PARIS オートクチュール ― 世界に一つだけの服
PARIS オートクチュール ― 世界に一つだけの服
三菱一号館美術館
3/4-5/22
私たちが今着ている服、ほとんどの人がどこかお店で売っているものをサイズがあったものを買ってきて着ているのだと思います。いわゆる完成された既製品、吊るしの服。
それとは全く違う、同じ服ながらも、これはどこの世界?的な、もう王子様の開く舞踏会にでも参加するときに着ていくのではないか?と思ってしまうような、そんな服たちがオートクチュール。お客様の注文にあわせて一点一点仕立てる高級服。
選ばれたブランドたちの作る服は本当にアートだと言えるばかりに贅沢。シャネル、クリスチャン・ディオール、バレンシアガ、ジヴァンシィ、イヴ・サンローラン、ジャン=ポール・ゴルチエなどなど……。凝った装飾。素敵なデザイン画が眼福とばかりに展示されていました。
面白いのが女性客の見方と、男性客の見方が違っているところ。女性はあくまでも服として見ている。それが自分の身体に実際に入るか入らないかはともかく、着ると想定したら、着ることがあったらどうなる的な感覚で「あの服ウエスト細すぎ、着れないわー」など言っているのである。
男性はあくまでも美術品として愛でている感じがある。一番美しい状態で美しい人が着たら、という賛美的な妄想である。
まぁ、必ずしもそう見ていたとは限りませんが、そんな感じの人が多かった気もします。どちらでも良いのですが。
個人的にはこのコートみたいなの好きでした。この爪の手袋の女性に襲われたい……いやいやいや。
あと、私が好きなデザインはジャック・ファットとジャック・エイムのものでした。あとはバレンシアガはなんかとにかく飛び抜けていましたね。
| 固定リンク
コメント