« ブルーノ・タウト「熱海の家」 | トップページ | 光琳アート -光琳と現代美術- »

隈研吾「水/ガラス」

熱海(MOA美術館目的)へ皆で遊びに行ってきました。

その際に前のエントリで書いたブルーノ・タウト「熱海の家」、
そしてその隣にある隈研吾設計「水/ガラス」を見て来ました。

という事で「水/ガラス」エントリです。

ATAMI海峯楼(隈研吾「水/ガラス」)
http://kkaa.co.jp/works/architecture/water-glass/
http://www.atamikaihourou.jp/gallery/

こちらは元々企業のゲストハウスとして使われていたのです
が今は4部屋だけの旅館としての営業をしております。

高級旅館「ATAMI海峯楼」
http://www.atamikaihourou.jp/

20150208_13_10_08

特に一般公開している訳ではありませんが、問い合わせを
すれば空いている時間なら中を見せて頂けます。
チャックアウト後、次の用意の前までという事で13時前後が
一番見学しても大丈夫な時間という感じでした。

私たちが行ったときは係の方がご案内してくれ、宿泊部屋
もお客さんが泊まっている一部屋以外の三部屋も見せて
頂けました。

まずはここですよね・・・建物の3階部分になります。
※ちなみにエントランスは2階部分から入ります。

ガラスのウォーターバルコニー。部屋の向こうは海景色。
この部屋と外を区切るのはガラスの壁と水の縁側。

20150208_13_07_50

透明なガラス、そして水の縁側によって境界を気にし無い
様にしているこの部分は設計者の隈研吾さんのタウトへ
のオマージュだという事です。隣にあるタウト設計の家、
熱海の家(旧日向別邸)を意識した上での設計です。

このフロアにある客室は下のフロアの客室より広い一つ
ランク上のもの、ラグジュアリースイートが二部屋。
かなりゆったり、そして景色も素晴らしかったです。
ここに泊まればガラスのウォーターバルコニーで食事を
する事もできるようです。

20150208_13_07_30

ワンフロア下の2階部分(エントランス部分)にある部屋は
二部屋あって和室一つと洋室一つ。こちらも素敵な部屋。

20150208_12_58_43 20150208_12_59_07

2階部分にはダイニングがあり、千住博さんの絵などが
飾ってありました。階段部分にワイヤーでの縁切り。

20150208_13_00_13 20150208_12_55_16

1階部分に大広間とお風呂。大広間には狩野派の
故徳力富吉郎氏の金襖。
その奥には狩野智宏氏のガラスオブジェ。

20150208_12_49_06 20150208_12_53_26

これは隣のタウト設計の家と併せて必見ですね。
ただ、旅館営業をしているのでいきなり行っても見る事
が出来ないこともあると思います。見る事が出来る時間
も限定されていますので、事前に確認をしてみて下さい。

 

 

|

« ブルーノ・タウト「熱海の家」 | トップページ | 光琳アート -光琳と現代美術- »

コメント

海峯楼、見学することができるのですね。
何人かで、計画ができないかなと思ったことがあるのですが、
団体は無理だろうと諦めてました。

旧日向別邸も4回ほど訪れました。
隈研吾氏は、海峯楼をブルーノタウトのオマージュとして建てたと言われていますが、
素朴な疑問として本当なんだろうか・・・・と思いながら、
泊まってみました。

オマージュと言いながら対抗では?(笑)
コンセプトを拝借しつつ、完全に超えていると感じました。

旧日向別邸の宙に浮く階段、えっ? って感じで大げさすぎ~って(笑)

投稿: コロコロ | 2016/01/21 14:00

コロコロさま
こちらにもコメントありがとうございます。確かにオマージュはオマージュとしても、そこそこ対抗意識燃やしてたかもしれませんね。見学はお客様チェックアウト後で空いている部屋と共用部のみ、と言う条件で出来ました。連泊状況などにも寄るとは思います。電話で聞いたらとても親切な対応してくれました。泊まったことがあるとはうらやましい。一度泊まってみたいです。

投稿: KIN | 2016/01/21 17:31

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 隈研吾「水/ガラス」:

« ブルーノ・タウト「熱海の家」 | トップページ | 光琳アート -光琳と現代美術- »