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書の美、文字の巧

三の丸尚蔵館の「書の美、文字の巧」、前期・中期・後期と別れている展覧会ですが、和様の書好きな私としてはこの前期展示は見逃すことは出来ない!と思い行ってきました。凄い展示品ばかりの展覧会でした……。
 
 
 
 
書の美、文字の巧
三の丸尚蔵館
9/17-12/4 (前期:9/17-10/10)
 
三の丸尚蔵館「書の美、文字の巧」展、三の丸が持ってる書の作品が展示されているのですけど、まあ、そりゃ凄いものばかりですよね。私は和様の書が好きなので前期展示(9/17~10/10)がオススメです。空海、小野道風、藤原佐理、藤原行成、藤原定家あたりの名品ザクザクでした!
 
書の世界には三筆とか三蹟と言われている人たちが居て、三筆は各時代でこの三人が凄い!と言われている人が選ばれているのですが、その中でも有名なのが平安時代初期の三筆と呼ばれている空海・嵯峨天皇・橘逸勢の三人です。今回の展覧会には空海の書が出ていました。ちなみに他の時代の三筆は世尊寺流の三筆(藤原行成・世尊寺行能・世尊寺行尹)、寛永の三筆(本阿弥光悦・近衛信尹・松花堂昭乗)が有名ですね。
 
唐風を模範としながら、独自の書法を見出した平安初期三筆。その少し後の時代に三蹟と呼ばれている三人が居ます。唐風から脱し、新たに和様を生み出したのがこの三蹟です。和様の書のあの文字の流れるような曲線の美しさ、素晴らしき構図やバランス、綺麗と言うしかない料紙、本当に好きな人にはたまらないものばかりです。小野道風(通称「とうふう」)・藤原佐理(通称「さり」)・藤原行成(通称「こうぜい」)の三人です。今回の展覧会でも一番目をひいたものの一つが本阿弥切本古今和歌集(伝小野道風)でした。道風の書は本当にやわらかく美しく素敵です。もちろん佐理や行成の書もあります。
 
書はまだまだ理解しているとは言いがたい私ですが、なんとか好き嫌いくらいは判断できるようになってきて、今回の展覧会の中では前述の本阿弥切の他には古今和歌集 賀歌三首(伝藤原公任)、更級日記(藤原定家)、伏見天皇御集(伏見天皇)あたりがとても好みでたまらない感じでした。以前、出光美術館の書の展覧会見に行ったときも藤原定家と伏見天皇の二人の書に目が行ったので、きっと私の好みなんだと思います。藤原定家記文草案(藤原定家)も良かったです。
 
深養父集断簡 名家家集切(伝紀貫之)、西行書状(西行)この二つも良かったです。他にも料紙の美しさも映える雲紙本和漢朗詠集(源兼行)、王羲之の書風を伝える貴重なもの、見事な造りの経典など見所たくさんでした。
 
中期、後期展示も時間見つけて行きたいところだが……。
 

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