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村上隆の五百羅漢図展

森美術館の村上隆の五百羅漢図展、見てきました、ようやく見てきました。行かねば、と思って、でも、なかなか行けなかったのです。
 
 
 
 
村上隆の五百羅漢図展
森美術館
10/31-2016/3/6
 
 
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個人的には村上さんの作風は好きなタイプではありませんでした。ただ、やはりアートを商売として成り立たせた、というのは凄いことです。そこが嫌いな人も居るようですし、そこらの判断は人それぞれだとは思いますが、色々なタイプのアートがあってもイイとは思います。なので好き嫌いとは別としてやはり凄い作家なんだと思います。だって、そうでなければルイヴィトンとコラボしたり、ベルサイユ宮殿で展示をしたりはできないでしょう。
 
五百羅漢図:白虎、青龍
 
五百羅漢図:玄武、朱雀
 
村上さんの作品は以前よりもさらに昔の日本美術を意識しているところが有ると思います。ドーハで発表した五百羅漢図、それの凱旋帰国展示的な扱いになるのが今回の展覧会でしょうか?狩野一信の五百羅漢図からインスピレーションを受けた作品。中国の四神を元にした4つに分かれた構成です。ただ、四神は本来はそれぞれに色を持っているのですが今回の作品の色とはそこは合っていなくて、印象と作品が違うのがちょっと残念。
 
ちなみに狩野一信の五百羅漢図は増上寺で展示されています。
 
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村上さんはファクトリー制で作品を作っていて、まぁ、例えて言えば狩野派やラファエロの工房のような感じですが、村上さんは指揮をしていく、そして作業をする学生などに対して
指示をしていくわけです。その経過がわかる資料が展示されていました。
 
うーむ……展示、つまり多くの人の目につくものとしては、見ていて気分の良い言葉ではないものがありますよね。まぁ、綺麗ごとを言うわけではないのですが、多くの人目につくところにこういうものを出さない方がいいと思うのですね。まぁ、それふくめてワザとやっているのだと思いますが。
 
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村上さんの昔からのキャラクターを描いた新作などもあります。
 
あとは、仏教的な要素として「円相」も今回多く見られます。他のまっ白いパネルや黒いパネルもありましたが、地に髑髏の柄がエンボスで表現されています。シルク印刷的な手法で地を作り、何度も何度も刷っていくのでエンボスのように立体的になっていくようです。
 
凄い展示だと思います。手のかかった作品だと思います。評価すべき展覧会だと思います。
 
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しかし……やはり好き嫌いは別なんだな、とは思います。というかそれが自分の中でよりハッキリと出た形になってしまったかな……

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