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江戸絵画への視線 ―岩佐又兵衛から江戸琳派へ―/はじめての古美術鑑賞 絵画の技法と表現

夏休みにセットで見たほうがイイかも、な展覧会。日本画について理解を深める事が出来そうな展覧会二つです。山種美術館の方は今週終わってしまいますね。
 
山種コレクション名品選Ⅰ 江戸絵画への視線 ―岩佐又兵衛から江戸琳派へ―
山種美術館
 
はじめての古美術鑑賞 絵画の技法と表現
根津美術館
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山種コレクション名品選Ⅰ 江戸絵画への視線 ―岩佐又兵衛から江戸琳派へ―
山種美術館
7/2-8/21
 
江戸の絵画、それも山種美術館所蔵の琳派を中心とする江戸絵画をまとめて見ることできるのか!と期待していた展覧会。まぁ、山種所蔵琳派作品、今までにも何度も見ているので目新しさは私には無い、と言うのもあるのですが(笑)。それでも改めて見たいよね、と。
 
なにせ山種美術館の創立者が美術の収集をするきっかけになったのが酒井抱一の絵だと言うのだから、抱一ファンとしては嬉しい話じゃないですか。
 
 
そして、なんと数点の作品が撮影OKと言う太っ腹!コレは良いですね。
 
 
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「槙楓図」伝 俵屋宗達、山種美術館所蔵
 
琳派と言うか日本画を突き詰めると宗達に辿りつく、と言う話を聞いたことがあります。
 
 
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「秋草鶉図」酒井抱一、山種美術館所蔵(右はその一部)
 
なんだかんだで抱一が一番好き。これはいつ見ても素晴らしい。青い月と芒。
 
 
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「四季花鳥図」鈴木其一 山種美術館所蔵
 
其一らしい鮮やかな展開。独特のセンスが素晴らしいですよね。
 
 
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左右共に「四季花鳥図(一部)」鈴木其一 山種美術館所蔵
 
色鮮やかなバランスはセンスだと思うけど、その中にある技術や描写力が流石です。秋にサントリー美術館でやる其一展が楽しみ。
 
 
この展覧会、琳派から、土佐派、狩野派、円山四条派、池大雅などの文人画、伊藤若冲と言う具合に江戸時代の流派や絵画の流れを一通り見ることが出来る様になっています。日本画の押さえておかねばならない基礎、として丁度いい展覧会。後述の根津美術館の展覧会と合わせて観るのもイイかと思います。
 
ちなみに岩佐又兵衛は1点のみ。福井でやっている岩佐又兵衛展に行きたいなぁ、と煽られた感じ。
 
 
 
 
はじめての古美術鑑賞 絵画の技法と表現
根津美術館
7/23-9/4
 
Img_7538
 
と言うことで根津美術館の涼やかなエントランスを通って。前述の山種美術館から歩いてこれます。こちらは日本画の「技法」の勉強になると言う展覧会。山種で色々な流派を押さえ、こちらで技法を押さえると言う具合にセットで観ると、あなたもこれで日本画通!というやつですね。
 
「たらしこみ」って何?「付立て」って何?「溌墨」って何?と名前を聞いたことある様な無い様なそんな日本画の技法を実際に絵を見ながら、こう言うことだったのね!と理解していくことができます。技法の説明だけを聞いてもその技法で描かれた絵を見ること出来なかったらわかりにくいですものね。
 
 
 
根津で技法を学んでから山種で様々な流派を見るのもよし。山種で江戸時代の絵の流れを感じてから、具体的な技法をじっくり見るのもよし。夏休みも終わりに近づいているので締めはこれですかね(山種は今週末で終わりだけど)。

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