ブリヂストン美術館:ベスト・オブ・ザ・ベスト/トークショー「ベスト展にみる日本近代洋画の魅力ー青木繁を中心に」
ブリヂストン美術館でベスト・オブ・ザ・ベスト展のトークショー
「ベスト展にみる日本近代洋画の魅力ー青木繁を中心に」
に参加してきました。
ベスト・オブ・ザ・ベスト
ブリヂストン美術館
1/31-5/17
ビルの建て替えによりしばらく休館となるブリヂストン美術館。
オープンは2019年か2020年くらいになるのか。
その閉館前の記念的展覧会として、これぞブリヂストン美の
コレクションだ!と言うべきものを選び抜いたのがその名も
ベスト・オブ・ザ・ベスト展。
そのベスト展でのトークショー、6次元のナカムラクニオさんが
聞き役となり、企画者の貝塚健学芸部長が夜の美術館を
舞台に作品の説明をするというイベントに参加してきました。
トークショー
「ベスト展にみる日本近代洋画の魅力ー青木繁を中心に」
※撮影はこのイベント限定で許可頂いております。
ブリヂストン美術館は日本でもかなり古い美術館の一つ。
コンクリートの耐久性などにより今回建て替え。
この空間も見納めですね……。
ベスト展、外のショーウィンドウも目玉作品オンパレード。
まずは歴史コーナー、実業家、石橋正二郎さんは石橋さんの
先生であった坂本繁二郎さんのアドバイスで青木繁さんの絵
を集める事になる。
第一回目の展覧会のポスター。今回のベスト展のポスター
もこれを意識している……?あとは当初のロゴマーク。
ブリヂストン美術館の今までの入場者数ベスト3
01年ルノワール展
94年モネ展
82年レンブラント展
そしてブリヂストン美術館の歴史の中でもセンセーショナルな
出来事の一つ。ピカソの絵の落札。
作品展示の方に移り、マネやモネの絵の説明。
マネの自画像は世界にもう一点あるが、普段は見る事が出来
ないので、ここでこれを見る事が出来るのは貴重。
そしてモネ作品5連続が凄い!作風の変化も見る事ができる。
ブリヂストン美術館と言えば、でこの作品を思う人は多いのでは
ないでしょうか?ルノワールの少女の絵。
これはブリヂストン美術館らしい景色ですね。所蔵品の中で
最も人気があり、絵葉書で一番売れているのがこれだとか。
また、この写真とは別のものですが初めて日本人が買った
ルノワールがこの美術館にあるそうです。
本人より可愛く描いて依頼主に気に入られる技術を持ってる
ルノワール。確かに出てくる少女たちがかわいいです。
下の右側の絵、6次元ナカムラクニオさん曰くキャリーぱみゅ
ぱみゅに似てない?と。現代的な顔立ちではあります。
さてモロー、ルドンの向こうに青木繁を観る。次は日本近代
洋画のコーナー。
片隅に見える青木繁の海の絵はモネの海の絵の様な
描き方。他にも古事記を題材にした青木繁の絵もあり。
こちらはラファエル前派の影響を受けただろう作風。
そして青木繁『海の幸』、やはりこの絵は大人気。
藤島武二『黒扇』も有名です。美女は見ていていいですね。
ここら辺は貝塚健学芸部長の専門分野で説明にも熱が入る。
この後、藤田嗣治などの日本美術、西洋近代美術では
セザンヌやピカソ、戦後美術としてフォートリエ、スーラージュ、
ザオ・ウーキー、ポロックなどの展示が続きます。
写真撮影可能なイベントとしては閉館前最後。
ナカムラクニオさんとブリヂストン美術館の学芸部の方々で
記念撮影。ナカムラさんもブリヂストン美術館には深く思い
入れがあるという事でした。
入れがあるという事でした。
一時閉館記念メモリアルルームも。熱いメッセージを書いて
く方もいるとか。昔デートで来て、今回は夫婦で来たとか。
イイなぁ……(しみじみ)。
また4月27日から東京駅や表参道でブリヂストン美術館一時
閉館の案内を兼ねたストリートミュージアム展開をするとの事。
期間限定の案内らしいので見落とさない様にせねば!
この風景も本当に見納め。5月17日まで。
| 固定リンク
コメント