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『あえかなる部屋 内藤礼と、光たち』感想:A面

中村佑子監督の『あえかなる部屋 内藤礼と、光たち』と
言う映画の完成披露試写会に参加してきました。
美術家、内藤礼さんのドキュメンタリー映画です。
 
 
映画『あえかなる部屋 内藤礼と、光たち』公式サイト
 
私が大好きなアーティスト内藤礼さん、及び礼さんの作品に
向き合った中村佑子監督の映画。
この映画のクラウドファンディングに参加していたので完成
披露試写会に行ってきました。
 
映画『あえかなる部屋 内藤礼と、光たち』
クラウドファンディング
 
ちなみに『あえかなる部屋 内藤礼と、光たち』の劇場公開
は9月頃、渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国順次
公開予定との事です。
20150530_12_43_52_2
 
 
さて、この映画の感想、どう書こう?
 
これ、形式としては内藤礼さんのドキュメンタリー映画です
が、結果、ドキュメンタリーであることをやめてしまった面も
あります。それが何故かはこの映画を見て頂くとして……。
 
美術家、内藤礼さんのドキュメンタリー映画からどこに行き
ついたかと言うと……内藤礼さんの「作品」に対峙する人の
ドキュメンタリー映画になっているのです。
でもそれが結果、また内藤礼さんの映画に戻っていく訳で。
 
Page_photo2_2(豊島美術館HPより)
 
アーティスト・内藤礼さんの作品《母型》。そして建築家・
西沢立衛さんが《母型》の為だけに設計した豊島美術館。
 
豊島美術館《母型》を体験する5人の女性たちが画面に映し
出されます。年齢もバラバラな5人の女性には生活があり、
悩みがあり、考えがあり、その中で《母型》に接していく。
Page_photo3_2(豊島美術館HPより)
 
と、まぁ、どんな映画かと文字で説明すればこうなります。
 
 
ただね、内藤礼さんの作品を幾つか経験した身となっては
これはもう内藤礼さんの映画でも、5人の女性の映画でも
ありません。私が内藤礼さんの作品を体感した時の感情や
状況、楽しい時も悲しい事も、笑っていた時も泣きそうな
時も、それらの感情を思い浮かべ、結果自分に対峙する事
になる映画なのです。知らないうちに映画を見ながら私は
私自身と対峙していました。
20141121_20_08_52_2(庭園美術館展示より)
 
内藤礼さんの作品を体感したことない人がこの映画を見た
ら、一体どう感じるのだろう?知りたいけど、それを想像
できないくらいに内藤礼さんの作品を見た時の感情は私の
中に入ってきてしまっています。
 
ここで、私が初めて内藤さんの作品を見たのが……と書き
初めても良いのですが、それをやってしまうとそれが中心
になってしまうので、それは「B面」として別のエントリ
で展開する事にします。自分の事晒すの難しいですよね。
20141209_16_57_13_2(庭園美術館展示より)
 
 
 
つまり、それだけ内藤礼さんの作品は人の心に沁み込み、
感情を揺さぶるものなのです。それを見た5人の女性の心
が映画になるように。その作品を体感した5人の女性の心
の動きを見ていたら、こちらの心が動いてしまうほどに。
作品を体感していながらも結果として自分と対峙すること
になるほどに。
 
 
と……これだけなんだかんだ書いてて、実は豊島美術館に
まだ行ってないのですよ,、私。行かねば!
写真集は持っています。
Photo(豊島美術館写真集)
 
 
でもさ、これ、この映画、5人の女性たちを描いている様
に見えるけど、監督の中村さんが自分に対峙している映画
にも見えますね。きっと……
 

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