« ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム展 | トップページ | 7月前半に行ったアート系あれこれ »

画鬼・暁斎—KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル

青い日記帳×「画鬼・暁斎展」 ブロガー・特別内覧会に参加
してきました。
 
 
 
画鬼・暁斎—KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル
三菱一号館美術館
6/27-9/6
 
狂ってたのは、
俺か、
時代か?
 
このコピーがしびれる、暁斎展。
 
待ってましたの、青い日記帳×「画鬼・暁斎展」ブロガー・
特別内覧会に参加してきました。
アートブログ「弐代目・青い日記帳」と三菱一号館美術館の
コラボです。ありがとうございました。
 
弐代目・青い日記帳
 
 
河鍋暁斎、と言うとちょと変わった絵を描いている様な
イメージが強い画家です。ところが……実際に見てみると、
確かにそういう絵もありますが、作品の多くは至極まっとうで、
それもかなり上手い技法を持った画家。
狩野派の技法を学んで当時大人気だったらしいです。
※内覧会にて撮影は特別に許可を得ております。
 
 
さて、内覧会は館長さんの挨拶、青い日記帳 Takさんと野口
学芸員さんのトークや解説などから始まります。
後、今回、暁斎の絵を使ったアロハシャツの注文を受けて
いるそうです。
 
展覧会は暁斎に弟子入りした建築家のコンドルの紹介から。
外国人のコンドルが弟子入りする位、当時の暁斎の人気は
凄かったのですね。
20150806_18_59_56 20150806_19_05_37
この三菱一号館も元はコンドルの設計。こういうつながりで
この美術館で暁斎展をやるという事なんですね。
図面やコンドルが設計した鹿鳴館の階段などが展示されて
いました。そしてコンドルの絵、これがまた上手いのですよ。
20150806_19_03_52
上の鯉の絵はコンドルが描いたもの。元になった絵があり、
師匠の暁斎が描いた鯉の絵の一部をトリミングしたような
ものとなっています。
20150806_19_26_17
この暁斎の鯉の絵がある大きな展示室はまさに真っ当な絵
の暁斎作品を見るのにふさわしいものです。コンドルが持っ
ていた絵が中心になっている様です。狩野派の技法を使った
絵画は暁斎の絵の上手さを充分に見せつけてくれます。
他にも絵日記なども展示されていました。山口晃さんの日記
を思い出してしまう様な、ほんわかなタッチの絵。
20150806_18_52_03 20150806_18_24_25
真っ当な技術の暁斎と言えば、暁斎の評判を決定づけた
絵があります。100円がらす、として有名な絵。
このカラスの絵で賞を取り、当時ではかなり高額な100円
と言う値段をつけた暁斎。カラスの絵に100円は高い、と
言われたが、今までの鍛錬に値段を付けたのだ、と答え
る暁斎だったという。
20150806_19_04_54
このカラスの絵、結局は銀座の飴で有名な榮太樓總本鋪
のご主人が買ったということです。
 
そして今回もう一つの目玉がメトロポリタン美術館所蔵の
作品がまとめてみる事が出来ること。
晩年の作品で様々な動物が描かれています。河鍋暁斎
記念美術館にあった下絵と比べながらみると面白いです。
蛙を捕まえた猫や蜥蜴を捕まえた兎などの絵の蛙や蜥蜴
の身もだえ具合がかなり楽しかった。
20150806_19_07_59 20150806_19_22_25
さて、間のコーナーには写真撮影コーナーが。
ここは普段でも撮影可能です。化け猫にたっぷりと驚か
されてください。
20150806_19_10_08
で、冒頭に、真っ当な絵が多いと描いたものの、暁斎の
変わったイメージと言うのは後半の展示でどんどん出て
きます。
好きなのは妖怪のコーナー。大騒ぎの妖怪たち!
20150806_19_11_36 20150806_19_12_07
小さいころ川で生首を拾った暁斎は、絵をかくためにそれ
を持ち帰ったらしいです(他にも絵に夢中になるエピソード
が山ほどあります、そこで画鬼と呼ばれることに)。
その生首を見て描いたのではないかと言う位に生々しい
生首が描かれている狼の絵。
20150806_19_14_49
放屁合戦や蛙の放水合戦などの、頭の中を覗いて見たい
ような絵も。他にも春画コーナーもあります!
カニの宴(?)の絵、猫がナマズを狙う絵(この2枚は私は
特にお気に入りです)、脚をちら見せする美人の絵、蛙の
相撲を見る美人の絵(こちらも脚が少し……)という具合
に発想が面白い絵がたくさんありました。
※なんと、内覧会にカニの宴の絵をモチーフにした帯を
 した和服の方が。初めは暁斎の絵だと知らずに作って
 もらったようです。今回、この絵と対面できて喜んで
 いました。
正直、とっつきにくい人かな?と思っていた暁斎、実は
結構、親しみやすい人だったのですね、と思わせる様な
そんな展覧会でした!
 
 
ちなみに……この内覧会に先駆けて7/2に新宿伊勢丹
で今回の野口学芸員とTakさんのちょっと変わった
トークショーがありました。
新宿伊勢丹とゲーム「明治東京恋伽」コラボコーナー、
 
和の事はじめ×めいたん呉服店
なんとここに三菱一号館が参加してのトークショーです。
このゲーム、菱田春草などの歴史上の人物がイケメン
として登場。現代から迷い込んでしまった芽衣ちゃん
が恋をしていくというもの。
菱田春草について、そしておおよそ同年代(少し上)の
暁斎を絡めたトーク。また、芽衣ちゃんが迷い込むのが
鹿鳴館ということでも設計コンドルつながりでもあり。
20150702_17_56_09 20150702_18_05_13
こういう「如何にも美術」とは違ったトークは、また楽し
かったです。

|

« ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム展 | トップページ | 7月前半に行ったアート系あれこれ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/38654/62056369

この記事へのトラックバック一覧です: 画鬼・暁斎—KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル:

« ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム展 | トップページ | 7月前半に行ったアート系あれこれ »