パスキン展 -生誕130年 エコール・ド・パリの貴公子-
パナソニック 汐留ミュージアムにパスキン展をみてきました。
パスキン展 -生誕130年 エコール・ド・パリの貴公子-
http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/15/150117/index.html
パナソニック 汐留ミュージアム
1/17-3/29
内覧会に参加してきました。
※写真は美術館の許可を得て撮影しております。
エコール・ド・パリの貴公子・・・入口に写真がありますが
この人本当にイケメンですね・・・それでいてあまりお金
に困っていなかったとか言う。他のお金のない画家へ
援助していたりもしていたとか・・・どれだけモテるの
でしょうか?この方。
それがゆえか妻とそれとは別の恋仲の女性の間に
挟まれ悩み自殺すると言う結果に至った方・・・。
さて、作品の方は初めの3章まではミュンヘン、パリ、
アメリカを渡り歩いた1920年までの時代。
この頃のぼんやりしたブラウンの感じは地味では
ありますが、とても風合いある感じの絵です。
そして4章以降がボリューム的にもメインの展示です。
パリのモンマルトルでの華やかで狂瀾の時代。
ここら辺にはスケッチや版画などもありました。パスキン
が挿画を描いたシンデレラの本も!
そして最後の部屋がまさにエコール・ド・パリのイメージ。
色も明るく華やかな絵画たち。これは見ごたえあり。
パスキンの絵は「真珠母色の時代」と称されたようです。
この写真の一番手前のやつ好きでした。娼婦を描いた
ものだったでしょうか?絵の中の女性の視線が強く付き
刺さってきます。
そして一番の名作がこの手前の絵。
「テーブルのリシューの肖像」
大事に描かれたのが判ります。一目見ていい絵だな、
と思いました。
ただ、この絵に描かれているリシューは愛人で、昔の
絵のモデル時代からしばらくして再び出会い、お互い
家族がいる身で恋におち、悩み、結果パスキンは
自殺をするのです。そういう元になった絵である。
モテて育ちが良かった故からの悩みでしょうか?
ああ、私はモテなくて良かった、と・・・言いつつ、
なんか悔しいのは何故?
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