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クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス-さざめく亡霊たち

東京都庭園美術館で「クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス-さざめく亡霊たち」を見てきました。どうもこの展覧会、評価が別れているようです。あなたはどう思いましたか?
 
 
 

クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス-さざめく亡霊たち
東京都庭園美術館
9/22-12/2
 
庭園美術館、クリスチャン・ボルタンスキー展。これほど周囲で評価が分かれた展覧会は無い気もします。全くダメだと言う人、これは凄いという人と、本当にきっぱり別れましたね。
 
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私はこの展覧会好き派になります。ええ、大好きです。ただ、駄目だと言う人の意見も分からなくは無いです。正直、展示の仕掛けとしては子供だましみたいなものが多いです。影絵、見え見えの指向性スピーカー、暗い空間での紗幕、金色のウ○チなど。あれは気合入ってないと思う人が出てきてもおかしくないですね。
 
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2019年に六本木の国立新美術館で大規模な展覧会をやるので、本人がこれは前菜的な発言をしたというのもありますが、造りこみは足りない。
 
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ただね、でも、仕掛けがシンプルで凝っていない分、とても想像を膨らますことのできる展示にもなりえると思うのですよね。なんか文章は簡単な言葉遣いでも行間を想像できる話ってあるじゃないですか、あんな感じです。もちろん分や得意分野によって行間を読める読めないの差はあり、この展覧会はそれが極端にわかているのしょうけど、私は、はい……大好きな展示です。ホントにイイと思う。あの金色のウン○以外は、ですけどね。
 
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美術館の中を歩いていると、ふと足元で、壁際で、ささやく声。あれで興ざめするか、あれに妄想できるか、その差な気がします。
 
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心臓音と共に点滅する赤いランプ。部屋の隅にたたずむ影絵の不思議な生き物たち。藁の香りの中での風鈴の音。それは一方は死者に餞けたもので、もう一つは個人の祈りだったりする。
 
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意識、記憶、願い、祈り、歴史、怨念。目に見えるものだけが作品で無い、目に見えないものを感じようとする、そんな展示だと思いました。
 

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