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新印象派(東京都美術館)&点描ナイト(6次元)

東京都美術館、新印象派―光と色のドラマを見てきました。
また、荻窪6次元で行われた「点描ナイト」のトークショーに
も行ってきました。
 

新印象派―光と色のドラマ
http://www.tobikan.jp/exhibition/h26_neoimpressionism.html
東京都美術館
1/24-3/29

印象派のモネなどから派生して、そこに光学原理的な
考え方や色彩理論を取り込み、点で色を置いて描く
点描画の手法を推し進めた、それが新印象派。
絵具を混ぜると暗くなるので、明るいまま見せるには
色を点で配置していけば人の目に景色として見える、
そんなブラウン管テレビ(たとえが古いですね)の構成
を絵画で先だってやっていた人たち。

新印象派としてはスーラ、シニャックが有名です。
その後フランスやベルギーで展開されていくのですが
個人的にはリュスの作品に惹かれました。
夕景に浮かぶ街、煙突。夜になる頃の川べり。
リュスの作品は点描の良さを上手く出しているので、
点描の違和感を感じさせません。

他には1点だけあったモリゾは好きでした。
シニャックはサントロペに行ってからの絵がその明るさ
が点描にあう感じです。輝く海とかは点描ならでは。

シニャックよりもスーラの方が個人て見には美しいと
思う絵が多かったですね。

最後の方でクロスの絵がどんどんあっちの方向へ行っ
てしまって・・・楽しいです。

展覧会自体もマネから始まり、最後にマティスまで展開
していくところが物語性を感じさせました。

 

そして、新印象派展を記念して荻窪6次元で開催された
「点描ナイト」。東京都美術館の学芸員、大橋菜都子さん
と6次元のナカムラクニオさんのトークショー。

6次元
www.6jigen.com/

展覧会の構成、インスピレーションの印象派に対して
体系的で科学的な技法の新印象派(と自分達で言って
いたらしい)について、シニャックはお金持ちだった、
スーラは点描のストレスで亡くなったという噂も・・・、
浮世絵の点描から影響を受けた面もあるかも、等の
楽しい話が出てました。
20150205_19_38_05  20150205_20_09_58

展示にもあったパレットの比較、スーラやシニャックの
次の世代できになるクロスやリュスなどの話。
絵を近くではなく遠くで見てほしいとシニャックなどが
言っていたという話も。

20150205_19_53_47 20150205_20_11_54

絵を混ぜずに配置していくことのイメージを実際に見て
みること(エクセルで作られたそうです!)。
※ただ、画面では発光しているので目で見ると色が
 混ざって見えます。実際の点描は色を引き立たせる
 ために捕色を使うので絵とは少し見え方は違います。

20150205_20_14_59 20150205_20_15_21

最後にナカムラさんが砂絵や浮世絵、モザイク絵などを
取り上げながら、イームズの「powers of ten」をネタにし
て身の回りの「点」について話を広げていました。

もう一度、見に行って、前とは全く違う見方をしてもいい
かな、と思いました。

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