17th DOMANI・明日展
国立新美術館にDOMANI・明日展を見に行ってきました。
17th DOMANI・明日展
http://domani-ten.com/
国立新美術館
2014/12/13-2015/1/25
ARTISTS
青木 克世/紙川 千亜妃/小林 俊哉/岩崎 貴宏/
梶浦 聖子/濱田 富貴/和田 淳/入江 明日香/
奥谷 太一/北野 謙/古武家 賢太郎/関根 直子
CONSERVATOR
北野 珠子/野村 悠里/邊牟木 尚美
いつもは個々の作品はともかく全体的に少し散漫
なイメージが残るDOMANI展ですが、今年は結構
良かったです。作品への好き嫌いはありますが、
何か展覧会として芯がある様に見えました。
修復家の3人の方の紹介があったのもいつもと少し
違う所でした。修復家の作業内容などは普段見る
機会がないのでなかなか面白かったです。
気になった作品を幾つかメモします。
和田 淳さん、アニメ作家さんです。この方の作品は
前から好きで、TOKYO LOOPなどのDVDで見た事
がありました。他にも結構活躍されていたのですね。
独特の世界観は好きな人にはたまらないですね。
入江 明日香さん。この型の作品イラスト的に見える
かもしれませんが実は銅版画なんです。きめ細やか
で素敵な美人像を和風の世界観を混ぜて今この世
に描く銅版画、っていうだけでも素晴らしいですよね?
岩崎 貴宏さんは雑巾を元にしてコンビナートに作り
上げたり、水に映った金閣寺などを立体でつくり上げ
たり、今までも何度か見た事ありますが、一度見たら
忘れられない様な作品を創る方。
青木 克世さんは陶芸、ですが装飾的な作品が素晴らしい。
骸骨をモチーフにしたりゴシック的な要素などもあり、ここ
まで装飾系に特化した陶芸作品はそうそうないですよね。
小林 俊哉さんの絵画は普通に花弁や鳥などを描いている
様に見えますが地の黒に黒い影が描かれている。それが
花の本体だったり、鳥が止まる花だったり、見えないのに
見える、そんな影が良かった。
紙川 千亜妃さんの作品。好きなタイプのものではないか
もしれませんが、印象に残る強烈さは凄い。インパクト大。
濱田 富貴さん、こちらも銅版画。実はこの方の作品、私は
正直言って良くわからない。でもなんだか気になる。
いや、作品としてはわからないけど好きなんですね。
何が?とかどこが?と言っても良く説明できないのですが
なんか好きなんです。気になるんです。なんでだろう?
と、作品自体は相も変わらずバラバラではありますが、
全体的な質のレベルが均一になっているDOMANI展
と言うイメージでした。誰かしっかりキュレーションでも
したのだろうか?とも思いましたが・・・。
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