメーション「水準原点」。そしてその海に浮かび上がる文字。詩人・石原吉郎の詩「水準原点」。とても目を惹く作品です。これオタワ国際アニメーション映画祭で賞を取っているのですね。
 
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他の作品も面白く、回転テーブルで粘土フィギアを作る人たちと手前で動き出すフィギアの作品が好きです。アニメーション作品は毎年何か面白いものが出てきますね。新しいアイデアが産まれる土台がありそうです。
 
 
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保科晶子さんの粘土や陶の作品。陶でやわらかい物を表現するのも面白いです。
 
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儀式-ワンピースやモノリスなどは身近なものなどを取り込み、場合により陶として焼き、物に染み付いた記憶を物に転化して見せると言う、ある意味怨念的な手法も面白いです。
 
 
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出展作家さんの中で一番有名なのが松井えり菜さんでしょうか。彼女の一目見てわかる独特の画は本当にインパクトがあります。
 
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今回は立体作品もありました。
 
 
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曽谷朝絵さんもこの中では良く名前を聞きます。今までも作品をなんどか見たことがありますが、色使いが特徴的。
 
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それをインスタレーションとして展開した作品もありました。
 
 
他にも平川祐樹さんの映像インスタレーション、三原聡一郎さんの苔を使った世界観、今井智己さんの戦争に繋がる写真、南隆雄さんの映像と光の世界などなかなか楽しめる展覧会でした。
 

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