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「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル『バベルの塔』展」記者発表会

来年開催予定の「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル『バベルの塔』展」記者発表会に参加してきました。
 
 
 

ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル『バベルの塔』展
東京都美術館 2017/4/18-7/2
国立国際美術館 2017/7/18-10/15
 
 
 
「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル『バベルの塔』展」は来年開催。4月から東京都美術館、7月からは大坂の国立国際美術館で開催されるとのことです。そう、オランダのボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館からピーテル・ブリューゲル1世の傑作「バベルの塔」が24年ぶりに来日するのです。で、それだけではなくなんとヒエロニムス・ボスの作品が2点も来ると言う、もうこれは決しておまけではない、こっちが(人によっては)本命じゃないのか?と言うくらいに嬉しい状況なんです。
 
 
 
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ピーテル・ブリューゲル1世「バベルの塔」
 
ピーテル・ブリューゲル1世「バベルの塔」。ブリューゲル(父)とも表示される通り、息子たちも画家ですが(父の絵の模写などもしている)、ピーテル・ブリューゲル1世の真作とされているものは40点ほどしか無いので、今回は本当に貴重な機会です。
 
 
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ピーテル・ブリューゲル1世「バベルの塔」(一部)
 
このバベルの塔はそれほど大きくない絵にもかかわらずもの凄く精密に描かれており、塔で建造のために働く人や滑車などの仕掛け、周囲の船などがしっかりと描かれているとのことです。塔の上を観ると人だけでなく足場がどう組まれているかもしっかりと描かれているとのこと。実物でじっくりないとこれは分かりません。
 
 
 
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ヒエロニムス・ボス「放浪者」
 
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ヒエロニムス・ボス「聖クリストフォロス」
 
さて、もう一つの目玉であるヒエロニムス・ボスの作品「放浪者」「聖クリストフォロス」の2点です。写実的な描写なのに現実と違う不思議な世界観は当時大人気だったそうです。真作とされているのは世界に25点ほどと言うこちらも貴重なもの。
 
 
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ヒエロニムス・ボス「聖クリストフォロス」(一部)
 
ボスの絵に良く出てくる謎のモチーフが何を象徴としているのか?それを想像しながら見るのも楽しそうです。色んな不可思議なものが描かれています。樹に吊るされた熊、廃墟から顔を出すドラゴンと逃げる肌の人、枝にぶら下がった壷とそこにかかっている梯子など、これらが一体何を意味しているのか、妄想が膨らみます。
 
 
 
当時ボスの画風が大人気だったため、それを模倣した絵や版画が多く描かれていたそうです。ブリューゲルもボス風の絵を幾つか描いています。ブリューゲル下絵の版画や、ボス風の版画、他にも16世紀ネーデルラントの絵画や彫刻なども来日するとのこと。
 
 
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ピーテル・ブリューゲル1世(下絵)/ピーテル・ファン・デル・ヘイデン(彫刻)「大きな魚は小さな魚を食う」
 
ボス・リバイバルとして描かれたブリューゲル下絵の版画です。ボスが得意としたモンスター的な生き物たちを描いたものです。ボススタイルで描かれた空を飛ぶ魚、足の生えた魚などが描かれています。このモンスター達、グッズに出てきそうな予感がしますね……。
 
 
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いや既に、このキャラ、公式展開されています、笑。公式ツイッターのキャラクターとして「タラ夫」くんが既に登場……タラ夫……。
 
 
 
また、東京芸術大学COI拠点が特別協力しているのも話題になりそう。バベルの塔を基にした拡大複製画やCGなどを使い絵に描いてある人や仕掛けが動いたり、雲が流れたりするような映像を制作する、と言うのもの。
 
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そのお披露目的なイベント、丸ビルの吹き抜けにバベルの塔を基にした巨大プロジェクション映像を18日、19日、20日と決まった時間に上映するというのも行われていました。
 
 
 
既にチケットも発売開始。早割ペア前売券(期間限定)や鑑賞ガイド付のチケットが凄いお得ですし、プレミアムナイト鑑賞券と言う人数限定のものもありました。
 
「バベルの塔」展チケット

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