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美の祝典Ⅲ― 江戸絵画の華やぎ

出光美術館「美の祝典Ⅲ― 江戸絵画の華やぎ」に行ってきました。今年前半、出光の気合の取り組み、3期目、最後の展示です。今回も凄いです。
 
 
 

美の祝典Ⅲ― 江戸絵画の華やぎ
出光美術館
6/17-7/18
 
Img_6657
 
出光美術館の開館50周年記念の展覧会「美の祝典」、今年前半で3期に分けて日本の美術を紹介しています。出光美術館所蔵の国宝や名品を惜しみなく見せちゃう展覧会、と言う感じで毎回凄い作品が出てます。今回は最後の3期目の展示で江戸絵画がテーマです。
 
1期(4/9-5/8)、2期(5/13-6/12)の感想はこちら。
今日の献立ev. 美の祝典Ⅰ― やまと絵の四季
 
今日の献立ev. 美の祝典Ⅱ― 水墨の壮美
 
 
や、本当に凄かったです、この美の祝典の3期目の展示。今迄も凄かったけど今回は琳派好き、特に抱一好きは必見ですよ。
 
もちろん目玉の国宝「伴大納言絵巻」下巻(これで3期続けて来たのでようやく上中下巻全部見ること出来ました)もありますし、浮世絵関連肉筆画などから洛中洛外図、江戸の洛中洛外図の様な「江戸名所図屏風」、狩野派として英一蝶の作品など出ていますが、まぁ、今回の華はいろいろすっ飛ばして琳派です。
 
と言うか琳派に偏りすぎ、と言う感も無くはないですが、笑。個人的には好きなのでそれはそれで良いです。また、琳派の中でも酒井抱一作品が多く展示されています。これまた、抱一好きな私としては嬉しいところです。
 
まぁ、抱一は紅白梅図屏風に風神雷神図屏風と八ッ橋図屏風、十二ヵ月花鳥図貼付屏風まであってまるで抱一祭り状態!それに其一の四季花鳥図屏風まである。もちろん光琳や乾山、光悦+宗達もおさえていて展示後半の琳派祭り状態に琳派好きとして興奮でした。
 
その中でも抱一の紅白梅図屏風のはとにかく圧巻でした。構図が凄い。紅梅の枝のジグザグのカッコイイとしか言えないこの形。白梅の右の奥に伸びた枝から出てる小枝が知らないうちに別の枝の手前に来ているという組み方。とにかくカッコイイ、このデザイン性。
 
鈴木其一「四季花鳥図屏風」もやはり良いですね。すべての悩めるグラフィックをやる人はこれを参考にした方がイイんじゃないか?というくらいのグラフィティとしての完成形の一つ。
 
他には原羊遊斎の草花蒔絵四方盆もシンプルな形として今のデザインに繋がるものがあります。
 
最後にもう一つ言うと歌磨、エロいよ、エロい……。
 
出光の琳派系の展示は、まぁ、ハズレはないのですが、今回は特に抱一が多く出ているという点で本当に私得な展覧会でした。

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