ナショナル・ギャラリー 英国の至宝
「青い日記帳」×「ナショナル・ギャラリー 英国の至宝」
ブロガー試写会&トークイベントに参加してきました。
藤原えりみさん+青い日記帳のTakさんのトークショー
付きと言う贅沢な試写会です。
ナショナル・ギャラリー 英国の至宝
http://www.cetera.co.jp/treasure/
2015年1月17日より Bunkamuraル・シネマほかにて
ナショナル・ギャラリー 英国の至宝facebookページ
https://www.facebook.com/NationalGalleryTreasure
「青い日記帳」×「ナショナル・ギャラリー 英国の至宝」
ブロガー試写会&トークイベントに参加してきました。
試写を見てその後に藤原えりみさん+青い日記帳の
Takさんのトークショーを聞くと言うもの。
まずは映画を見ます・・・3時間もの映画、そしてなに
よりも内容が濃い!情報が多い!
この位の情報量が詰め込まれた感じは久々で頭が
疲れたのと見たと言う充実さが襲ってきます。
トークショーでも言っていましたが、二度見ないと頭に
入らないかもしれません。見ていて、あ、このセリフや
このシーンをブログに書こうか、と思いながら見ていた
のですが新しい情報がどんどん入ってくるので、いや、
その情報もう覚えてません、ってくらい。
ええ、私の頭のメモリ不足が原因ですが・・・苦笑。
映画を見ながらメモは取れなかったのでトークショー
を追いかけたメモとして以下展開してみると・・・。
藤原えりみさんは2回目だそうで、やはり2回目の方に
一回目に追いかかられなかった細かいシーンを見直
すことが出来たそうです。
それでもまだ見落とした点もあるので何度見ても新し
い情報がある映画だと。
Takさんは熱くギャラリートークする人の語り方が気に
なったそうです。本当に熱く、そして聞く人が興味を持つ
ような工夫、演出をしながら話しています。えりみさんも
言っていましたが、聞く人(大人か、子供か、先生か)に
よっても使い分け、表現もググッと入り込めるような
話し方をしています。
※昔、この美術館に行ったTakさんがフェルメールが
好きなあまりに取った行動が・・・などのオフレコ話も。
他にも美術館の中の人たちの議論、掃除のおじさん、
展覧会を作り上げる人、照明の調整、修復の考え方、
ヌードデッサンの教室、なんと額縁の修復の人まで!
様々な裏側を見せてくれます。
えりみさんは日本の美術館などの関係者(館の人、
修復の人、展示や照明の人、教育普及の人など)
にこの映画の感想を聞いてみたいと言っていました。
えりみさん、Takさんが口をそろえて言っていたのが
この映画は美術館の裏側や議論など普段見ること出来
ない、行っても見えないところが見える映画である。
ただし、単なる美術館の裏側見せます映画では無く、
監督さんは絵への取り組みや考え方など大事なことを
しっかり抜き出している。と言う事。
この映画のワイズマン監督、ドキュメンタリーで有名な
監督だけあって、本当にうまくつなぎ合わせてます。
初めの方で出ていた説明や映像、議論などに関わる
事が途中や後半になって絵やそのシーンが出てきて
ああ、こうつながっているのか!となったり。
一番の見どころとしては最後のシーンの終わり方。
ロイヤルバレエ団がティツィアーノの絵の前で踊る
シーン。
えりみさんはデ・クーニングが言った言葉「油絵の具
は肉体を描くための物」と言うのをj引き合いに出して、
その言葉を思い出す様なシーンだと言っていました。
ティツィアーノが描いた肉体と、バレエと言う肉体
が揃うことによるメタファーとしての最高のシーンだと。
最後があのバレエのシーンで終わることで、この映画の
意味がまた伝わってくる。ただの記録映画でないことが
わかる。ワイズマン監督の目指すことがわかる映画に
なってる。と言う形で締めくくられました。
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