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トーマス・ルフ展

トーマス・ルフ展に行ってきました。と言うかだいぶ前に行っていたのですが、どうもこの展覧会の感想が書けなくて……はい、ようやくです。

 
 
 

トーマス・ルフ展
国立近代美術館
8/30-11/13
 
国立近代美術館、トーマス・ルフ展。良い展覧会です。作品は凄いと思うし、やってることも凄い、絶対に記憶に残る。でも、なんだろ、この私はこれはそんなに好きじゃ無い……と言うこの感じは、なんだろ?と思ってしまったのでした。
 
 
ベルント&ヒラ・ベッヒャーの元で写真を学んだベッヒャー派と呼ばれるドイツの写真家たち、その中の一人で3年前に国立新美術館で展覧会をやったアンドレアス・グルスキー展は注目を浴びました。そしてトーマス・ルフもその一人です。
 
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今回の展覧会を開催している東京国立近代美術館のコレクション展示にベルント&ヒラ・ベッヒャーの写真がありましたね。
 
 
さて、トーマスルフの写真です。ちなみに今回の展覧会は写真撮影可でした。写真の展覧会でこれは珍しいですね。
 
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「ポーレイト」「Porträts」
普通の証明写真に見えますが、これ、とても大きなサイズです。普通に正面を向いた顔なのだけどこのサイズにすると全くイメージが違ってしまう。
 
他にも建物を同じような距離感や角度で撮っている「ハウス」、インテリアを撮った「室内」、写っているものより構図に注目することになった「ネガ」、暗視装置を使った「夜」などの作品が展示されていた。
 
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この「アザーポートレート」はモンタージュ写真合成機を使って実在しない人の顔を作り出すシリーズである。
 
ルフの作品は元々コンセプトが強い作品であったが、ここら辺から自分で撮影せず、他から写真を持ってきて、コンセプト中心のまるで写真を使った現代美術作品と言う様相が強くなってくる。
 
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この「jpeg」シリーズはウェブサイトからダウンロードした写真である。遠目に見ると普通だが近くで見るとピクセル割れのモザイク状態になる。
 
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後半の展示室の中では、この「l.m.v.d.r.」は自分で撮影したものもあるようです。ルードヴィッヒ・ミース・ファン・デル・ローエ設計の建物を映したもの。建物が好きだというのもあり、このシリーズは好きでしたね。私が、これはそんなに好きじゃ無い……と思ってしまったのは、彼の現代アート的なところがダメだったのだろうか?
 
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この「ヌード」もインターネット上のデータを加工したもの。
 
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それを更に発展させた「基層」は日本の成人向けコミックやアニメを加工したもので、こちらはもう完全に原型をとどめていない。
 
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「ma.r.s.」はNASAの探査船が撮影した画像を素材にしている。3Dメガネを掛けて立体的に見るバージョンもありましたね。
 
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そして、この「Photogram」は撮影しているともいえる「フォトグラム」。感光紙の上に物体を置いて直接露出させるというある意味古い技法を使いながら、これに3Dプラグラムを応用したデジタル作品。
 
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「星」は天文台の観測施設が撮影したネガをもとにしている。宇宙好きなルフさんですね。
 
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「カッシーニ」はなんか好きでしたね。宇宙探査船が撮影した画像は模様がとても素敵でした。
 
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最後にあった最新作「press++」。新聞社の写真を裏面に書いてある記録情報の文字とあわせて合成したもの。
 
 
と言う具合に、展覧会としてはかなりいい展覧会でした。作品も良かったと思います。ただ、私の好みとして、なんか好きでないというのが残った、そう言う展覧会でしたね。何でだろうなぁ。
 
Img_8162
 
外にルフ作品のシートがあったんだけど(非売品?)、うん、これはちょっと欲しいなぁ。

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