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小林孝亘展 ―私たちを夢見る夢/横須賀美術館平成26年度 第4期所蔵品展

急遽思い立ち、横須賀美術館で小林孝亘展とコレクション展
を見に行ってきました。

 

いや、遠いですね。横須賀美術館。でも、行くだけの価値
はある建物と展覧会でした。

とても天気が良く気持ちよい。
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この美術館の屋上からは海が見えて本当に気持ち良い。
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ここのサイン、デザインが廣村正彰さん。とても好きです。
(建築設計は山本理顕さん)
以前にここのサインだけのエントリ書きました。
横須賀美術館、其の壱:サイン編
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2009/06/post-8330.html

Img_0788

 

さて、展覧会ですが・・・

小林孝亘展 ―私たちを夢見る夢
http://www.yokosuka-moa.jp/exhibit/kikaku/1404.html
横須賀美術館
 
ちなみにこのチラシも凝ったつくりです。薄いトレペのような
紙を見開きで使い、裏印刷の透けた感で文字を表してます。
見開きはほぼ情報がないのでそのためだけに見開き造り
にしたのですね。贅沢。
Img_0818
 
展示は初期のころの作品から最新作までずらっと作品が
並んでいて、各部屋ごとにテーマを設けているようです。
 
初期のころの作品は、今とは全然タッチが違います。
それでいて雰囲気は今の感じも残っているので不思議。
テーマは「潜水艦」。自分に潜水艦を当てはめて居た様
ですね。自画像のような物でしょうか?幾つかの同じ絵
に描かれていた落下するフルーツは何かのメタファー?
 
水飲み場の絵も、なんでこれ描いたのだろうか?と。
図録の文を読むと、潜水艦から脱したきっかけの作品
だったようです。
次のテーマは「光」でしょうか?柔らかいグラデーション
のかかった光。ぼんやりとしたそれは車のテールランプ
あり、炭火あり、溶接あり、電球ありと様々です。
全て柔らかく光ってます。この柔らかなグラデーション
が小林さんの絵の特徴な気がします。
 
そしてライフワークのような「枕」。描いている時代が
違っても同じモチーフ、そして違う描き方。
 
人と生物などが交互に出てくる部屋も面白い。
既に小林さんの代名詞となっているあの人の顔。
その奥にある皿の部屋も目を惹きます。
展覧会としては異質な感じの部屋。食べた物の写真
は小林さんご本人が撮影しているようです。
異質な感じなだけにここから何を読み取るかを試さ
れているようですね。
 
そしてノートやスケッチなどの通路が、小林さんの頭の
中を覗いているようで面白い。いろいろとこねくり回した
り思い浮かんだりする様子が見えます。
 
 
最後の森の部屋、最新作です。
また、入口に大きな涅槃像のような絵もあるのを忘れ
ずに(と言っても絶対に目に入りますけどね、笑)。
 
 
 
11/15-12/23
平成26年度 第4期所蔵品展
http://www.yokosuka-moa.jp/exhibit/josetu/sho1404.html
横須賀美術館
12/20-2015/4/19
 
コレクション展では幾つかの特別展示が見どころ。
前田昌良さん、吉田多最さん、朝井閑右衛門さんの部屋が
ありました。
 
特に気になったのは「前田昌良―小さな動く彫刻の世界」
の部屋。立体人形などの造形作品ですが、幾つか本の
表紙になった作品などもあり、見た事あるものも。
 
 

 

建物の話に戻ると螺旋階段を上るときに見える屋根裏が
ここは必見です!これわざと見せてます。
Img_0809

 

後は屋外にある手洗い場も私は好きなデザイン。帰りには
谷間を通っていきたいですね。

Img_0816 Img_0817

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