せいのもとで lifescape
私が大好きな作家さんである須田悦弘さんがキュレーションを
務めた展覧会「せいのもとで lifescape」を資生堂ギャラリー
で見てきました。
せいのもとで lifescape
http://www.shiseidogroup.jp/gallery/exhibition/index.html
資生堂ギャラリー
9/5-10/12
資生堂の社名の由来「至哉坤元 万物資生」と言う言葉から始まる
この展覧会、タイトルも資生→生の資、せいのもと、となってます。
HPにこう書いてありました。
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シンボルマークの「花椿」や、主要なデザインモチーフである
「唐草文様」 は、この「万物資生」の意味を視覚化し、季節が
巡るごとに新しい命を芽吹く植物の生命力を表現するアイコン
でもあります。
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この「せいのもとで lifescape」展は「万物資生」の世界観を、
展覧会を通じて表現する試みだという事です。
そしてそのテーマに相応しいと言えるでしょう、木彫り彫刻で
精細な植物の作品を作る須田悦弘さんがキュレーションを務め
ています。また自らの作品も展示されます。
もう須田ファンにとっては見逃せない展覧会です。
まずは須田さんの作品は今回は5点。
椿が4点あって、判りやすいところに2点、判りにくいけど前の
この場所での個展の時にも飾っていたところに1点。後は隣りの
ザ・ギンザに1点ありました。
そしてこれも前に展示されてました資生堂の花椿マークを須田
さんが彫ったものもあります。
他の作家さんは
Christiane Löhrさん
志村ふくみ・洋子さん
佐野玉緒(珠寳)さん
宮島達男さん
と言うラインナップ。
クリスティアーネ・レーアさんの自然物を素材にしたもの達、
珠寳さんが銀閣等で生けた花の映像、宮島達男さんのミラー
面に移るデジタルカウンターの儚さなどの展示がありました
が・・・私が一番好きだったのは志村ふくみ・洋子さんの
インスタレーションでした。
草木染めの人間国宝・志村ふくみさん、、そしてその娘の
洋子さんは織り上げた着物ではな、着物になる前、そう糸を
、糸そのものをとても美しく見せていました。
色のグラデーションがついた糸がおぼろげながら光を通して
空間を構成するさまは、これが「せいのもと」かと思う様な
インスタレーションになっていました。
これは見逃せない展覧会です。
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