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赤瀬川原平の芸術原論/高松次郎ミステリーズ/奈良原一高 王国

ハイレッドセンター追悼的な気分で見てきたのが、

千葉市美術館で見た
赤瀬川原平の芸術原論

東京国立近代美術館で見た
高松次郎ミステリーズ
奈良原一高 王国
所蔵作品展 「MOMAT コレクション」

となります。

 

少し前に亡くなった赤瀬川原平さん。この千葉市美術館の
展覧会は亡くなる前から企画されていたのですが図らずとも
この展覧会が追悼展となってしまいました。
ただ、それに恥じないくらいの中身の濃い展覧会です。
そして赤瀬川さんと一緒にハイレッドセンターとして活動して
いた高松次郎さんの展覧会も東京国立近代美術館で実施
されていると言う事で併せてみてきました。

 

赤瀬川原平の芸術原論 1960年代から現在まで
http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2014/1028/1028.html
千葉市美術館
10/28-12/23

Img_0179

細かくは言えないし、簡単に説明できる作品や展示でもないかと。
とにかく読ませる作品(文字通りではなく作品から何かを読みとる
と言う意味)が多く、作品数も凄く多い展覧会です。
立体や絵画だけでなく、漫画、イラスト、写真など様々な形態の物
が展示されています。

正直言うと少し頭がつかれました。見るのに。
そだだけのエネルギーが作品に、赤瀬川さんと言う人にあったの
だと思います。

作家活動もされていて芥川賞まで取った方です。ただ様々な表現
を手当たり次第にしていたわけではなくアイデアやコンセプトを
重視して、様々な表現を試していったのでしょう。それで描く表現
で良い実績を残してしまうのですから、かなり優れた方なんだと
思います。

作家と言うよりも活動家と言う方が正しいと思います。

千円札事件に関してもそうですし、私なんかの建築好きにとって
はトマソンや路上観察学会は素人でも楽しめる遊びとして有名な
活動です(まぁ、正直ここは展示向きとは言えませんが)。

色々と考えさせれれる展示です。

 

 

高松次郎ミステリーズ
http://www.momat.go.jp/Honkan/takamatsujiro/index.html
東京国立近代美術館
12/2-2015/3/1

赤瀬川さんと一緒にハイレッドセンターとして活動してました。

個人的には赤瀬川さんよりも高松次郎さんの作品お好きで
したが改めて違う面などについても考えさせられました。

高松さんの作品と言うと「影」「紐」などが有名ですが、この
展覧会、初めのコーナーで影を使って作品を体感する
コーナーがありました。いや、紐でなくて良かったですね。
紐を使ってどんな不埒な輩が・・・(略)。

二つに重なる影の実験のコーナー。例の高松さんの名作を
目指して見ましたが、うん、似てないです。難しい。

Img_0225

 

巨大な靴の影。いえ、遊んでいる訳ではないですよ!真面目
に作品への考察をですね・・・(略)。

Img_0224

ぶら下がる椅子。3次元を2次元に投影する影。椅子が回転する
ことで、影にも3次元の要素が産まれてくる。

Img_0223

と、この後、展示作品が並び、今回は3人のキュレーターさんが
時代に沿って3つに分けてキュレーションしたり、会場構成を
トラフがやっている(最後に上から俯瞰して会場全体を見る台が
ありますがそこら辺でしょう)などの話題がある展覧会です。

影の絵、紐を使った展示、パースのついた家具など様々な作品
がありますが、とにかくコンセプト重視の方です。
コンセプトに満足したら、作品として理解できなくてもイイ、位の
考え方ではないかと思ってしまいます。
考え方がわかる様に様々なスケッチや解説が会場内にあり
ますがそれを読まないと判りにくい作品が多いですね。

コンセプト的なところが強いのは赤瀬川さんと似てますが、その
アウトプットの仕方はだいぶ違うと思いました。

次元の階層、非実在、遠近法などを様々な手法で表現。
違う意味で見ていて考えさせられて、頭が疲れる感じもあります。 

 

奈良原一高 王国
http://www.momat.go.jp/Honkan/naraharaikko/index.html
東京国立近代美術館
11/18-2015/3/1

修道院と刑務所の展示。個人的には刑務所の方が非日常が
強くて好きでした。何気なく見ていると、ふとハッと惹かれる
ものが出てくる。またしばらくボーっと見ていると、またハッと
する、と言う繰り返しな感じでした・・・。

 

所蔵作品展 「MOMAT コレクション」
http://www.momat.go.jp/Honkan/permanent20141111.html

ハイレッドセンター、赤瀬川さんと高松さん・・・残る中西夏之
さんの作品などもありました。

そしてこれがあの高額で買ったと言うセザンヌ・・・。

Img_0226

 

うーん、レオナールフジタのネコでも見て頭を冷やしましょう。

Img_0239 Img_0240

アッカ島の惨劇の中でひっそりと咲こうとしているツボミも。
Img_0241

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