村上隆のスーパーフラット・コレクション
もう、だいぶ前ではありますが横浜美術館で村上隆のスーパーフラット・コレクションを見てきました。これとても良い展覧会なのですが、どう感想を書いてよいのか判らなかったです……。
村上隆のスーパーフラット・コレクション
横浜美術館
1/30-4/3
良い展覧会なんだけど、どう感想を書いてよいのか判らないものって年に何本かあるのですよね。いや、それは私の語彙や知識が足りないのが大きな原因なのですが、今年は既にそういう展覧会が多くて困っています。その中でも筆頭なのがこれ。でも、この展覧会、基本は村上隆さんのコレクション展になるので、まぁ展覧会というより作品についてコメントすれば良いか、と思いまして、ちょいと写真と共に……。
入り口のロビーからして圧巻です。大きなサイズのものもあり、ここから現代アートの迫力を体感できる構成になっています。
書や茶碗などもありました。特に井上有一さんの書には衝撃を受けました。詩を校正しているような、これも書なのか!と。
村上さんと同時代の作家では奈良美智さんの作品は多かったですね。あと、海外の作家でこの周囲にあり撮影できなかったけど、真珠を作る映像作品(+実物のインスタレーション)はかなり印象に残りました。あと、立体作品を置いてそれをスケッチするという作品も。
村上コレクションを象徴するコーナー。グルビのマネキンもありました。村上さんの凄いのはアートで稼いだお金をアートを買うことでアートに還元しているところ。まぁ、いろいろと偏りはありますが、それでもかなり幅の広い範囲のアーティストに注目して作品を買っている。これだけあるとなかなかこうまとまって展示は出来ないだろうから本当にこれがまとまってみる貴重な機会でもありますね。
アラーキーの写真もありました。結構知らない作家さんの作品もあって、すごく興味深いです。
村上さんと言えばサブカル的なイメージも多いですが、フィギア的な作品もありました。壁の上のカラスも見落とせません!
日本の作家の方が多く展示されていますが、海外の作家作品も結構ありましたね。
ダミアン・ハーストなどもあって、これ結構高かったのではないか……(でも、買った頃よりも今の方が高いでしょうけど)、
アトムのやつとか、ちゃんとした画がガラスに映った面に見えるという作品、ここら辺面白かったな。
李禹煥の部屋を最後に見ましたが、これは凄いですね。この部屋ごと作品として買ったのですよね(部屋のパネルは今回用に作ったとしても)。
本当に見ごたえのある展覧会で、お腹いっぱいと言う感じでしたね。
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