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琳派と秋の彩り

青い日記帳×山種美術館 ブロガー内覧会「【特別展】
琳派400年記念 琳派と秋の彩り」に参加してきました。
 
 
 
琳派400年記念 琳派と秋の彩り
山種美術館
9/1-10/25
 
 
食欲の秋、読書の秋、そして琳派の秋ですね!
 
琳派400年記念の今年ですが、琳派の作品には結構秋のモチーフ
が描かれています。秋の展覧会シーズン、各館が琳派展を開催
しますが、琳派作品を色々と持っている山種美術館の琳派展も
今年の琳派イヤーの中、琳派好きには必見の展覧会です。
 
※写真は内覧会により特別に許可を頂きました。
 
 
20150912_18_24_32
俵屋宗達(絵)・本阿弥光悦(書)《鹿下絵新古今集和歌巻断簡》
山種美術館所蔵
 
まずは琳派の始まりの二人、俵屋宗達+本阿弥光悦のコラボ。
今回の展覧会には俵屋宗達作品が幾つか出ています。
 
琳派と言うと光琳などの作品が話題になることが多いですが
実は一番デザインセンスがあるのは宗達だったりしますよね。
シンプルな形、色数少ない表現、配置や構図、文字などとの
コラボを器用にこなすスタイル。プロデューサーでもあり、
優秀なディレクターでもある光悦の投げかけに対して、素晴
らしいセンスで答える事が出来たデザイナー宗達の仕事ぶり。
 
 
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俵屋宗達(絵)・本阿弥光悦(書)《四季草花下絵和歌短冊帖》
山種美術館所蔵
 
この四季草花下絵和歌短冊帖も二人の作品。たぶん、銀で
描かれていたところが黒くなってしまってはいますが、新し
い状態では金と銀が美しく溶け合った短冊だった事でしょう。
 
 
 
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酒井抱一《飛雪白鷺図》 山種美術館所蔵
鈴木其一《牡丹図》 山種美術館所蔵
 
江戸の琳派、酒井抱一と鈴木其一の作品も出ています。
その中でも私が好きなのは酒井抱一。光琳の広げた琳派の
煌びやかな世界をうまくこなしているのは鈴木其一の作品
かもしれません。ただ、個人的には酒井抱一の間のある、
日本画らしいシンプルな世界や色合いが好きですね。
 
 
 
さて、ここで琳派の秋。秋といったら名月、と言うことで
無理やりですが、絵画に出てくる月を見比べてみます。
 
 
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酒井抱一《秋草図》 山種美術館所蔵
一部、月とススキ
 
朝顔も秋の草になるのですね。月と言ったらススキ。
 
 
 
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酒井抱一《月梅図》(一番手前) 山種美術館所蔵
一部、月と梅
 
梅が咲いているということは秋では無いですが、月が出て
いるので注目してみました。月の円形に梅のかぶり方。
 
 
 
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酒井抱一《秋草鶉図》 【重要美術品】 山種美術館所蔵
一部、月とススキ
 
これは名作ですね。月は銀で描かれて居たのでしょうか?
蒼き月光のように見えます。
 
 
 
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酒井抱一《寿老・春秋七草図》
一部、秋の巻の月とススキ
 
向かって右が春。上に見えるのは太陽でしょうか?
それと対比して秋の巻には月が掛け軸の一部にかかって見え
ています。
 
 
 
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菱田春草《月四題》のうち「秋」 山種美術館所蔵
一部、月と葡萄
 
月の絵、最後は春草です。この絵、実は一番ほしかった絵。
良いですね。このモノクロの少し寂しげな雰囲気と間。
 
 
 
今回はこのように琳派に影響を受けた近代/現代日本画の
作品も出ています。
 
 
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速水御舟《桔梗》 山種美術館所蔵
川合玉堂《秋夜》 山種美術館所蔵
 
色数少なく描かれた桔梗。カナブンとキリギリスの居る扇絵
の秋夜。このシンプルさが良いですね。
 
 
 
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竹内栖鳳《柿の実》(手前) 山種美術館所蔵
橋本明治《富有柿》(奥) 山種美術館所蔵
小林古径《栗》 山種美術館所蔵
 
絵の中の秋の景色も素敵です。柿、栗、紅葉など美術館で秋
を感じるのも良いですね。
 
 
 
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俵屋宗達《犬図》 個人蔵 〔9/1~9/27展示〕
小林古径《狗》 個人蔵
 
新旧犬対決。宗達はなんでこんなに間抜けに描いたのか?
間抜けな具合に愛着がわきますね。
 
 
 
展覧会とは関係ありませんが山種美術館入り口入ってすぐ
のところに足元撮影コーナーが出来ていました!
図柄は山種美術館といえば、の竹内栖鳳《班猫》。
 
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美術館で写真撮影出来る事が少ないので「来たよ!」と
言うのをSNSにアップするには良いですよね、こう言うの。
 
 
 
また、山種美術館のサインは今gggで展覧会を開いている
色部義昭さんのデザインです。こちらもチェック。
 
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gggの展覧会はこちら。
 ↓
色部義昭:WALL
銀座グラフィックギャラリー(ggg)
9/2-9/28

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